[イベントレポート]AWS現役SAが語る。生成AIの最前線
「AIに悩み相談をする」
「テキストから画像を生成する」
「事務処理をAIにやってもらう」
chatGPTをはじめとする生成AIは、私たちの生活や仕事を大きく変えようとしています。
そんな中、システム開発の代表的プラットフォーム、AWSがどのように生成AIにアプローチをするのか気になる方も多いのではないでしょうか。
2023/10/28日に行われた「AWS Tech Talk Night」では、AWSの専門家による生成AIの動向を紹介。
後半では、AWS社員のキャリアと働き方についてのセッションがありました。
今回のnoteでは、イベントの様子をレポートとしてお届けします。
「生成系AI×AWSサービスの最前線を伝える」の開催の目的
今回のイベントの開催目的は、システム開発の主流プラットフォームであるAWSの生成AIサービスについて紹介すること。
もう一つはAWSの専門家3人によるパネルディスカッションを通して、AWSでの働き方を知ってもらうということでした。
当日は上記のタイムテーブルによって進行。
本イベントは、平日の夜にも関わらず250名以上の人が参加したことからも、AWSへの注目度の高さが伺えます。
AWSの生成AI「Amazon Bedrock」は仕事を変える
まず最初のセッションは、AWSのソリューションアーキテクト(SA)石橋 香代子氏による、Amazon Bedrockについてのプレゼンテーションでした。
「Amazon Bedrock」とは、AWSが9月に一般公開した生成AIサービス。AWS上で主要な生成AIをシンプルに導入できます。
石橋氏は、「Amazon Bedrock」はセキュリティーが担保されていて、シンプルな仕組みで導入できることが利点だと述べていました。
サポートしている主要なサービスは以下です
・Antropic Claude
アメリカのスタートアップ企業「Anthropic」が作った生成AI。
chatGPTと同じ、テキストからテキストが返却されるAI。
こちらのサイトから無料で使用できる。
・Stable Diffusion
イギリスのスタートアップ企業「Stability AI」が作ったテキストから画像を生成するAI。
こちらのサイトから無料で画像生成できる。
実際に画像生成してみた。「宮崎駿風で、東京の街並みを描いてほしい」
(実際には英語で指示をする。artwork by hayao miyazaki, beautiful digital anime painting of tokyo )
・AI21 Labs
SEO対策に特化した記事や多言語対応に特化したAI
Amazon Bedrockにより、生成AIを使った開発が誰でもいつでもできるようになる。
登壇者紹介
会の後半からはAWSのソリューションアーキテクト(SA)3人を招いて、AWSの働き方についてディスカッションしてもらいました。
ソリューションアーキテクト(以下SA)とは、顧客の経営課題をAWSの幅広い知識を使って解決に導く職種です。
パネルディスカッション AWSの働き方
Q1 AWSに転職した理由は?
塚本さん:前職ではエンジニアとして5年ほど勤めていました。その中で使用していたAWSのサービスをもっと知れると思ったからです。自分自身も悩んでいたからこそ、お客様に寄り添った提案ができるのではないかと思い転職しました。
宮崎さん:私の場合は、AWSのSAになりたかったからということが大きいです。前職では開発よりの仕事をしていたのですが、もっとお客様に直接提案できる仕事をしたいと思っていました。その点AWSのSAはお客様に直接提案することが仕事なので選びました。北川さん: 自分はよりチャレンジングな仕事を求めて転職しましたね。自分にとってのチャレンジングとは、開発というよりも提案ベースな仕事のこと。SAはとにかくコミュニケーション能力が求められる仕事なので成長できると思いました。
Q2 前職の経験は役に立っている?
塚本さん:役に立ってます。前職では開発を中心に行なっていました。SAとしてお客様の立場や悩みが想像できるため、良い提案ができるとおもっています。
宮崎さん:前職での登壇経験が役に立っていますね。やはり今の仕事はお客様と話をすることがメインなので、わかりやすく伝えるということがスムーズにできている気がします。
Q3 スキルはどうやって身につけている?
北川さん: 週間AWSという雑誌を毎週読んでキャッチアップしています。AWSは200種類以上のサービスがあるので全てを網羅することは正直難しいです。なのでこまめに情報に接することと、わからない事はチームメイトに相談して仕事を進めています。
誰でも生成AIで開発ができる時代にワクワク
クラウドシェアNO1のAWS。そのAWSが生成AIのサービスを始めたことに素直にワクワクした。
生成AIを使ってどんな開発者でもアプリが作れる時代。
きっとこれから数年で想像もつかないようなアプリが誕生するのだろう。
これからの展望に期待が高まる。