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今こそ考えたい、ほんとうのビジネスとサステナビリティ

2020年1月のダボス会議で、セールスフォース・ドットコム米国本社のマーク・ベニオフ創業者兼CEOが「資本主義は死んだ」と語ったことで、各方面から注目された。

「かつての資本主義は、もう機能していません。株主利益の最大化のみを追求してきた結果、途方もない格差が広がり、地球は危機的な状況にあります」セールスフォース・ドットコム会長 兼 創設者、マーク・ベニオフ – ステークホルダー資本主義に関するパネルディスカッションより(セッション全体の動画はこちら(英語))。
「従来の資本主義では、ビジネスの本分は、ただビジネスに専念することでした。ビジネスが世界を変えるためのプラットフォームとなるのが、新しいステークホルダー資本主義なのです」マーク・ベニオフ – CNBCのインタビューより(インタビューの完全版はこちら(英語))。

2020.03.23 BY SALESFORCE
ダボス会議ハイライト ステークホルダー資本主義と持続可能な未来のビジョン

しかし、グローバルでステークホルダー資本主義をリードしているセールスフォース米国本社でも、「人種平等への取り組みが不十分」と一部の従業員や株主から批判されている現実がある。

ベニオフ氏をはじめ、ステークホルダー資本主義を言い出した経営者も、ジャーナリストから批判されている現実がある。2022年7月には、ニューヨークタイムズのピーター・グッドマン記者による著書の日本語訳が出版された(原書は米国で2022年1月に出版)。

そして日本法人のあり方は、果たしてステークホルダー資本主義と言えるものだったのか、疑問がある。社員を家族と考える「オハナカルチャー」をいいながら、障害者の雇用率は2009~2021年において大半の年で未達で、生産性本位の弱者切り捨てや優生思想を彷彿とさせるような「障害者差別と雇い止め」による労働事件訴訟が起きているのが現実である。

今回、デマや詭弁やウォッシュに惑わされることなく、ほんとうのビジネスとサステナビリティを考える動画や書籍をまとめた。

(Amazonアソシエイトプログラム利用)


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