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未知との遭遇 2 ~名に込められた魂の使命~

未知との遭遇1~名に込められた魂の使命~を読んでからお進み頂けたら嬉しいです!「未知との遭遇シリーズは全八回」を予定しております。こちらのシリーズは、途中までは無料で読めますが、互いが【神事】として描いたところ、個人情報が大きく出るな~と感じた所は有料記事とさせて頂きます。どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

未知との遭遇2は、1を読み、黒川さんが審神者して書いてくださいました。かなり勉強にもなるので、どうぞお楽しみください。最後は私が神和ぎして〆ているので、面白い掛け合いで紐解いている姿が楽しめるとも思います。

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名前とは、その人の魂が宿ると考えられ、万葉集の時代まで名前(諱=忌み名)を明かすことは、名前を知られてしまった相手に、魂を差し出すのと同等と考えられた。

『万葉集』の巻頭、雄略天皇御製が載るが、「籠(こ)もよ み籠(こ)持ち 掘串(ふくし)もよ み掘串(ぶくし)持ち この丘に 菜摘(なつ)ます児(こ) 家聞かな 名告(なの)らさね そらみつ 大和(やまと)の国は おしなべて われこそ居(お)れ しきなべて われこそ座(ま)せ われこそは 告(の)らめ 家をも名をも」

この和歌は、天皇が行幸した先の丘で、籠と串を持ち菜を摘む乙女子に、天皇が自ら、どこの家の者か、名を告げるように歌うのは、名前を問うことで、「魂(たま)乞(こ)い」をしている。和歌で求婚している。歌垣という和歌で気持ちを互いに伝え合う通婚儀礼の名残である。

続いて雄略天皇自ら言挙(あ)げ(言葉による威勢)して、大和の国を支配する者であると名乗り、我こそ家と名を名乗ろうと歌う。歌では実際に天皇は名乗りを上げていないが、ここは大泊瀬幼武(“おおはつせわかたける”と読む。これも和風諡号(送り名)とされるが、ハツセは蛇の暗喩で大蛇王という意味で、ワカタケルはヤマトタケルの再来という意味で、生前の称え名を生かした諡号だろう。)と名乗ったに違いない。
 
これは称え名(通り名)である。古代天皇も、生前の称え名が記録されている例は少なく、ホムタ(応神天皇)、ヲケ(顕宗天皇)、オケ(仁賢天皇)、オホド(継体天皇)など限られている。

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日本では、鎌倉期以降、諱と通名が混同されるが、ここでは文化人類学的な分類で本来の名称を使って説明している。古代人は、魂を指す「忌み名」と、通名の「称え名」の二つを持っていた。死後には諡号(送り名)で呼ばれたのである。

ここからは有料記事となります、目録は以下となります。

◆「名」は一体何をあらわすのか
◆古代太陽との関係について
◆ゆうはんの名に込められたもの
◆久高島との関係について
◆黒川さんの見立てを読んでゆうはんからの神和ぎ「太陽の継承」

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