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セルフ・エフィカシーと学校での学び

新講座のお知らせです。実は2017年からあたためて来たこの企画。常に10くらい頭の片隅に回っているのですが、その時が来るまで表に出ないんです。そして、まさに今がその時!

3人の登壇者が宇宙の采配で集まった

実はずっとあたためてきたこの講座。年末、ひょんなことで2017年の自分のPadletに出会いました。それは自己効力感についてまとめたものでした。マキさんの大学での実践や学生の変化を聞いていると、まさにそれは私が感じて来たことと一致していました。セルフ・エフィカシーが変化している!

年末に二日目の登壇者である篠原さんとの出会いもありました。たまたまTOEFL講座として私の学級の冬季講習を二日間受け持って下さったのです。そこでの作文の指導がもう、目からウロコ。江藤も似たようなことはずっとしてきましたが、全体が整理されていて非常にわかりやすく、勉強になりました。学校での探究の実践や国語科との連携指導もぜひもっとお聞きしたいと思っていました。最後のピースがハマったのがマークさん。以前より私小連や慶應大学で行ったワークショップに来ていただいて存じ上げてはいましたが、その実践はマキさんを通じて聞きました。「小さな地球市民のたまご」や翻訳に携わられた「国語の未来は「本づくり」」もFacebookで見かけて以来気になっていた本でした。

学びのスキル、モチベーションの高い卒業生たち

一方で最近、社会人1年目の代である前回の卒業生たちのエピソードを思い出していました。

Yくん:英検一級の二次試験対策の文章、一日6時間くらい音読して全部暗記したんっすよー。なので、今は何を聞かれてもちょっと偏ってるんです(笑)俺ら、脳筋なんで勉強結構こんな感じでしてますよ。
彼は3年生から東京外大へ編入。近所に住んでいることもあり、エッセイ指導もしましたが、とにかく学びへの意欲がものすごい。日本一のドローン関係の企業での死にものぐるいのインターンを経て、まもなく就職です。

Sくん:こないだ建築学部のコンペで優勝したんです。大学院生とかも参加してた中での大学二年生の作品(笑)常に限界に挑戦してるから最近大丈夫かなと思います。コロコロの椅子二個くっつけてうまく寝れるようになった。三日くらいぶっ通しでやるんで。その後、パリへ留学して建築学を学び、もうすぐ大学院へ進みます。

彼らが高校3年の3学期。ある先生が、「江藤先生とこの生徒、昨日難波で見かけてん」とおっしゃるので、卒業間近に悪さかよ!とヒヤリとしたのですが、「大阪府立大学の図書館で4人、めちゃくちゃ勉強しとったわー!入試終わってるのにな。」の一言で、嬉しくなったのを覚えています。

彼らは当時の力からするとあり得ないほど高いハードルに対して見通しを持ち、計画を立て、決して諦めることなく突き進んでいたのです。

そういう人たちだったのかもしれませんが、少なくとも高校2年までは勉強に対してそのような姿勢は見られませんでした。彼らが取り組んだのは、オーガニックラーニング主催のイベントで先生たちや地元の方のワークショップを運営したり、大人向けの講座をお小遣いから払って受講していました。インド模擬国連に参加したのも彼らです。

その学びへの姿勢がどう育まれているのか考えていたのがまさに2017年だったのです。

2023年3月、講座始動

その後、3つの学校で授業をしてきました。中でも、特に生徒が変化したと思われる実践とデザインついてお話しします。

詳しくは出来立てホヤホヤのサイトをご覧ください。お会いできるのを楽しみにしています。


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