アフターコロナの「パラレルキャリア」
(@Para_marketing8)
今回のコロナショックを機に、自身の今後のキャリアについて改めて考えた人は多くいるのではないだろうか。
社会的な危機を経験することで一度立ち止まり、自分の人生を見つめなおす……東日本大震災の際も、多くの人が「本当にやりたいことは何か」と考えたといったニュースが散見された。
今回はアフターコロナで、自分自身が実践している「パラレルキャリア」がどのように変化するかを考えてみた。
1.コロナによる業務への影響
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が実施した調査(※)では、約9割の人が新型コロナウイルス感染拡大により「業務に影響があった」と回答している。
※コロナ禍でのフリーランス・会社員の意識変容調査(N=2160 回答属性 フリーランス、会社員)
具体的には「取引先の業務自粛による取引停止(53.9%)」「自身の業務自粛(35.7%)」「客数の減少(32.4%)」といった内容であり、結果として「働く時間が減った」人が63.6%、「収入が減った」人が74.4%にのぼっている。
図表はフリーランス協会による「コロナ禍でのフリーランス・会社員の意識変容調査結果」より
2.アフターコロナもパラレルキャリアを継続したい
同アンケートで「アフターコロナに向けて、フリーランス・パラレルキャリアとしての働き方を継続したいと思っているか」の問いには85.8%の人が「継続したい」と回答している。
その理由としては、「働く時間や場所が自由」「自分の技能を十分に発揮できる」が多く回答された。
この回答から考察すると、
・フリーランスの人は引き続きフリーランスを望む
・会社員の人はこれまで以上にパラレルキャリアを望む
といった流れになるかと推測できる。
次に、ビフォーコロナ前とアフターコロナ後のパラレルキャリアの内容に変化があるかを考えてみる。
3.2019年に紹介されていた副業
あるyoutuberが2019年11月に紹介していた副業がある。
それが以下である。
①自己アフィリ
②アンケート回答
③クラウドソーシング
④Uber eats
⑤タイミーで単発バイト
⑥ベビーシッター&家事代行
⑦せどり・転売
⑧投資
⑨ブログ
⑩Youtube
⑥の家事代行については、暫く難しいかと思うが、それ以外の副業については、さらに加速されるのではないかと思う。(自己アフィリやブログは逆風が吹いているので難しいかもしれないが・・・)
4.新たなパラレルキャリア
上述した副業の多くは、「個人」で完結するものが多いが、今後は企業と協業していく副業が増えるのではないかと思う。具体的には、「クラウドソーシング」を活用した「プロジェクト型のワークスタイル」が社会全体に浸透していくと推測される。またこの不況下において生まれる市場もあり、これによって新たな副業も生まれるだろう。
【不況下によって生まれる市場(例)】
非接触デバイス、新たな配送代行、オンライン営業ツール、オンラインセミナー、オンライン学習、オンラインメンタルヘルスケア、新市場のマーケットリサーチ、M&Aコンサルタント、倒産企業に関する様々な売買、コストダウン系全般 など
また、冒頭でも述べたが、アフターコロナの時代には、ひとりひとりが自分の想いや本来やりたかったことに気づき、ボランティア、地域活動などに携わろうとするパラレルキャリアが増えていくのではないだろうか。
【追記メモ】
「アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド」を読了。
30人の論客が予測する7つのニューノーマル(新常態)
不可逆な世界=ニューノーマルにおいて、既存秩序は崩れ、ビジネスの常識は上書きされていく。生活が一変し、ニーズが変化するなかで、副業も大きく変動していくだろう。
【追記2】
小林慎和さんの「アフターコロナ世界はどう変わるのか、9つの視点」
生活様式の変化について、細かく記述されています。
非常に参考になります。
【目次】
1. ミーティング2.0
2. 対面2.0
3. 時間2.0
4. 人間関係2.0
5. 企業2.0
6. オフィス2.0
7. ビジネスチャンス2.0
8. 街2.0
9. 人類2.0と地球2.0
5.まとめ
パラレルキャリアはアフターコロナ後も加速していくだろう。
ただ、ひとつ注意をしておくと、それぞれの仕事をうまく組み合わせて「編集する」ように働くスキル=自己ポートフォリオを上手く組むスキルが必要であることを忘れてはいけない。それができなければ、本業がおろそかになってしまうなどのリスクが大きい。
末筆になるが、「自分が今後どうありたいか?」、「どのように社会や地域と関わっていく必要があるのか?」について、改めて考えてみてはいかがだろう。
Twitterをフォローいただけると子供が喜びます。 https://twitter.com/Para_marketing8
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?