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【教育】大人と子どもの効率的な暗記方法の違い。結論“エピソード記憶“を取り入れよう。

「ウチの子、記憶力が悪くって。テストでも覚えていればできる問題も落としちゃうから点数取れないのよねぇ。。。( ;´Д`)」という中学生以上の子をお持ちの方に、脳科学から言える暗記術をご紹介します。なお資格試験を控えているなど暗記すべきことがある大人の方にもお役立ちできます。

この記事は…

 ・記憶が苦手で困っている中学生以上の子をお持ちの方
 ・大人か子どもかを問わず、自分が受験生
 ・学校の先生、塾の先生(アルバイト含む)

 に役立つものです。

☆中学生以上は“関連づけ“で暗記すべき☆

 テストで良い点数を取ろうと思うと多くのことを暗記する必要がありますよね。「小さな時は記憶力も良かったのに、中学に入ってから全然覚えられない。」という方は、脳が大人の脳に発達してきた証拠です。

 そういう方は「エピソード記憶」に切り替えましょう。

「エピソード記憶」とは、個人のエピソードや経験などの思い出とともに想起される記憶です。

NHKでかつて放送していた「テストの花道」という番組では、その工夫を紹介しています。

歴史とかは覚えることが多いので、特に出来事の関連、つながりとかは必ずあるから、それを1個にして覚えることで頭に入りやすい。(中略)
歴史は流れ・時系列・背景をまずは理解して全体を把握する。

例えば…フランス革命を覚えるなら、

✅きっかけ:国王が国民議会に圧力
✅どこで:フランス(地図も付記)
✅だれが:主にパリ民衆
✅何を:バスティーユ牢獄を襲撃
✅結果:国民国家の原則を打ち出し、ナポレオン政権が誕生する土台となった。
✅感情:「お菓子どころかパンもない!貧富差ゆるさん!」
(王政に憤り、フランス革命を起こしたパリの民衆の気持ち)

歴史のように出来事を暗記する場合には、「いつ・どこで・だれが・なにを・けっか」の5つをキーワードにして一緒に覚えると暗記しやすいです。

各々の頭文字をとって「いどだなけっか(井戸だな結果)」と覚えておきましょう。

他にも、古典で源氏物語であれば、光源氏を中心に関連人物をまとめて

<源氏物語>
☆光源氏
✅花散里
✅紫の上
✅葵の上
✅明石の方
✅藤壺中宮
✅女三宮
✅空蝉
✅軒瑞荻
✅夕顔
→けっか、「生粋のプレイボーイ!!」

各々の人物とのエピソードをひとつずつまとめてみれば、もっと細かく暗記できます。

☆大人の脳は丸暗記が苦手。関連づけたものの方が覚えやすい。

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