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【時事ネタ】中国での商標登録は国策に左右されると思わせる事例

最近特に、中国国内の経済活動が政府にコントロールされていると思わせるニュースが多い気がします。

例えば、ビットコインのような暗号資産に関する規制。デジタル人民元を優先させる狙いが見受けられます。


事業会社にとって、商標登録は大きな要素です。事業の成長と共に商標が露出する分、商標が模倣されると市場を荒らされるリスクがあるためです。


ところが、中国ではメタバース関連の事業会社による商標出願の登録を拒否しているというショッキングな事情があるようです。

ビジネスおよび商標登録追跡会社Tianyancha(天眼査)からの最新データによると、中国語でメタバースを意味する「元宇宙」および、マンダリンで「元禹州」という単語を含む複数の商標出願は、SIPO(State Intellectual Property Office=国家知識産権局)によって登録を拒否されているとのこと。

<引用: 2022.1.25 中国政府がメタバース商標出願の拒絶を開始| NEXTMONEY|仮想通貨メディア


ちなみに、2020年の統計データによると、中国国内の商標出願の件数は900万件以上です。一方、2019年の統計データによると、日本国内の商標出願の件数は19万件程度です。

<統計データの情報源>
中国知財局が2020年度年次報告書を発表  | NGB株式会社
特許行政年次報告書2020年版 | 経済産業省 特許庁 (jpo.go.jp)


今回もご覧いただきありがとうございました。


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