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ぼくの小さな物語

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小さな物語をまとめてみました。よかったら見てみてください。
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#小説

【物語】風吹く丘の林の中で

小高い丘の真ん中に、かわいいお家が建っていました。赤い屋根に白い壁。そのお家の裏庭の奥に…

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【物語】風吹く丘の裏庭で

小高い丘の真ん中に、かわいいお家が建っていました。赤い屋根に白い壁。十字の格子窓からは、…

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【物語】詩を探して

「詩は、どこにでも、いるんだよ」 父さんは、そう言った。ぼくは「どこにいるの?」と、たず…

23

【物語】水平線のむこうには

水平線のむこうには、今日をつくる工場がある。 まだ誰も出会っていない、今日をつくる工場が…

29

【物語】後藤家の夏の一日

………✂……✂……✂……… ▽▽▽ 紫乃さんの記事 ▽▽▽ ………✂……✂……✂……… …

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【物語】月と流星群

月が、ほんのりと照らす夜だった。 ぼくはベランダでひとり、空を見上げていた。暗い夜空に滲…

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【物語】最後の夜汽車

ベッドに入って目を閉じると、ボクはいつも、駅のホームに立っている。 誰もいない海の上の駅。見えるのは、海と夜空の境目だけ。水面は、夜空を映した濃紺。月までの道が、白く輝きながら、揺れていた。 足元には、沈んだ線路。月明かりを反射した小さな魚が、線路の上を行ったり来たりしている。魚がいっせいにいなくなると、遠くで汽笛が聞こえた。 連結された車輪を、ゆっくりとまわしながら、夜汽車は駅にとまった。白い煙が、夜空に吸いこまれていく。重そうな扉が開くと、コウテイペンギンの車掌が立っ

【物語】ひと夜の煌めきでも

ひと晩しか輝けない星があった。 生まれた星は、ひと晩、全力で輝いた。 誰かに疎まれても、…

【物語】クリスマスの夜に

物音で目が覚めた。 ぼくは、大学を卒業してから、ひとり暮らしをしている。部屋は、キッチン…

【物語】次元ツーリスト

ようこそ、『次元ツーリスト』へ。 お客様、当店は、はじめてでございますか? それは、誠に…

【物語】ばあちゃんの指輪

ばあちゃんは、天国にいくまで、薬指にずっと指輪をはめていた。 不格好で、お世辞にも素敵な…

【物語】おじいちゃんと口紅

平日のホームセンターは、それほど人が来ない。 もちろん、忙しい時間帯もあるし、時期によっ…

【物語】天国地区

人は、魂だけになると、天国という遠い場所に行くのだと思っていた。 アキラの訃報を聞いたの…

【物語】虹イルカ

学校が休みのたびに行く図書館。 ボクはそこで一冊の図鑑を見つけた。『まぼろしの動物図鑑』。表紙にはそう書いてあった。図鑑をひらくと、見たことのない動物たちが描かれていた。口から火を吐くドラゴン。背中に大きな翼をもつペガサス。永遠の時を生きるフェニックス。 どれも写真じゃないけれど、まるで本当にいるかのように描かれていた。絵のとなりには、特徴や性格が短くまとめられている。いままで会ったことのない動物たちに、ボクはワクワクしながらページをめくった。そして、ボクがひらいた次のペー