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2022年 IPOしたバイオテック株
2022年にIPOした銘柄を振り返ってみたいと思います。
現時点で上場時の価格からプラスになっているのは7/20銘柄のみです(赤字)。高値から-30%以上下落しているのは15/20銘柄もあります(青字)。
残念ながらバイオテックのセクター全体が上がっていく雰囲気はなく、有望と思われる銘柄をピッキングする必要がありそうです。
Affimed社 | CD30陽性リンパ腫対象のNK細胞エンゲージャー
Affimed社はドイツに本社を置くバイオテック企業です。上市品はまだないですが、注目されている開発品にAFM13というNK細胞エンゲージャーがあります。
*NK細胞:ナチュラルキラー細胞。血液中に存在するリンパ球の10~30%を占め、がん細胞や感染細胞などを攻撃する。
AFM13は二重特異抗体で、CD30とCD16Aをターゲットとします。CD30はホジキンリンパ腫などで発現している抗原、CD
Arcellx、Allogene、Gracell社 | 多発性骨髄腫対象のCAR-T Phase1速報
多発性骨髄腫を対象としたCAR-Tで、Phase1 試験の速報を出している企業にArcellx社、Allogene社、Gracell社の3社があります(2022/11/13時点)*。これらCAR-Tの特徴や、現在上市されているCAR-T製品の課題をどう解決しうるか、詳しく見ていきたいと思います。
なお、既存のCAR-T製品の課題等は以下記事で紹介しています。
*Bristol Myers Sq