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Arcellx社 | 最新ニュース

2022/12/9にArcellx社がCART-ddBCMAの最新データを発表しています。

結論から言うと、下記記事で懸念していた「再発」は極端に増えておらず非常に有望なデータでした。新たな懸念すべき副作用も報告されていません。

Arcellx社のCART-ddBCMAは、治療から18か月後も再発している人の割合はCarvykti並みに少ないです。

* Kaplan-Meier曲線からの推定


データ発表と同時にKite社(ギリアドの子会社)との共同開発および共同商業化の提携も発表しています。この提携によりArcellx社は225百万ドルの契約一時金、100万ドルの出資、その他ロイヤリティ収入を得ることができます。

CAR-T製品は安定供給に高いハードルがあります。すでに上市されているAmecma, Carvyktiとも供給が不足しており、治療を受けられるまでの患者の待期期間中央値は6ヶ月、最終的に待機リストにいる患者の25%しか治療できていないようです。

また、先日第一三共が約60億円で購入したYescartaというCAR-Tの製造販売権をKite社に戻すことを発表しています。これは「新参企業がCAR-Tの安定供給することがいかに難しいか」を物語っていると考えます。

Kite社はすでにYescarta, Tecartusという2つのCAR-T製品を商業化していることからも、今回のKite社との開発・商業化の提携はArcellx社CART-ddBCMAの今後の開発・動向にポジティブなニュースといえるでしょう。

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