見出し画像

サウナの楽しみ方を勝手にまとめてジャンル分けしてみた! 【その1:サウナータイプ編】

サウナブームの昨今において至る所で見かけるサウナに関するSNSの投稿やテレビ番組、雑誌の特集の数々を見てサウナに興味を持った人も少なくはないと思います。

実際にサウナの世界に足を踏み入れると様々な楽しみ方があることに気付かされるのと同時に、深すぎるが故に様々な思想を持つ方がいることにも気付きます。

今回、私の周りのサウナ好きやサウナで見た人、サウナイキタイや各SNSで見かけた人達の楽しみ方を勝手に分類しました。

色々な楽しみ方をする参考になれば良いなと思います。

こんなタイプもいるよ!ってのがあれば教えていただければ随時追加していきます。

・プロサウナー

サウナのプロであるプロサウナー。

最大の特徴は「サウナを世に発信する活動をしている」という点にあります。そのためプロサウナーはクリエイターや経営者であることが多く、自らが発信源となってサウナの魅力を伝える伝道師として活動していることが特徴として挙げられます。

サウナブームの火付け役でもあり、数多くのサウナ施設を繁盛させ、まだ見ぬサウナの楽しみ方を発信し続けているプロ中のプロ。

サウナに入るだけでなく、サウナを実際に運営したり、サウナイベントを行ったり、サウナの研究や執筆活動などその活動は多岐に渡ります。

元々は他のスタイルのサウナーだったが発信をし続けていくうちにインフルエンサーとして影響力を持った人が多いためプロサウナーでも思想や入浴スタイルは多岐に渡ります。

<プロサウナーになる方法>
・サウナに関する情報や楽しみ方を発信する
・サウナに関するイベントやグッズを制作しシーンの発展に貢献する
・サウナ施設を自ら運営し、サウナ体験を提供する
・まだ見ぬ未知のサウナ体験を経験し、その体験を発信していく
・サウナに関連する楽しみ方を作り発展させていく

→サウナに入るだけでなく、サウナカルチャーの発展に貢献する人に対して「プロサウナー」という称号が与えられます。
まずは、自身のサウナ体験を発信し、以下にしてシーンを盛り上げられるかという視点から行動してみよう!

・ビギナーサウナー

サウナに入り始めたサウナ1年生。
誰もが最初はビギナーサウナーでした。

ビギナーサウナーはこれから自身のスタイルを作り出していくため何色にも染まれます。

ベテランサウナーは優しく見守ることが大切!決して排他的にならないように要注意です。

<ビギナーサウナーになる方法>
・サウナにハマる!

→未来は明るい!サウナライフを楽しむのだ!

・昭和ストロングサウナー

設定温度高め、湿度低めのカラカラ空間の強気なセッティングを「昭和ストロングスタイル」と呼びます。
初出は2016年大森 カプセルホテル・サウナ みづほbyサウニスト虚弱

肌がピリピリと痛い攻めたサウナ室をこよなく愛し、身体からほとばしる汗に快楽を感じるサウナーが「昭和ストロングサウナー」です

カラカラストロングな設定は日本独自の発展を遂げたサウナであるため、ある意味「ジャパニーズスタイルサウナー」と言っても過言ではないと巷では噂されているとかいないとか…

サウナ室の温度は100度以上であることが多く、熱々のサウナを楽しみたいサウナーが多いイメージです。

<昭和ストロングサウナーになる方法>
・カラカラ湿度でストロングな高温サウナに入るべし
・高い温度を求めてサウナ巡りをする
・ピリつく肌、痛む耳、熱い空間にエクスタシーを感じよう

→ここ最近はフィンランド式サウナや湿度がある程度保たれているサウナが増えてきましたが、日本では主流のセッティングであるカラカラストロング。
同じような昭和ストロングスタイルでもサウナ室の構造やストーブの種類などで感じ方が違うので奥深い世界であることは間違いありません。

・ワールドワイドサウナー

国内から国外へしやを広げ世界中に存在する様々なサウナを求めるサウナーが「ワールドワイドサウナー」です。

北欧のサウナカルチャーに憧れを持ち、フィンランドでサウナ体験をしたサウナーがそのままフィンランドのみならず北欧を中心に世界中を回るようになるという文脈を持っており、プロサウナーに分類される方の前身はワールドワイドサウナーであることが多い印象です。

彼らは自身の体験を外に発信していることも多いため、自然とサウナ界に貢献しているサウナー憧れの存在です。

フィンランド、バルト三国、ドイツ、ロシア、メキシコ、アメリカ、韓国など様々な地域を周り世界中でサウナ体験をする彼らも最終的には母国日本に帰ってくる傾向にあることから、日本のサウナは世界のサウナに負けず劣らずのクオリティと独特の恋しさがあるのだと誇らしくなることもある。

<ワールドワイドサウナーになる方法>
・フィンランド式サウナなど海外の様式を取り入れたサウナを国内で体験する
・実際にフィンランドへ行く(他の国でも可)
・定期的に海外のサウナに行くために海を越える
・世界中のサウナを求めて旅をする

→一度は体験したい本場フィンランドでのサウナ体験。その思いがあればワールドワイドサウナーへの扉は開いているようなもの…あと一歩で新たな世界が待っています。

・オールドスクールサウナー

サウナが流行る昨今以前からサウナに入り続けているサウナーで、かつ「ととのい」を求める現サウナーとは違う古き良き入浴スタイルのサウナー。

厳密には「サウナー」というニュースクールなサウナ用語を当てはめるべきではないサウナ愛好家たちのことをここでは「オールドスクールサウナー」と呼ばせていただきます。

オールドスクールサウナーは「ととのい」を求めるサウナーやサウナ体験を求めるサウナーとは違い、地域に根づき昔から変わらずにサウナに入っていた方々のようなスタイルであることが特徴です。

入浴時間を気にせず、TVや会話を楽しみ、汗をかくことに焦点をおいたサウナスタイルは「オールドスクール」と称され、ととのうことに追われたサウナーから憧れの目で見られること待った無しです。

<オールドスクールサウナーになる方法>
・(もしブーム以前からサウナに入っていたら)そのままのスタイルを貫こう
・(昨今になってハマった場合)オールドスクールサウナーの入浴方法を真似し、ととのうという言葉から開放されよう

→なりたくてなるものでもないという意見もありますね。
オールドスクール。

・正統派サウナー

「ととのう」という世界を体験したい。そのためにサウナに足を運び決められたセット数を完遂する正統派なサウナスタイルには「正統派」という言葉が似合います。

正統派サウナーは母数が多く、大抵の方はここに分類されます。

そもそも気をてらった入浴方法や独自のこだわりがある人の方が全体的には少ないはずなので正統派サウナーはまさにサウナの王道中の王道でサウナ文化を支えています。

ロウリュやアウフグースなどサウナを楽しむ要素もしっかりと抑えて、サウナと向き合えている正統派サウナーは色々なセッティングの施設でもしっかりと楽しめる傾向にあります。

<正統派サウナーになる方法>
・サウナにハマったら通い続けよう
・ととのうという感覚を追い求めよう
・気をてらったスタイルに流されない
・保守的で伝統的なスタイルを極めよう

→正統派とは保守的で伝統的なスタイルを好むから最新のサウナスタイルを煙たがる傾向にある人も多いから、正統派サウナーだけど柔軟な姿勢を持つ人がこれから先の時代に一目置かれた存在になるのではないだろうか?と多くのサウナアナリスト達は予想している。

・オルタナティブサウナー

どこにも当てはまらない新しいスタイルを模索し続けるサウナーでサウナ体験を重視する思考にあります。

ラグジュアリー系のサウナ施設を愛し、世界のサウナ様式や国内独自発展を遂げたサウナ施設、国内初や唯一を求め「進化したサウナ」を愛するのが「オルタナティブサウナー」である。

オルタナティブサウナーは正統派の保守的なサウナ体験とワールドワイドな様式のサウナも同時に体験するスタイルで、サウナに対する探究心が強い傾向にあります。

入浴施設の導線や水風呂など多くの要素に対して厳しい目を持ち、常に新鮮で新しいものを探し求めるあまり過激な言動もしばしば…

ロウリュやアウフグースを愛している愛好家でもあり、熱波師の技によるサウナ体験を求めて熱波師遠征をすることもあるほど。

プロサウナーになる人も元々はオルタナティブサウナーだった人が多く、サウナ体験を提供するイベントを開催したりと自ら新たな体験を作り出すサウナーもいます。

<オルタナティブサウナーになる方法>
・他の施設にはない独自の体験ができるサウナへ行く
・極端に低い水風呂、極端に高い温度のサウナ室、画期的な休憩スポットを求めよ
・大自然の中や大都会の真ん中など他では体験できないキャッチコピーに惹かれよう
・サウナイベントは常にチェックしよう

→変わったサウナ体験を求めて日本国内を駆け回るのでサウナーからは尊敬されることが多い。ただし、自慢話が多くなると飽きられてしまうから自身の承認欲求のためだけにサウナに入るのはオススメできないので注意が必要だ。

・ハードコアサウナー

極端な環境を好むのが「ハードコアサウナー」……つまり変態である。

彼らの特徴として過酷な環境こそ贅沢であるという思考を持ち、1桁台のシングル水風呂や100度以上のストロング設定を好む。

サウナ室と水風呂の温度差が100度を越えると興奮の色が隠せず、入浴前から悦に浸る変態性を持っているが、サウナーとしての探究心は本物で理想のサウナを求めて日本中を旅するサウナーもいるとかいないとか…

オルタナティブサウナーと近い思考のためよく一緒にいることが多いが、ハードコアサウナーはサウナ体験ではなく過酷な環境を好むため気に入ったサウナに通い詰める習性があります。

また、激アツなサウナ室で行われるロウリュ、アウフグースは大好物のためイベントには高確率で現れる傾向にあります。

<ハードコアサウナーになる方法>
・極端な高温低温を求めてサウナへ行く
・肌がピリつくような体験を愛するべし
・推しサウナで行われるアウフグースイベントは通う

→こだわりが強いので過激な思想を持ち合わせている傾向にあります。なので中には炎上気味になってしまうサウナーもいたりするので、愛ゆえの過激思想でも独りよがりは要注意。その愛は本物であることは皆知っているよ。

・水風呂原理主義サウナー

「水風呂こそサウナの醍醐味である」を信条とした「水風呂原理主義」の思想を持つ水風呂サウナー。

サウナには様々な思想があり、その中でも最大勢力であり現在のサウナ界のど真ん中にいるのが「水風呂原理主義」である。

最高の水風呂を求め探究する水風呂サウナーは聖地しきじを崇め、まだ見ぬ極上の水を探し続ける…

水風呂原理主義の中にも「温度派」と「水質派」に分かれており、度々論争の火種となることもあるほど奥深い世界で、水風呂の真理はいまだ解明されていない未知の世界であるため多くのサウナーは「神の水風呂」を追求しているのである。

ただし、水風呂を追求するあまり少しばかりか水風呂にはうるさいので時々厄介であることは認めざるを得ない…愛ゆえに厳しくなるのは仕方ないのか…

<水風呂原理主義サウナーになる方法>
・水風呂こそサウナの本質であると悟りを開く
・水風呂原理主義として水風呂を探究すると誓う
・水風呂を愛し、水風呂に恋をする
・しきじへ行く

→水風呂を追求することはサウナの醍醐味でもある。それゆえにこだわりが強い世界である。奥深いのでハマると抜け出せなくなるので要注意だが、大体のサウナーは水風呂の沼に無意識のうちにハマっているので、既に抜け出せなくなっているのは秘密だ。

・ホームサウナー

ホームサウナを愛し、ホームサウナを通い詰めるホームサウナ大好きサウナー

ホームのことならなんでも知っているサウナーでサウナだけでなく施設の歴史や周辺のサウナ飯にも詳しい方もいるため、一目置かれた存在として崇められます。

また、地域愛が強いホームサウナーは地域の発展に貢献へと功績が繋がりプロサウナーへ転身する方もいるとかいないとか…

ホームサウナーは奥深い世界なので一芸に秀でてみることで見える世界もあるかなと。

<ホームサウナーになる方法>
・愛すべきホームサウナを見つける
・ホームサウナに通い詰める
・ホームサウナの特徴を熟知する
・ホームサウナ周辺にも視野を広げ知り尽くす

→ホームを大切にできるサウナーは一目置かれますし、やはり尊敬されますよね。ホームサウナを愛でたい精神こそサウナーにとって大切な信条なのかもしれません。

・新規開拓サウナー

新規開拓サウナーはその名の通り未踏のサウナを求めて新規開拓に精を出すサウナーです。

サウナ体験やセッティングよりも未踏のサウナ施設に足を踏み入れることに快感を感じるタイプで、どんな施設でも一度行ってみることを重要視している傾向にあります。

ホームサウナーとは対極の位置にいますが、ホームサウナへは月に一度は必ず訪れるような義理に固い方も多い印象です。

常に新しい施設を求めるのでオルタナティブサウナーとの相性が良いため共にすることもしばしば見受けられる。

銭湯や温泉に詳しいだけでなく、その地域自体も造詣が深い方も多いため博識として尊敬されることもあります。

また、一緒にいると近場にある良いサウナを紹介してくれるため「信頼できるサウナー」としてプロサウナーとなる方もいるらしい…

<新規開拓サウナーになる方法>
・常に新たなサウナ施設を探し続ける
・知らない=サウナチャンス
・セッティングより未踏の地
・行く過程も楽しんでこそのサウナー

→好奇心の高さとフットワークの軽さがある方はなりやすい。
サウナは観光地以外のところにあるから通なサウナーになれること待った無し。

・テントサウナー

テントサウナをこよなく愛するサウナーで、河原や海辺でMYテントサウナでサウナを楽しむアウトドア派である。

また、テントサウナを提供している施設に通い詰めるサウナーもテントサウナーに分類されます。

テントサウナの自由な空間に心を射抜かれているため普通のサウナ施設では満足できない身体になってしまっている方もいると風の噂で聞いたことがあります。

テントサウナ最大の魅力はアクティブ性と自由度の高さで、薪ストーブで温度を調整しセルフロウリュで熱気を浴びるスタイルは店舗型サウナでは絶対に味わえない至福であることは言わずもがな。

<テントサウナーになる方法>
・テントサウナを体験すべし
・テントサウナを購入すべし
・大自然の中サウナ体験をすべし
・川海湖に飛び込むべし

→テントサウナーはソロキャンプとも相性が良いため、複数の趣味と複合して楽しんでいるサウナーもちらほら。ソロキャンプでサウナするなんて贅沢の極みですね。

・朝サウナー

朝サウナを愛する朝サウナ愛好家の皆さまはまさに「朝サウナー」

朝サウナを制するものはサウナを制する。

朝サウナこそサウナの醍醐味であり本質なのだ…そう語るサウナーも少なくはないほど朝のサウナは気持ち良い。

脳をスッキリさせる事に重きをおいた入浴スタイルはビジネス界の革命とも言われ、多くのエリートビジネスマンが参入した事で朝サウナ戦国時代が勃発したと一部の界隈では盛り上がりを見せています。

そんな朝サウナを専門に活動しているサウナーは未来のプロ朝サウナー候補生たち。朝サウナを極めしプロフェッショナルの誕生を我々は心待ちにしている。

<朝サウナーになる方法>
・早起きしたらなら朝サウナに行こう
・夜の混雑は回避したいなら朝サウナに行こう
・次の日は大切な会議…失敗は許されない…なら朝サウナに行こう

→朝起きてやる事と言ったら朝サウナ。それ以外には選択肢がないよねってまでサウナに魅了されている人は多い。それほどまでに朝サウナは魅力的である。

・熱波サウナー

熱波を愛し熱波のために今日を生きる人たちのこと「熱波サウナー」の方々は三度の飯よりアウフグースを信条にサウナへ通う猛者であることは間違いありません。

推し熱波師を応援し、推し熱波師の熱波を浴びて昇天する。サウナー理想のイキ方である。これぞ極楽。

サウナよりも熱波師がメインになっているところは否めない。そんな熱波大好きサウナー達は現在急上昇中であるとサウナ界隈では騒がれている。

<熱波サウナーになる方法>
・熱波師のアウフグースを体験しよう
・推し熱波師を見つけよう
・熱波師を求めてサウナに行きまくろう

→熱波サウナーは気づくとその人自身が熱波師になっていることが多々あるので、人生が変わるほどの衝撃が熱波にはあるということは疑いようのない事実である。

・美容系サウナー

少し前までは女性に多かったが、現在は若者を中心に男女問わず増加傾向にある平成後期から令和にかけて進化を遂げてきたスタイルである。

サウナと美容の相性は度々取り上げられていたが近年の美容ブームと重なりサウナは美容業界から多くのファンを生み出した経緯があります。

今や化粧品メーカーとコラボするサウナ施設もあり、美容系サウナーはカルチャーを支える大きな柱となっているのです。

入浴後のスキンケアを重要視していないサウナーは多いので、まだまだ伸び代がある美容系サウナー。全サウナーが美肌になる日も近い。

<美容系サウナーになる方法>
・入浴後に化粧水を付けるのじゃ
・入浴後に乳液を付けるのじゃ
・入浴後に美容液を付けるのじゃ
・マッサージも忘れるべからず
・宿泊の時はパックをしてみよう

→美肌の秘訣はサウナにあり…!肌質の変化に感動することで目覚める美への探究。みんなで美しいサウナーになりましょう。

まとめ:サウナの楽しみ方は千差万別、多種多様、十人十色である。

サウナの楽しみ方は奥深く計り知れない世界であり、まだまだ紹介し切れていないスタイルがたくさんあるという事実に恐ろしさを覚えるほど。

サウナの入浴スタイルは十人十色なので好きなように入るのがベスト。

誰かに合わせる必要もなければ、他人と違うことを恐れる必要もない。それがサウナ。平和の世界。

貴方だけのサウナスタイルを追求して、最高のサウナライフを楽しみましょう!

それでは、良きととのいを。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました! もしよろしければスキやシェアをしてくださると嬉しいです! また、サポートしていただけましたら、より良い記事を書くために活用させていただきます。