見出し画像

ライカM11モノクロームをF5.6にした夜


ISO200000

今年5月、ライカQ2をISO50000にしてナイトスナップした記事を作成した。ISO50000というのは、Q2の最高ISO感度である。そこから半年ほど経って、ライカM11モノクローム(以下:M11M)がやってきた(というかゴリゴリに購入)。M11Mの最高ISO感度は200000。ゼロが多くて表記が間違っているのではないかと思ったが“20万”で正しい。ということで、ある日の深夜1時頃に東京を歩きながらスナップした記録をここに残す。

F5.6の夜

しかし、ISO200000で撮影は出来るがかなり特殊な仕上がりになる。Q2の時もそうだが、もちろんノイズが目立つ。それはそれで面白いのだが、すでにレビューされている方もいるので控えることにした。なので今回はISOとシャッタースピードはオート、絞りをF5.6に固定としている。なぜF5.6を選んだかについては「まぁ、、なんか無難そうだから」という理由のない理由に基づいている。いや、それはもはや基づいていないか。

  • シャッタースピード, ISO:オート ※上限・下限は設定済み

  • Lightroomで角度を自動補正済み(一部)

  • DNG(RAW)撮影

「ISO2000, 1/40秒」
「ISO80000, 1/30秒」
「ISO32000, 1/30秒」
「ISO8000, 1/40秒」
「ISO100000, 1/30秒」
「ISO2500, 1/40秒」
「ISO80000, 1/30秒」
「ISO25000, 1/30秒」
「ISO10000, 1/30秒」
「ISO10000, 1/40秒」
「ISO12500, 1/30秒」
「ISO20000, 1/30秒」

カメラ

レンズ

キモ怖い

私ことアラサー会社員が住む田舎では、夜にスナップなんぞ撮れない。何故なら、街灯もないような道も多く家の明かりも僅かだから(そもそも被写体もないし)。それに比べれば、この六本木周辺は深夜でも明るい。そうした前置きはあるものの、昼間と同じようにシャッターが切れていくことに驚いた。クリスマスマーケットの小屋の写真は、ファインダーを覗いても肉眼では見えないほどの暗さだった。性能は私の目以上と言って良い(そりゃそう)。

再生ボタンを押して、背面液晶に表示された瞬間に声が出た。そして、同時に「うわ、キモっ!」と感嘆(?)の言葉が漏れる。個人的にはISO100000前後から「ノイズが目立つかな~」と感じるが、Q2のISO50000よりも綺麗だ。これは“モノクローム”という色合いも関係しているとは思う。また、どれもハイライトやシャドウなどの編集はしておらず、ここからさらに変更が出来るというのも怖い。僅かでも光があれば撮れてしまう、魔法のよう。

これまで

付録

今回はすべてF5.6で撮影していったのだが、Lightroom上の情報を見てみるとまったく違う絞り値が入力されていた。最初は「途中で手が触れちゃったのかな?」と思ったがそんなはずもなく。私の不勉強なところでライカストアへ行って原因を伺ってみると「ISOなどをオートにするとExif情報の絞りは参考程度の値が表示されます」といった話だった。今も完全には理解出来ていないのだが、そういうものなのか〜と思っている32歳の冬である。

「ISOとシャッタースピードは正しいの・・?」

この記事が参加している募集

#カメラのたのしみ方

54,742件

#この経験に学べ

53,145件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?