八郷留学のつくり方 by 原部直輝

茨城県の八郷盆地で子ども向けの宿泊型自然体験「八郷留学」を運営しています。 ここで… もっとみる

八郷留学のつくり方 by 原部直輝

茨城県の八郷盆地で子ども向けの宿泊型自然体験「八郷留学」を運営しています。 ここでは、八郷留学をどんな風に作っているのか記録しています。 草刈りもHP制作も事業改革も、やるのは全部ワタシだ! www.yasatoryugaku.com

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    八郷留学のパンフレット制作の過程を記録したものです。これからパンフレットを作る方の参考になれば幸いです。

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僕たちが八郷留学で本当に伝えたいこと

あけましておめでとうございます。 八郷留学の原部直輝です。 本当は、ちょうど一周年だった8月にまとめの記事を書こうと思っていたのですが、なかなか消化が進まず4ヶ月が経ち、年が明けてしまいました。 今回は、これまでの八郷留学の成長と、1年経って思うことについて書きたいと思います。 「これ終わったら遊んでもいい?」 八郷留学を始める少し前から、似たような活動をしている方々のもとを訪ねて見学させてもらったり、お話を聞いたりしていました。 「子どもをお客さんにしない方がいい

    • 空き家を見学してきました

      先日のNHK「いいいじゅー」の反響が続いております。 今年いっぱいの予約はほぼ埋まり、九州のとある市の教育委員会からの視察依頼が来たりもしました。 そんな中、最も事業へのインパクトが大きいのは、地域内での認知度が格段に上がったということです。 畑のご近所さんは、みんなで放送前から情報共有をして、だいぶ前から楽しみにしてくれていたそうです。 ばったり会うと、「見たよー!すごくいいことしてるのね」と声をかけてくれたり、「うちの畑もやってくれっか?」と冗談半分に申し出てくださった

      • JAやさと主催のシンポジウムに登壇しました

        先日、JAやさとが主催するシンポジウム「地域の未来を食と農と交流から考える集い」に、パネラーとして参加しました。 他に登壇したパネラーが豪華メンバーすぎて、本当に私でいいのかと思ってしまうほどでした。 八郷は全国でも有機農業のメッカとして知られていますが、その八郷の有機農業界でも四天王と呼ばれるような方達です。 食と農と交流。 八郷留学を運営する私は、ここでいう "交流" の部分を受け持ちました。 それぞれどんな方で、どんなことを発表されたのか、順番にざっくり紹介してい

        • 沢遊びの下見に行ってきました

          夏休みのプログラムのメインの一つ、沢遊び。 山に囲まれ、水の豊かな八郷盆地だからこそできる自然遊びです。 私が知っているだけでも八郷には遊べるような沢が5本ありますが、そのうち八郷留学の拠点から最も近いところへ下見に行ってきました。 倒木の危険や、水量の変化、崩れそうな崖などがないか、チェックする必要があります。 もしかしたら、突然侵入禁止になってたりする場合もあるかもしれません。 綺麗な沢です。 雑木のエリアと人工林のエリアが複雑に入り乱れています。 倒木無し、水量

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          アナグマ捕獲しました

          ハクビシン捕獲作戦のはずでした。 しかし捕まったのはなんとアナグマ。 捕獲までの道のりを記録していきます。 7/7の夕方に罠を設置して、中に餌となるとうもろこしを入れておきました。 翌朝、小雨降る中罠を見に行くと、、、 なんかいる、、! よほど暴れたのでしょう。 身体中が泥まみれになっており、周囲に泥が飛び散っていました。 獣害を捕獲したのは初めてのことだったので、急いで畑の地主であるヒデくんに電話をしました。 するとヒデくんはすぐに軽トラで駆けつけてくれました

          ハクビシン捕獲作戦

          5月のプログラムで子どもたちが植えてくれたとうもろこしが、何者か(おそらくハクビシン)によって残虐に食い荒らされていました。 去年よりずっと冷静でした。 一つは、心の準備ができていたので、「やっぱりな」と思えたこと。 もう一つは、万が一被害があったとしても、このとうもろこしは猛暑で早く成長しすぎてしまったので、どちらにせよ夏のプログラムで子どもたちに食べてもらうことはできないとわかっていたからです。 夏のプログラムで食べる用には、後口で蒔いたものがあります。 そのため、

          トラッド目白で販促イベント

          7/1(土)、東京 目白駅前のトラッド目白にて、販促イベントをしてきました。 結論から行きます。 今回の反省点は以下の通りでした。 では、当日の詳しい出来事を記録していきます。 お誘いいただいたのが、八郷の古民家カフェ岡野ファームのともじい。 インテリア雑貨ブラントENN. の円ちゃん(えんちゃん、と呼んでいます)もご一緒に。 合計3者で、八郷の里山を丸ごと東京に持って行こう! というテーマでイベントを開催しました。 八郷留学チームからは、代表原部と、スタッフの百

          トラッド目白で販促イベント

          データで見る八郷留学

          R3年から、八郷留学の参加者のデータを集計しています。 そのデータを分析して、年ごとに比較したり、どんな広報戦略を打ったら効果的かを考えたりしています。 今日は、今までやりたくてできなかったグラフを作れたので、記録します。 出身地ベース八郷留学の参加者は、どこから来るのか? またその割合の年ごとの推移は? 最初は市内が多く、県外はたったの5.6%でした。 それが今年に入ってからは約4倍。 少しずつ地域外に波及しているのがわかります。 県外から来てもらうのがいいというわ

          販促イベントで東京へ

          今から約1ヶ月半前に、八郷の名古民家カフェ岡野ファームの ともじい にお誘いを受けました。 「今度目白の商業施設で販促イベントやるんだけど、八郷留学も一緒にどうですか??」 会場はTRAD目白。 ともじいの勤めていた会社が管理する商業施設です。 ともじいとは、岡野ファームのオープン前から知り合いです。 イタリアに留学経験のある私に、フィードバックをくれと言ってたくさんのジェラートの試食品を食べさせてくれました笑。 その後もことあるごとにビジネスの相談に乗ってもらったり

          パンフレット制作 vol.5

          前回の記事はこちら↓ パンフレット、ついに完成しました。 やり切った感がすごいです。 いつか作らなければ、と思い始めてから2年くらいでしょうか。 これでようやく、何かありませんか?と聞かれた時に自信を持ってパンフレットを出せます。 それでは最終工程。 サラッといきます。 9. 入稿(6月23日)全工程でデータの最終確認をしたので、あとは入稿するだけなのですが、慣れている conon 氏に任せました。 印刷業者はプリントパックです。 初のパンフレットなので価格重視で。

          今日も田の草取り

          八郷留学の棚田、去年は時間が取れなくて除草作業をサボってしまいました。 その結果、コナギという水性の雑草が大量発生してしまいました。 稲穂が綺麗にサワサワと風で揺れるような、緑のシルクの絨毯のような田んぼとはほど遠く、ボーボーに無秩序に茂る雑草の絨毯となってしまいました。 田んぼも畑もそうですが、一度荒らしてしまうと元通りにするには大変な時間がかかります。 因みにコナギの種は発芽しないまま15年も生きていられるそうです。 途方もない。。。 ということで、今日も今日とて

          申し込み受付業務の簡略化

          八郷留学では、申し込みをGoogleフォームで受け付けています。 理由は、 簡単だから。 プログラムごとにスプレッドシートに直リンクできるから。 無料だから。 といったところでしょうか。 各プログラムは定員12(今年度から2人増やしました)としています。 以前は問題になることはなかったのですが、最近は有難いことに申込数が定員をオーバーすることがあります。 そうなると、一度申し込みフォームに回答してもらってから、こちらから「申し訳ございませんが、定員を超えてしまったため

          申し込み受付業務の簡略化

          プログラム中止の代わりに

          本日6/24と翌日25日は、元々は初夏の短期留学 Week 2 というプログラムを組んでいました。 しかし、残念ながら申込者数が最低催行人数に達さなかったため、中止としました。 前回の初夏 Week 1 には蛍狩りがあり、今回の Week 2 にはなかったことが原因で Week 1 に申し込みが偏ったのかなと考えています。 プログラム作りも絶妙です。 プログラムが中止になったとはいえ、季節は先に進んでいきます。 今回は、キャベツの収穫と、トウモロコシの受粉作業、ヤングコー

          プログラム中止の代わりに

          梅、プラム、赤紫蘇

          6月は季節仕事の多い時期です。 梅雨で湿度が本格的になる前に色々仕込んでおくのが先人の経験からの知恵なのでしょうか。 暮らしも遊びも物語も、作るのは全部きみだ。 そう謳う八郷留学を運営するからには、自分も暮らしを作っていきたい。 作らなければならない。 八郷留学の運営の立場においては、暮らしが仕事になるという側面が確かにあります。 あと10年もすれば、きっとこういう暮らしを愉しめる余裕が出るんだろうけど、まだその境地には達していません。 忙しい日々の中でやっとの思い

          哲学の専門家とお話ししました

          今日は、東京大学名誉教授、武蔵野大学教授であり、原部の高校の大先輩でもある一ノ瀬正樹先生を訪問しました。 八郷留学の教育的価値をより深くするために、私たちも学びを続けなければなりません。 八郷留学を自然教育とカテゴライズするのであれば、哲学の専門家である一ノ瀬先生は直接の専門分野ではありません。 しかし哲学はあらゆる学問のトドのつまりであるし、多方面からリベラルアーツ的に八郷留学を考えることが大事だと思い、面談をお願いしました。 自然教育はなぜ自己肯定感を高めるのか?

          哲学の専門家とお話ししました

          パンフレット制作 vol.4

          前回の記事はこちら↓ vol. 3 で次回は納品までいけるかなと書いたのですが、今日は急遽打ち合わせをして、工程が増えました。 7. ドラフト&フィードバック(6月14日〜20日)前回の工程で使う写真素材の選定とライティングを終え、早速ドラフトが出来上がりました。 ひとまず家のプリンターで印刷してみて、手に取ったときの文字の大きさや体裁を確認します。 こちらから修正依頼をして、また確認してを繰り返す。 こうして着々と完成が近づいてきます。 8. マップ作成(6月1