アナグマ捕獲しました
ハクビシン捕獲作戦のはずでした。
しかし捕まったのはなんとアナグマ。
捕獲までの道のりを記録していきます。
7/7の夕方に罠を設置して、中に餌となるとうもろこしを入れておきました。
翌朝、小雨降る中罠を見に行くと、、、
なんかいる、、!
よほど暴れたのでしょう。
身体中が泥まみれになっており、周囲に泥が飛び散っていました。
獣害を捕獲したのは初めてのことだったので、急いで畑の地主であるヒデくんに電話をしました。
するとヒデくんはすぐに軽トラで駆けつけてくれました。
とりあえず農政課に連絡しようということで、
早速電話をしたところ、土曜日のため回収に来てもらえるのは週明けの月曜日とのこと。
それまで自宅で保管してくださいと言われました。
保管って、、、笑
仕方がないのでヒデくんの軽トラに乗せて自宅まで運んでもらいました。
泥まみれだったのでホースで水をかけて洗い、よく見ると、、、
ん、、、?
ハクビシンじゃない?!
ハクビシンは目から鼻にかけて白い線があるはず。
尖った鼻先、長く鋭い爪、黒い足首。。。
アナグマじゃん!!!
アナグマは、猟師でも法律で撃ってはいけないことになっているが、たまにハクビシンと間違えて撃たれたり、こうして罠にかかったりすることがあると聞いたことがありました。
そして、アナグマの肉は油がさっぱりとしていて旨いのだとも。
食べたい気持ちを抑え(そもそも自分では捌けないし、捌いて欲しいとお願いできる相手もいません)、しばらく観察しました。
最初は怒って威嚇していたものの、しばらくするとリラックスして(心臓に毛でも生えてるんだろう)お腹を見せました。
乳が張っている。
おそらく子育て中だったのでしょう。
ヒデくんは畑の近くで子連れのアナグマを見たことがある気がすると言っていました。
まだ小さい子どもを置いて食料を取りに人の畑に入った結果、捕まってしまったのです。
申し訳ないけど、遠くに行ってもらうしかありません。
このまま畑の被害を受け続けるわけにはいきません。
今はうちの畑だけですが、周りの畑にも被害が拡大する可能性だって十分にあります。
農政課によると、遠くの山(市の境の辺り)に逃すそうです。
観察を続けると、首の後ろにパンパンに膨れ上がったマダニが3匹もついていることに気づきました。
マダニはこのような野生動物に吸着し、1週間ほどかけて血を吸います。
ヒトにもつくことがあり(私は1度噛まれたことがあります)、もしマダニがウイルスを持っていた場合、死に至ることもあります。
うちの庭に移住されたらたまったものではありません。
そこで、マダニにも効く虫除けスプレーを大量に噴射しました。
すると、マダニはボロボロと落ちてきました。
マッチ棒と比較してこの大きさです。
直径1cmくらいはあるでしょうか。
潰してアナグマの血が飛び出してくるのも気が引けたので、焼却しました。
やれやれ、アナグマを飼うのも一苦労です。
さて、こうして週が明け、月曜日の朝イチで農政課の担当の方がアナグマを引き取りに来てくれました。
引き換えに空の箱罠をもう一基借りました。
もしかしたらまだ別の犯人がいるかもしれません。。
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