ハクビシン捕獲作戦
5月のプログラムで子どもたちが植えてくれたとうもろこしが、何者か(おそらくハクビシン)によって残虐に食い荒らされていました。
去年よりずっと冷静でした。
一つは、心の準備ができていたので、「やっぱりな」と思えたこと。
もう一つは、万が一被害があったとしても、このとうもろこしは猛暑で早く成長しすぎてしまったので、どちらにせよ夏のプログラムで子どもたちに食べてもらうことはできないとわかっていたからです。
夏のプログラムで食べる用には、後口で蒔いたものがあります。
そのため、あえて犯人を泳がせておいて、何者による反抗なのか(カラスなのか獣なのか)を特定した上で、対策を打とうと考えていたのです。
被害が出る前に、テグスと呼ばれるカラスよけの糸を張ったので、カラスの被害はなかったのですが、この食い荒らし方は間違いなく獣です。
夜間の犯行であることも、夜行性の動物の仕業であることを意味しています。
そこで、市役所の農政課に電話をして相談したところ、箱罠をレンタルさせてもらうことになりました。
翌日、早速箱罠が届きました。
届けましたよの電話もなければ、取扱説明書もありません。
なるほど。
農家ならこれくらい使い慣れているか、初見でも仕組みを理解すれば使いこなせるというわけだな。
少し物色すると、すぐに仕組みがわかりました。
機構も単純だし、セッティングもとっても簡単。
よくできたものです。
夕方、箱罠を持って畑に向かいました。
前口のとうもろこしの7割は既にやられてしまっていました。
残っているとうもろこしを犠牲にして、箱罠の中にセットします。
踏み板を踏むと入り口の扉が閉まり、出られなくなります。
どれくらいの体重で作動するのだろうかと思って、試しにとうもろこしをおいてみたところ、作動しました。
とうもろこしの重さで動くなら、タヌキより一回り小さいくらいのハクビシンなら動いてくれるはず。
問題は、ちゃんと中に入ってくるかということと、踏み板を踏むかということです。
流石に獣も無警戒ではないでしょうから、箱の中に入らなかったり、入ったとしてもうまいこと踏み板を踏まずに中身だけ持ち出す可能性もあります。
そのため、なるべく奥に餌を設置しました。
さて、無事犯人は捕まるでしょうか。
明日の朝が楽しみです。
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