毒親への対処法として二番目に理解すべきこと

世間には、貴方の苦境に対しても、自己責任やら、もう大人に成ったんだからやら、貴方も悪いやらとばかり言う人も多いです。
これらは全部無視してください。

中世ヨーロッパの人間は地球が平たいと信じていたようですが、これらの発言は地球が平たいと言っているだけのことに過ぎません。
彼等彼女等は、想像力も無ければ実体観察力も完全に欠如していて、マスコミや宗教権威が言うことを、思考停止して繰り返すこと以外は何も出来ないのです。
彼等彼女等は状況を改善させることも出来なければ、他人を励ますことすら出来ず、人生で出来ることが魔女狩りを繰り返すだけというような野蛮人に過ぎません。
己の意思で実体を観察する科学的意識も無ければ、己の意思で実体を動かす工夫を行う技術的意欲もなく、近代文明からは程遠い無能な野蛮人なのです。

アウシュヴィッツから出てきたユダヤ人に、自己責任論を発言する者は、創造力や公平性がないだけの人間です。
そうした連中は厄介ごとと関わりたくないだけで、保身しか興味がないため、何があっても責任転嫁と現実逃避をあらゆる形で言い換えるだけです。

貴方の毒親はヒトラーだったかもしれません。
貴方のことに無関心な世間の人間は、ヒトラーを支持したドイツ人です。
彼等はユダヤ人を助けた日本の杉原千畝のような精神を持っていません。

ハンナ・アーレントはナチス親衛隊のアイヒマンのことを「凡庸な悪人」といいましたが、世間の「凡庸な悪人」の発言はすべて無視してください。
彼等彼女等は、権威の言うことを繰り返すだけの、壊れたレコードでしかないのです。

ちなみに、第一次大戦においては、プロイセン貴族やユダヤ人の尽力によってドイツ帝国は負けはしたものの奮戦していたと言えます。
一方で、第二次大戦のナチスドイツは首都を制圧されるという惨敗を喫しました。
科学技術とは無縁なヒトラーや権威に追従するだけのアイヒマンでは、社会を支えて文明を繁栄させる能力を持たず、戦争においては何も出来なかったということでしょう。

最後に著書の宣伝をさせて頂きます！