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スープストックトーキョー、“離乳食無償提供で炎上”も、揺るがない声明。称賛のワケとは?

やっほー!ジャスミンだよ。
ついに5月がはじまりましたね。GWはどう過ごされますか?
一人旅、帰省、家族旅行、多様な過ごし方が考えられますね。
今回は、“多様性”があるからこそ発生する「ブランディングの難しさ」みたいなところを綴っていきたいと思います。

スープストックトーキョーが
“離乳食無償提供で炎上”。

皆さんは、最近話題のこのニュースに何を感じましたか?
ジャスミンは、「なぜ炎上する!?むしろ良いことしてるやん・・・?」と感じた派でした。しかし、人の価値観によって捉え方は違うのもの。賛否両論、多種多様な意見が出てきますよね。
さらに、愛しているブランドであればあるほど、対象ブランドが自分の価値観と異なる動きを取られると、その動きについて行けなくなる。。。
「私が愛用していブランドが、なんでそんな事するの?」と裏切られたキモチになることも、とても理解はできます。

誰かにとっては「良いこと」でも
誰かにとっては「悪いこと」になる可能性がある。

企業は、社会貢献をして成り立っているという前提条件があるので、悪いことをしている企業なんて存在していないと思うのですが、実際に「良い」と思って選んでもらえる企業になるのには、相当の努力が必要だったりしますよね。
「良いこと」をしていたとしても、切り取り方や伝え方次第で「悪いこと」と捉えられてしまうことがあるのも、よくある話だと思います。

そして、ここに”気を取られてしまう”企業も多いように感じています。
ブランディングを成功させるために、「消費者の評価」は、どう向き合い、どう対応すると正解なのか?これには、100社あれば100通り、答えは常に変化するんだろうなと、ジャスミンは思うのです。

揺るがない「らしさ」で伝えた
誠意とブランドスピリット

もしも、スープストックトーキョーが自社サービスの「評価」を気にしすぎていたとしたら、おそらく炎上した後すぐに火消し的な謝罪で済ませようとしていたはず。

しかし、同社は”安易な謝罪”(誤ったらそれで済むという思考)に走りませんでした。

https://www.soup-stock-tokyo.com/story/sst.babyfood20230426/

なぜ、謝らなかったのか?
それは、瞬間的な「評価」を気にするのではなく、自社のブランドの本質に立ち返って、ブランドとしてのあるべき姿と提供価値を熟考していたからだと言います。

「自分たちは、一体何者なのか」
「何を実現したくて、実施した施策だったのか」
「どのような人の支えになりたいのか」
「企業として何を提供したいのか」
「お客さまにどんな気持ちになって欲しいのか」

だからこそ、回答にも時間を要したみたいです。
回答が迅速でなかったとしても、考えた痕跡や過程が垣間見えるような言葉の丁寧さ、想いの強さや誠実さに対して、多くの人が称賛しています。

ジャスミンは、このように美しいブランドスピリットを見ることができて、改めて自ブランドの提供価値を明確に定義付けることの大切さに触れた気がしています。

スピード感を求められる世の中は、消費者の反応に対し反射神経的に対応する事はもちろん重要になってくることは百も承知です。

ただ、体温を感じ、想いを強く感じるブランドが、自分たちの独自の考え方を発信し、それを愛してくれる人(消費者)と共に共存していく。
そんな愚直な姿勢や思考、情熱をもつサービスや商品が、「愛されるブランド」の生き方なんだなと思った今回のニュースでした!


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