シェア
四流色夜空
2022年11月26日 05:26
文学フリマの会場で、短歌のブース辺りを歩いていてふと表紙が目に留まったので購入。20頁で8篇の65首を掲載。このブースをお二人でやっていらしたが、その二人(笹沼、おしまい)がユニットとして活動されているらしい。 あ、いいな、と思った短歌がいくつかあったので紹介。 この生きることと死ぬことの境を曖昧にする表現に惹かれました。補充は生きるための行為、それはそう、しかしそれは酔うためで、入眠を
2021年10月30日 21:14
『エモーショナルきりん大全』(上篠 翔、書肆侃侃房 、2021)フリッツ・ラングを引くまでもなく、ましてや西田幾多郎を引くまでもなく、あまつさえヘラクレイトスを引くまでもないし、もちろんパスカル・キニャールを引くまでもない。別にだれの言葉も引用も必要がない。なぜならここには彼の文字があるのだから。上篠翔の文章がある。だからそれについて語ろう。それ以外のすべては必要ない。少なくとも今は。なん