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マイ・ハイスクール・懺悔


高校のとき、一度だけ大雪の日があった。

校舎はコの字型で、真ん中には芝生広場がある。1階の教室から、すぐにテラスに出れるようになっていた。

芝生の緑もベンチの茶色も白にすっぽり隠されてしまった。

授業が終わると何人かが広場に飛び出していった。


雪だるま作ったり。

雪合戦したり。

極寒の中、アホな奴がアホしてた。


それを眺めてるだけのダサいやつ。
それが当時のワタクシ。


「あんなにアホにはなれんわ」
「さっぶさぶいのにようやるわ」


なーんて思いながら、カイロをすりすりしてた。



嘘。



カイロをすりすりしながら、思ってた。
ほんまいうたら思ってた。

「ワイもわっしょいわっしょいはしゃぎたい」


けど、出来なかった。
なんやろう。
キャラ的に、はしゃげへんかった。
アホなことしてる奴らが羨ましかった。

本当は解放したいのに解放できない。

自分の気持ちに素直に行動できない。

子供なのは俺の方だ。

はしゃぐべきときにはしゃぐ。

自分の気持ちに素直に行動する、表現する。

気持ちに嘘をつかない。

それが1番大人なのに。

高校のときは、斜に構えてた。

「あいつらにはついていけん」とな。

全くもって、もったいない思考回路である。

「さみーさみー」なんていいながら、仲間と学校で雪だるまをつくる機会なんてあのときしかなかったのに。



・こぼれ話

自分に素直になるって、出来てるようで出来てない気がします。今の自分は果たして、どうなのか。思いっきりアホな人生を歩んでいるのか。今のボクも高校の頃とあんまり変わっていないのかもしれません。

この歳になっても、キャラとか立場とか他人からどう見られたいとかで自分の思考や行動を決めてるみたいで、「相変わらずオレってば、カッコ悪いなぁ。ダサいなぁw💦」なんて思ったりします。

あ。決して悩んでいるわけではないです。
これからもダサい自分を受け入れて生きていきます。


・最後に一曲


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