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インプットの注意点【独学の技法 2】

こんにちは。久しぶりの勤務でなかなかやる気がでないというか、思考が遅いというか、なんせ時間がありすぎて効率の良さを忘れてしまっている、やうたです。

さて、昨日に引き続き「独学の技法」を読んで思ったことを書いていきます。今日もまず偉人の名言から引用しましょう。

「なにをしないのか決めるのは、なにをするのかを決めるのと同じぐらい大事だ。会社についてもそうだし、製品についてもそうだ」(スティーブン・ジョブズ)

かの有名なスティーブン・ジョブズは、会社や製品について言及しているが、これは自分がどの本を読むのか、何を勉強するのかについても言える。一時期、本当に、ただ本を読んでいるだけの期間があった。何か目的があって読書するのではなくて、本を読むことが目的になっていました。(いわゆる手段の目的化ですね)

最近も読む本の量はほとんど一緒だが、明確な目的を持って読書しています。それは、「社会がどのように動いていくのかを可能な限り予測する」ことです。その予測をもとにして、授業やクラス経営や個別対応・進路相談などの教育活動に生かします。

そのため、読む本の種類がぐっと減りました。今までは授業の方法論やクラス経営なでのノウハウ本・小説・流行りのビジネス書などを読んでいましたが、今は経営学・経済学系の本に目的を絞って、読んでいます。

そこで、大事なのは、目的は長期的ではなく、短期的でいますぐ役立つであろうことを優先すればいいと筆者はいいます。それは、「イノベーションのジレンマ」などでも語られていますが、市場のニーズがどこにあるかわからないからです。製品を生み出すときにこれはこんな風に使われて、こんな風に売れていくんだというイメージはあまり役に立ちません。

イノベーションは、自分たちの予期しないところで生じます。それと一緒で読書で得た知識もどこで役に立つかはわかりません。だから長期的に目標を立てて読書するのではなく、目の前の問題を解決するために本を読む。そして、その知識に汎用性を持たせた「知恵」としてストックしておくことが必要なのです。


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