その足し算にどれだけのメリットがあるか

こんにちは。やっと学校が始まると思ったのに、また休校になり、少しテンションが下がっているやうたです。ま、逆に今始めても…というタイミングだったので、妥当な判断ですよね。一応、13日から学校は再開ということですが、どうなることやら。

さて、今日はこの混乱の中で、何を「足し算するべきか?」ということを書いていきます。(足し算の定義については以下の記事を参考にしてください)

例にもまして、教員は足し算が好きだなと思いました。休校が決まって、教育委員会から降りてきた指令は、「毎日家庭に電話をして、健康状態と学習状況を確認すること」でした。

うーん。うーーーん。
これって、どんな意味があるのでしょうか??

健康状態を聞いて、「悪い」って言われても、僕たち教員にできることは何もありません。学習状況だって、共通の課題すらないのだから、何を聞けばいいのだろう。「勉強やってる?」「してる。or してない。」「そうか、頑張れよ」ぐらいしか言えないでしょう。それにどうすればいいかわからなければ、自ら電話を掛けてくるでしょう

クラスの子40人全員に電話をかける。この労力を毎日注ぎ込んだ先に何があるのか?これこそ、急に休校措置を取らざるを得なかった教育委員会が、罪滅ぼし的に現場にさせる自己満足仕事ではないか?

今考えなければならないことは、また同じ事態に直面したときにどのようなシステムであれば耐えうるのか?そして、どうしたら学校が再開したとき、子ども達がスムーズに学習を始めることができるのか?
だと思う。

そのための指示を教育委員会は出すべきであって、今を取り繕うだけの指示などいらない。

例えば、このことをきっかけに「zoom」などを活用した遠隔授業をやってみる。知識伝達授業であれば、動画を見ればいいのだから、動画をとって配信することをやってみる。現状で、学校に来れていない生徒を助けたいという思いをもって、トライアンドエラーを繰り返すことで、新しいシステムが作られていくと思う。今しかできないことをするべきだ。

これをきっかけに新しく学校教育が生まれ変わるチャンスなのに、無駄になりそうで残念です。トップに立つ人にこのような思考をする人は皆無なのでしょうか?僕のまわりにはたくさんいてるのに。。。

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