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マックについて
1: マックのこと
My Penis, Myself: I didn’t need a penis to be a man. But I needed one to be me. (わたしのペニス、わたし自身:男になるのにペニスが必要だったんじゃない。でもわたし自身になるために必要だった。)
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12月20日、衝撃的な写真がNew York Magazineの表紙を飾った。一見すると男性のセミヌードだが、よく観察すると両胸はいびつにひしゃげて、右太腿の肉がごっそりとそがれており、肘や首、砂時計型の骨格も女性の身体的特徴を現している。カルバン・クラインの下着に包まれてその存在感を誇示する男性器が、太腿の肉を切り取って作られた人工ペニスというところまで考えが及ぶ人は少数かもしれない。
この人物はトランスジェンダー男性ガブリエル・マック(Gabriel Mac)。世界各地を飛び回ってきたジャーナリストで、今回の特集記事では自身のファロプラスティ(陰茎形成術)の一部始終を綴っている。
そのセンセーショナルな内容は、TwitterやReddit上で論争を巻き起こしただけでなく、驚くべき「彼」の過去まで露わにした。ガブリエル・マックの性別移行前の名前はマック・マクレランド(Mac McClelland)。そして「彼女」が10年前にも世間を騒がせた赤裸々なエッセイを書いていたことが、わたしの興味をひいた。
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