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「未来志向リーダーへの第一歩:意識を未来に向けるコツ②

前回に続き、未来に意識を向けるコツがテーマです。

前回は『モノの見方』の習慣を未来に向ける方法について、一つ目をお話させていただきました。今回はその続きです。

↓前回ブログになります

2. 過去を再評価する

過去の記憶の良し悪しは、
今のあなたの気持ち(『モノの見方』)で決まります。

時間の経過や年齢を重ねることで、過去の思い出が良くなる経験はありませんか?

例えば、

かつて、若手のビジネスパーソンだったころ、厳しくて好きではなかった上司がいて、自分が仕事でパフォーマンスを発揮できず、自信を失いかけていた。しかし、現在の自分から振り返ってみると、あの苦しい経験や厳しい上司の指導があったからこそ、今の自信を取り戻して大きなパフォーマンスを発揮している自分があると感じている。

かつて、自分は背が低くて、友達にいつも小馬鹿にされた。自分ではどうすることもできなくて本当に悔しい思いをした。しかし、その悔しさをバネにして、得意なことを見つけて見返してやろうと思って真剣に取り組もと決意した。結果、大人になって身長も伸びて、自分の好きな演劇の世界で活躍している。また、人の弱みや悩みに共感できる人間になれた。あの子供の頃の悔しい気持ちがあったことに感謝している。

これらの事例では、
過去に嫌な気持ちだったことも、現在から振り返ってみると肯定的に捉えられています。
つまり、過去の記憶は不変ではなく、状況によって変わるのです。それを決めるのは、今のあなたの『モノの見方』です。

同じような論理が、現在と未来の関係にも当てはまります。
現在の評価を決めるのは未来のなのです。
現在、あなたがリードしている組織や、リーダーとしてのあなた自身のスキルに不満があったとしても、未来の結果が組織やあなたの評価を決定することを理解すれば、今の不満に心を向けることに意味はありません。
本当に意味のないことです。笑

視点を未来に向けましょう!!

3. 変わることへの心理的な抵抗を和らげる

人は変わろうとすると、無意識に心理的なバリアが発生します。
何かしらの変化を起こすと、現在の心地よい状態(コンフォートゾーン)に戻ろうとする恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働くのです。

この力が発生するのは、特に外圧による影響を受けた時です。

あなたも、過去に両親や先生から「●●をやりなさい!」と言われて、乗り気になれなかった経験はありませんか?それは、自分が望んでいない変化を半ば強制されているからです。

あなたがリーダーとして、組織をより良い形にしようと考えたとしても、「こんな組織をつくりたい」「メンバーと楽しくイキイキと事業を創りたい」という心から実現したいという強い思いが必要です。
中途半端な気持ちでは、恒常性維持機能があなたのリーダーとしての能力を抑えてしまいます。

会社の方針だからこうしなければならない、上司から言われたことに合わせる必要があるから自分の考えを抑えようとする気持ちでは、組織のゴール(ビジョン)を創っても成功しません。

この心理的バリアを突破するには、
自分が心の底から実現したいと思う世界やゴールを描くことが必要なのです。他人の影響を受けずに、自分が目指したい姿を描きましょう!!

とはいっても、会社員であれば会社や上司に合わせる必要がありますよね?という意見はごもっともです。そんな時は、以下の方法で対応してみてください。

  1. 共通性を見つける。あなたのゴールと会社(組織)の目的が一致する要素を探り、共通性を見つけましょう。それをあなたが描くチームのビジョン(ゴール)に含めて構成します。

  2. しっかりと説明する。上記のチームビジョンを丁寧に説明しましょう。資料に書いているからではなく、自分の言葉で熱意を持ち、会社の方針とも整合している点を論理的に説明しましょう。私の経験では、この2つのプロセスを経れば会社からNGを受けたことはありません。

  3. 時間を置く。やや消極的な方法ではありますが、自分を取り巻く外部の環境が変わるまで待ってみましょう。あまり良い事例ではありませんが、政治の世界は数年単位で中枢のパワーバランスが変わります。時流が自分と合っていないと感じる時は、今は目立つ時ではないと考え、チャンスがくるまで待つことも大事な戦略です。
    (そんなに待てない、外部環境が変わる可能性が低いようであれば、自ら環境を変える判断が必要です)

リーダーとは、組織やチームの未来を創る人です。
また、組織のリーダーである「あなた」も、メンバーと未来を実現するプロセスを通じて、「あなた」の理想の未来を実現することができます。

過去に視点が向いていませんか?
過去に囚われていませんか?
過去に常に感情が振り向いて、動けなくなっていませんか?

恥ずかしい話ですが、上記は過去の私への問いかけです。
お蔭様で、現在は未来に向けて意識を向けるようになり、このような文章を作成できるようにまでになりました。

同じような傾向があると感じる方や、もっと強く未来に意識を飛ばしたいと考えている方がいれば、今回ご紹介した3つの方法をぜひ試してみてください!

トレーニングを重ねることで、未来に軸足を置いて思考する新しいあなたに生まれ変わることができるはずです!!

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