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「東京上空いらっしゃいませ」(相米慎二監督)を鑑賞する。

大晦日。今朝は早く起きて、風呂場などを掃除する。
そのあと、ブルーレイディスク「東京上空いらっしゃいませ」(相米慎二監督)を鑑賞する。

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笑福亭鶴瓶の変な東京弁が愉快。
牧瀬里穂がひたすら可愛いい!


いったん死んで再び下界へ降りてきて、アルバイトに精を出すシーンで、この映画がぐぐっと立ち上がってくる。
私もリポリンのつくったハンバーガーを食べたいぞ。


相米慎二の演出は、あまり長回しにこだわらず、割とオーソドックス。ひとりの少女の一番旬の瞬間を見事に切り取っている。

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未見のかたは、ぜひ。

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特撮ファンにとって注目すべきは、キャメラマンと光学合成の担当者。

キャメラマンは、円谷プロ「怪奇大作戦」などで活躍した稲垣涌三。実相寺昭雄監督「京都買います」の撮影を担当したのも稲垣氏である。ちなみに稲垣氏は名監督・稲垣浩のご子息。

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光学合成(視覚効果)を担当したのは、中野稔と彼が率いる「デン・フィルム・エフェクト」。中野稔氏も、円谷プロの「怪奇大作戦」などで活躍。円谷特技プロダクション時代から在籍いている円谷一家の大御所である。

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天国(?)のシーンのワイヤーワークと光学合成が、今見ると少し、アレだが、当時としては画期的だった。

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テーマ曲「帰れない二人」(作詞・作曲:井上陽水&忌野清志郎)は、けだし名曲。映画内では、井上陽水、木村充揮、加藤登紀子、小笠原みゆき(牧瀬里穂の吹き替え)の4人のバージョンを聴くことができる。

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この映画に前後して、牧瀬里穂は、「シンデレラエキスプレス」のTVCMでブレイクするのであった。

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