石井妙子「原節子の真実」。実現しなかった「幻の映画たち」に胸踊る!
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石井妙子「原節子の真実」。実現しなかった「幻の映画たち」に胸踊る!

昨年、「女帝 小池百合子」をヒットさせたノンフィクション作家の石井妙子さんの「原節子の真実」(新潮文庫)を読了。面白い。

著者が映画関係者ではないので「巨匠」や「名匠」にも、忖度なし、遠慮なし。映画会社に不都合なことも平気に書いている。「ファクト」をかき集め、原節子の住んでいるらしい自宅まで行き、甥っ子さんに追い返されながら書いた、真実の原節子の人生。

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個人的に気になったのは「幻に終わった原節子映画」の数々。とりあえず、3企画。

■黒澤明が脚本・監督。第二次大戦中に満州で日本兵の砦が、敵に囲まれる。360度囲まれる。その敵たちを突破するのが「日本版ジャンヌ・ダルク」である十代の原節子、という企画。日本初の「女性主演の痛快戦争映画」になったであろう。リュックベンソンもビックリだ。

■原節子が母親役を演じる、太宰治「斜陽」。監督は成瀬己喜男。太宰ファンとしては胸踊る。ただ、脚本の水木洋子が「太宰さんの華族の言葉は、本当の華族の言葉ではない。華族はこんなことは言わない」とのひとことでボツに。残念。

■原節子自身が東宝プロデューサーに何度も企画を提案した「細川ガラシャ伝」。十代から原が希望した念願の企画だったが、実現せずに、引退へ。

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詳しい内容は、アマゾンなどのレビュー欄をご覧ください。

とにかく、この一冊には「今まで知られていなかった原節子の秘密」が描かれている。

ちなみに、小津安二郎との恋仲は「デマ」のようです。

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