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常勤(正社員)で介護士になるメリットはあるのだろうか?


こんにちは、youmeiです。

今回は常勤介護士のメリットとはについて書いていきます。


きっかけは、職場の人に『常勤にはならないの?』『もったいないから常勤になりなさい』と言われたことがきっかけでした。


30代で非常勤で働いていることに疑問を持ったようです。

相手も私のことを思った言ってくださったことだとは思いますが、世間や介護業界、日本の経済状況を顧みると、メリットが見つかりませんでした。


今回の記事はそんな常勤のメリットについて考えたことをまとめてみました。



結論:常勤介護士にはメリットは少ない

例外はありますが、基本的に常勤介護士にはメリットは少ないと思います。


まず介護士の業務は…

・給料に見合わない
・業務が多すぎる
・人間関係が悪いことが多い
・不規則な勤務時間
・肉体的、精神的なストレス

介護士は金銭的な見返りが少ない割に過酷な仕事といえます。


介護士の仕事はリスクが高い。

・感染リスク
(排泄介助、キャリア持ち、ウイルス感染(クラスター含む))
・利用者の怪我(責任問題)
・介護士の怪我(腰痛など)


コロナ禍ではクラスターが発生し、多くの利用者様が感染、介助に入った介護士も感染するというのを目の当たりにしました。

私自身も2回クラスターを経験しており、幸運なことにも新型コロナウイルスにかかることはありませんでした。


また利用者様が怪我をすると、ご家族によってはクレームが発生し、過去のニュースでは裁判沙汰になり賠償命令が出て驚きを隠せませんでした。


と一例を挙げましたが、高いリスクの割に給料が見合っていないというのが介護業界の現状です。


常勤・非常勤問わず、大きな目標や志がなければ続けられないと思います。

人気がないのも、うなづけると思います。


例外として…

・家庭を持っている方
→安定した収入
・常勤にこだわりを持っている方
→雇用の安定
・介護士として成長したい
→技術の習得・向上

と言った方はメリットがあると思います。

あくまでも収入などを度外視した方にメリットがあると思います。


常勤のメリットを挙げて、介護の現状を書き出してみる。

ここまでご覧になった方は、『常勤にもメリットはある』と思われるかもしれません。

そこで私が今まで勤務した施設や、関わりのあった介護士の方との情報共有から得たものをまとめたいと思います。


メリット?①雇用が安定している

介護士は雇用がものすごく安定しています。

また今後の高齢者の増加から更なる需要が見込まれます。


それに加えて介護士が不足しており、人手がどの施設も足りていません。

そのため転職は容易にできて、介護士で働いている以上食いっぱぐれはないと思います。


生活に必要な最低限のお金を稼げるのならば、非常勤で十分だと思うわけです。



メリット?②ボーナスがある

私が聞いた株式系の施設はボーナスがほぼなく約10万円だそうです。

話してくれた方が嘆いておりました。


別々の系列施設に勤めている方から複数聞いたので、傾向としては株式系はボーナスが少ないのかもしれません。

逆に特別養護老人ホームや老人保健施設を運営する社会福祉法人や医療法人は場所によっては2〜3ヶ月分出るらしいので、差は歴然ですね。

ちなみに私が医療法人にいたときは、年3ヶ月分は出ていました。


ただ上記の法人でも差はあり、求められる能力・技術も高いので注意が必要です。


あくまでもこれは介護業界内の話であり、一般企業と比べてしまうと少ないのが現状です。


メリット?③非常勤よりは給料が多い

額面上をみると非常勤より多いかもしれません。

しかし、サービス残業や業務の過酷さを顧みると割に合わないと思うのが現状です。

サービス残業をすると稼ぐ効率が著しく下がります。


一度私が常勤時代と非常勤時代を比べると、あまり変わっていないということがわかりました。(個人的解釈に基づく)

詳しくは以下の記事を参考にしてください。


最後に

いかがでしたでしょうか?

常勤介護士のメリットについて書き出してみました。


何かのお役に立てれば幸いです。


この下におまけと関連記事を書いておきました。

興味のある方はご覧いただけると幸いです。


ここまでお読みくださりありがとうございました。



おまけ・持論:非常勤で働いて最低限の目標を達成できればいい

私自身は、とある理由で介護士をやることにこだわりを持っているので、非常勤でも続けるつもりでいます。

非常勤で最低限の目標さえクリアすればあとは拘らないスタンスをとっています。

・社会保険に加入する
・最低限の生活費を稼ぐ
・実務経験を積む
(介護福祉士やケアマネージャーの受験資格)

これで割り切って、仕事(介護士)以外のものに時間を割くようにしています。


非常勤で働くには介護技術の取得と国家資格(介護福祉士)必須

この理由としては、

・転職しやすい
・施設という環境に依存しない
・しっかりした下地があると、どこへ行っても通用する

介護福祉士があれば、転職のハードルがグッと下がります。


また施設によってやり方が様々でしっかりした技術を得ていれば、施設の質が高かろうが低かろうが関係ないわけです。

むしろ技術の引き出しが増えていくわけで。

ただし、きっちりした技術を習得しておく必要がありますが。


他の理由として、施設によっては新人指導が人手不足や業務に追われてできないことが多々あります。

介護技術は基本的にはどの施設も変わりませんから、技術があれば放置されようが、何されようが冷静に対処できるわけです。


正直、施設の問題の根本的はどこもほぼ変わりませんから、どの環境(施設)でもやっていけるような実力と対応力を養っておきたいですね笑


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