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名もなき詩シリーズ

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日常が特別になる瞬間、生まれた言葉たち。 あえて題名は付けていません。 どれも愛しい感情です。
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2022年3月の記事一覧

名もなき詩 #57

悔やまれる出来事を
何度も何度も思い返すより
改善点を1つでも見つけたなら
もうそこにキミはいない

だから安心すると良い
抜け出したこと
自分に誠実でいたこと
褒めてあげると良い

時と共に
キミの心はいつだって
前に進みたがっている
#変化を恐れない #言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #56

木々たちは憧れている
赤や橙に染まる華やかさ
向けられる賛美の眼差し
だからこそ変化の前の
熱い日の光を全身で受け
訪れる冷たい風をも覚悟する
根強く穏やかに深呼吸する

今日の私は静かだ
ありがとうの前に
『いつも』を付ける余裕がある
まるで木々たちのよう
#言葉でHUGを #詩 #木曜日の詩

名もなき詩 #55

それでも夜がきて朝が来て

それでも人は沢山いる

それでもお腹は空いたりして

それでも世界は廻っている

だからこの瞬間
宝物のように
自分を抱きしめても構わない
#とらわれないこと #肩の力を抜きましょう #一緒にね #お疲れ様 #おやすみなさい #言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #54

辛く苦しいこと

どうして自分が

その悔しさから得るものは
必ず自分を強くする

誰しも味わいたくない
痛みや悲しみが分かる時
今度は誰かを守れるほど強くなる

その心 その身体
十分によくやってくれいる

宇宙に比べればちっぽけな
それらを愛するあなたは強い
#言葉でHUGを #詩 #愛する

名もなき詩 #53

どんな夜でも君を守りたい
月や星が見えなくても
その心灯していよう

ひとり抱えるには重すぎるだろう
噛みしめる力を抜いて
今だけはこの夜に寄り掛かればいい

無情にもやってくる朝まで
ふたり寄り添っていよう

明日を迎えるまで
明日を迎えるため
#大切な人と #大切な自分と #言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #52

何を疑い
何を信じ
何に流され
今に辿り着いたか

思い込みや他者の意識に
惑わされながらも
選んで取り入れた自分へ

泣いても 笑われても
自分に誠実であれ
あの時の自分との約束を
叶えていけ
#できる #まだ見ぬ仲間へ #エール #言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #51

秋の装いをした風の香り
秋の恵みを受けた果実の実り
秋の色を纏った高い空の憂い

妙な気分だ
秋は自然な自分に戻してくれる

もっとゆっくりでも良い
もっと色づいて良い
もっと豊かになって良い
もっと幸せになって良い
もっと笑って良い
#言葉でHUGを #詩 #赦し #好きな季節 #秋の詩 #過去作

名もなき詩 #50

この世界を描くには
ありとあらゆる色を重ねるだろう

もし真っ黒に混ざり
カラカラに乾いてしまったなら

白を取り入れれば良い
純真無垢で誠実な白なら尚良い

一面まっさらになったら
次こそは本当に好きな色を選ぶ

心のキャンバスは
あなたの望む世界が描かれるのを
待っている
#言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #49

そろそろゆるめる
脳と頬
ぽかぽかほっこり
風呂とお茶
きらきらまばゆく
夢と月

今宵は存分に自らを満たして
全てを空へ手放す

息を長めに吐いたなら
肩の力を抜いて
受け取れるように
両手を広げて眠ろうか
#等身大 #月 #言葉でHUGを #詩 #感謝 #言葉の力 #ことばあそび

名もなき詩 #47

一滴の雫

ぽたり、と落ちて

深く沈んだ側から

跳ね上がり

波紋が広がる

凛とした静寂の中は

心地良く

全てが見渡せる

その一滴があったから

満ち溢れてやまない



その心、満たすのには

一滴の雫で充分
#言葉でHUGを #詩 #今日も充分さ #呼吸できただけでもOK #ご自愛を

名もなき詩 #46

ヒトも光合成が必要
窓際に
日向に
恋人に
子供に
動物に
憧れに
身を置く

安らぎと温かさを感じたなら
あなたは微笑み
光となる
#一息 #甘い物は毎日解禁日 #言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #45

道端の名も知られぬ花に
灰色の衣を纏った空に
雨に降られ一層深みを増す緑に
スマホ見ながら犬に連れられる若者に

通り過ぎていくすべての時が
私をその一部にしたがる

大いなる自然の中では
無力だと感じることもあるけれど
抗わず自然に溶け込めば
愛しい輝きを放ち出す

窓を少し開けて 始まる
#言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #44

穏やかな朝なのに
頭が重たいキミ

今日は休みなのに
メールを返さないボク

あなたの隣りに居たいのに
好きと言えないのはダレ
#恋するヒト #愛するヒト #言葉でHUGを #詩