ヨースケ

北海道を拠点にホテル運営と空間作りやプロデュースをしています。 https://mao…

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北海道を拠点にホテル運営と空間作りやプロデュースをしています。 https://maoiq.jp/

最近の記事

MAISON SHIRO

2年半前から動き出していたSHIROの一棟貸しの宿プロジェクト MAISON SHIRO https://www.instagram.com/maisonshiro__?igsh=MWo1NDUwM2RpZHAyeA== 今月末に建物は完成予定です。 コンセプトは森の都合に合わせたものづくり。 従来の施工主本位の設計ではなく、自生する森を蘇生する過程で生まれる間伐材の材質や取れ高など“森の都合”に合わせる設計や、建材としては使えない端材を用いた薪のサウナ、森で生まれ捨

    • 何事も永遠のものなんてない

      こんにちは! ヨースケです。 今回は、「何事も永遠のものなんてない」についてお話しです。 過去に苦い思い出があります。 ずっと宿泊したいと思っていた宿が、突然閉館することになり訪れることができなかったことです。 「いつか行こう」と思っていたのですが… 全く閉館を想像していなかったので何故直ぐに行かなかったのだろうと後悔ばかりでした。なくなる理由が何であれ、何事も永遠に続くことは難しく終わりは急に訪れることもあります。それ以降「いつか」と言う考えは思ったり使わないように

      • 面白いホテル業の裏側

        こんにちは! ヨースケです。 昨年、キングコング西野さんのYouTubeチャンネルで、ホテル業の裏側、建築、VIP向けのサービス設計について対談させていただきました。 youtu.be/EjnV_Kse00s 収録場所は、改装するVIPラウンジ『星の絨毯』予定地の明月記さんです。 背景が一面の夜景なので、なんだかエモくなっております。 「スナック西野」という番組なのですが、収録中にひたすら二人でお酒を飲みながら話してます。ずっと飲んでます。。。すいません。 見ていた

        • 鏡の使い方を考える

          こんにちは! ヨースケです。 前回に引き続きVIPラウンジ『星の絨毯』プロジェクトについて、 メインである夜景を最大化することのお話しです。 「鏡の位置を徹底的に探って、夜景に囲まれるような(その日の夜景が壁紙になるような)空間を作ってください」 このリクエストを受けて改めて確認しに訪れた場所は、 鏡での空間演出が多彩で素敵なチームラボプラネッツ。 反射効果を見たかったので端や角など他の方とは違う場所ばかり長時間確認。 ( 一人だったこともあり相当怪しまれました… )

          星を見せるために

          こんにちは! ヨースケです。 今日は、VIPラウンジ『星の絨毯』のプランニングでこだわった点についてです。 『星の絨毯』の名前の由来は、星(夜景の明かり)が絨毯のように敷き詰められているからと命名。最優先は、星を見せること。 当初、内装はスッキリとさせる為に色をホワイトをベースにプランしていました。 ある日の夜に改装前の現場を訪れた時に、室内のパーテーション、床、柱、照明が窓に反射してメインである折角の夜景が全然綺麗に見えなかったんです。↓ すぐに全体のカラーを白色

          星を見せるために

          オフシーズンを作らない

          こんにちは! ヨースケです。 今日は、「オフシーズンを作らない」についてのお話しです。西野さんから「夜景がメインコンテンツになるVIPラウンジを設計してください」と連絡がありプランニングが始まりました。 場所は景色が絶景な懐石料亭の「明月記」さん ↓ 作ることになった経緯はこちら 外にジャグジーが欲しいというリクエストありました。 私は外にあると嵐や雨の荒天時に利用できない場合、お客様の満足度を下げると思い、開閉できる大きな窓にして半外の様に過ごせる室内に設置するプ

          オフシーズンを作らない

          コミュニティーの強さ

          おはようございます! ヨースケです。 今朝は、 「コミュニティーの強さ」についてのお話しです。 1年前にキングコングの西野さんからLINEがありました。 「別荘作りませんか?」と。 私は秒で「作りましょう!!!」と返事してます。 この件について事前に打合せしてた訳でもありません。 やりとりだけ見るとノリだけな感じがしますが違うんです。 何故即レスできたのか? その理由は、コミュニティーです。 以前、プロジェクトをプロデュースする流れで無謀にも絵本を作ろうという時期

          コミュニティーの強さ

          仕事の場をつくる

          おはようございます! ヨースケです。 昨日は学びの場作りでしたが、今日は「仕事の場作り」についてです。 CHIMNEY TOWNの本社オフィスを改装するお仕事をいただきました。キングコングの西野亮廣さんが仕掛ける絵本、映画、舞台、ミュージカルなど幅広いエンターテイメントの会社です。 以下、5点をポイントにしてます。 ・働きやすい環境 ・息がつまらない空間 ・人同士の距離感を適正に ・ミーティングなど話しやすい配置 ・シーンにあわせた場所を用意 基本的にはカフェ空間を

          仕事の場をつくる

          学びの場所作り

          おはようございます! ヨースケです。 今朝は、「学びの場所作り」についてです。 「これから学習塾を作りたいのですが外装のデザインをしてもらえないですか?」と塾長の加藤さんから依頼がありました。 塾に対しては、昔から心が躍らない外観が多いなというイメージ。 子供が通う塾を自慢したり、大人もあそこに通わせているんですよと言えるような場所にしたい。 いい意味で塾らしくないデザインにして、ここは何だろうという興味を惹き、駅前立地で電車も通るので外観をそのまま広告(看板)にし

          学びの場所作り

          出会いの瞬間を見逃さない

          おはようございます! ヨースケです。 今朝は、「出会いの瞬間を見逃さない」のお話しです。 自分がとても意識しているのが人との出会いです。 いつのまにか、せっかくの出会いを見逃してしまうことがないよう直感のアンテナを張っています。 実際にそう意識して出会った方々と一緒に仕事させてもらっています。 その中で、3年前に初めてお会いした時に衝撃的にピンときたお二人がいます。SHIROブランドプロデューサーの今井さんと社長の福永さんです。私は会った瞬間に一緒に宿やりませんかとお

          出会いの瞬間を見逃さない

          カワイイが1番

          おはようございます! ヨースケです。 今朝は、「カワイイが1番」についてです。 2020年に珈琲好きなスタッフと珈琲豆を販売してみよう!という流れになりブランドを作ることになりました。 最初は、珈琲豆をイラストにしたパッケージを作ってみたのですが、当たり障りの無い印象でオリジナリティがなく微妙でした。 スタッフのお子ちゃん(当時2歳!)が、珈琲を1人でドリップして淹れることがあって、スタッフに似顔絵を描いてもらったところそれがとっても可愛かったんです。 ↓ 今は料理

          カワイイが1番

          予算内のプロジェクトの危うさ

          おはようございます! ヨースケです。 今朝は、「予算内のプロジェクトの危うさ」についてです。 宿の近隣にカフェを作りました。 コンセプトはカフェを貸切って自分だけの時間を独り占めするです。 インテリアはアンティークでヨーロッパに来たかのような空間にしたかったので、骨董屋でもありデザイナーのFIVE FROM THE GROUNDさんに依頼しました。 はじめは何度も断られましたが、「FIVEさんじゃないと駄目なんです!もし受けて頂けなかったらカフェ作りを諦めます!」と私

          予算内のプロジェクトの危うさ

          飽きさせない仕組みを考える

          おはようございます! ヨースケです。 今回は、「飽きさせない仕組みを考える」についてのお話しです。 北海道長沼町の丘の上に、 MAOIQ棟、komfort棟、maoiqnokoya棟というスタイルの違う1棟貸しの宿泊施設があります。 元々は作家さんが暮らしながらモノづくりをしていたアトリエをリノベーションして、日常とは違う丁寧な暮らしをテーマとした棟にしました。 特徴としては、目の前にはガーデンがあり花を摘んだり、育てている新鮮な野菜やハーブを収穫して料理にできたり楽

          飽きさせない仕組みを考える

          どれだけお客様に憑依できるか

          こんにちは! ヨースケです。 今日は、どれだけお客様に憑依できるかを常に意識してサービスを提供しているというお話しです。 いきなりホラーなタイトルですが怖くないお話しなのでご安心ください! komfort棟の例で説明します。 ↓北欧スタイルのkomfort棟 北欧家具を中心としたインテリア、広大な牧場を眺められ玄関ドアを開けると薪ストーブがある空間が特徴です。 通常、マニュアル的には部屋の案内をする際に薪ストーブの使い方をご説明して着火します。 ただ冬になるとマイ

          どれだけお客様に憑依できるか

          何を優先したいのか、 何を諦めるのか

          こんにちは! ヨースケです。 今日は全ての仕事をする上で、 自分がいつも気にしていることをお話ししたいと思います。 私は北海道の長沼町という小さな町で1棟貸しの宿をしてます。 最初に作り上げたのはヴィンテージスタイルのMAOIQ棟 アンティークとアイアンを中心としたインテリア、吹き抜けの開放感で非日常な空間が特徴です。 広さは100平米ですが1LDKの間取りにしてます。 最初の設計時には周囲から「せっかく広いのだから部屋数を増やした方がいい」、「トイレは2階にもあると

          何を優先したいのか、 何を諦めるのか

          自分だけで楽しむなんて勿体無い

          こんにちは! ヨースケと申します。 あなたは何してる方ですか?って聞かれた時は、まずこう答えてます。 「 宿屋です。」 でも、宿屋以外の事もしてますよね?と再び聞かれた場合には、「 プロデュースなども!」と、最近答えることが増えてきました。 昔からではなく、ここ数年で人との出会いやご縁が増えたことからです。感謝です。 周りの大切な人達やスタッフに支えてもらいながら現在、多種多様なプロジェクトを進めています。 ホテル、カフェ、珈琲、グッズ、レストラン、ローカルビジネス、

          自分だけで楽しむなんて勿体無い