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『はたらく細胞』人体が学べる!覚えられる!【学べるエンタメ案内】

【学べるエンタメ】とは・・・
元エンタメ職(放送作家&ゲーム企画&カジノ)を脱サラしてから学習塾を起業してはや10年。私、ヨッシー塾長(吉澤一雅)が、「エンタメとしての面白さ」と「学び(勉強)に役立つ要素」、どちらもしっかりと持っているマンガ・ゲーム・VRを選び出したものです。 元エンタメ職として楽しめる部分をピックアップした【エンタメポイント】と学習塾塾長からみたスグに勉強に役立つ【学びポイント】、2つの視点からご案内していきます。

「はたらく細胞」とは? 

すでに全6巻と少なめの巻数で完結している本作ですが、内容は人体の内部で起きている数々のドラマを多様でコミカルなキャラクターで描き出す体内ドラマのマンガです。他にも「はたらく細菌」「はたらかない細胞」「はたらく細胞BLACK」「はたらく細胞フレンド」「はたらく血小板ちゃん」「はたらく細胞BABY」などなど、たくさんのシリーズ展開とアニメ化、舞台化、アプリ化、図鑑等の書籍化も、すでに多くの方に知られている大人気マンガです。

私のような教育関係者で「面白いのに学べるもの」を探してる人にとっては、今やもうかなり有名な作品で、実際に学校や塾でも生徒にオススメする先生も多いようです。

それほどまでに、この漫画は面白い(エンタメ性が高い)のに、それでいて人体についても、高いレベルで理解と知識の両方を得ることができるトップレベルの学べるエンタメです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4063765601/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_vR8CFbDZ6EKZD



エンタメポイント

◆ コミカル&バトル&キュート

主人公的キャラクターである赤血球ちゃんが体内をかけめぐりながら、様々な問題に仲間の力を借りながら立ち向かいます。その様子がとてもコミカルに描かれていて笑いながら楽しめます。それでいて、敵(ばい菌やウイルス)との攻防では、ハラハラするバトルシーンが多数あり、ついつい先を読みたくなってしまうストーリー。そうかと思えば、かなり可愛い「血小板」ちゃん(別でシリーズ化)たちのキュートなシーンも満載なので、ほんわかと癒されること間違いなし。 笑いあり、バトルあり、キュートありのドタバタな面白さがストーリーの魅力の一つです。


◆ 濃いキャラ山盛り!

主人公キャラの赤血球ちゃんがかすむほど、他にも濃いオモシロキャラが盛りだくさんです。クールに敵を倒す白血球さん、キュートな血小板ちゃん、さらにB細胞、T細胞、NK細胞などの強い味方の細胞さんたち。そして敵にも肺炎球菌やらインフルエンザ、最終話には新型コロナウィルスまで登場します。その1つづつに個性があって、魅力があるため、それらの個性的なキャラクターとの出会いけでも楽しく読めちゃいます。中でも、私が強く惹かれたのが「マクロファージさん」。怖さと包容力を兼ね備えた魅力的な存在です。

◆ 人体こそがエンターテイメント

それぞれのキャラクターのつくりも、バトルや笑いの見せ方も、エンターテイメントとして、とても高いレベルにある本作ですが、実はその奥にある、根っこの面白さは、細胞たちが協力して、連携して、補い合って、あきらめずに立ち向かって、最善を尽くして勝利するというストーリーにあるのだと思います。そして何よりも、そんなワクワクするようなアクションとドラマが、毎日、私たち自身の体の中で、数えきれないほど起きているという事実であることを知ることが、リアルも巻き込んだ一番のエンターテイメントだと思います。ということは、私たち自身が生きているだけで、もう滅茶苦茶面白くて感動するドラマの舞台であり、出演者たちを養っているんだということです。おー、なんだかスゴイ。 そう、あなたはスゴイんだ。 


学びポイント

◆ 生物のテストも、受験も、夢へのキッカケも!

この『働く細胞』を読んだ女子高校生が言っていました。
「あー!このマンガ、もうちょっと早く知っていたら、この前の生物のテスト、絶対高い点数とれた~!ていうか、高校受験も楽勝じゃん!」と。

そうなんです、実際に私が運営している学習塾でも、中学生の理科、人体の単元を勉強する人にこのマンガをオススメすると、面白いというだけでなく本当に理解した上でたくさんの知識も覚えられるので、定期テストで楽勝で高得点をとってきます。しかも苦労せず、笑顔で。また小学生でもハマれる内容なので、人体や生物への興味のキッカケに間違いなくなります。特に看護師に憧れる子どもにはバッチリ!

そして極めつけは、このマンガを私に最初に教えてくれた当時中学生だったHさん、興味がどんどん湧いてきて高校では生物部に入り、先日、国立大学の生物関連の学部に合格しました。彼女にとっては、「面白いからもっと知りたくなった」ただそれだけのピュアな気持ちだったようです。


◆ つながり、流れ、意味が理解しやすい

私が今の子供たちにこのマンガをオススメしているのは、「マンガでも学べる」からではなく「マンガの方が学べる」からです。人体の勉強をしようとすると、細胞や組織の役割がそれぞれ違うし、でも互いにつながっていて、連携したり協力したりと、全体のつながり、流れ、意味を理解しながら覚えてゆくのが大変なんです。ただそれをマンガの絵とストーリーで見せてもらうとイメージがすぐに入ってきます。例えば、赤い服着た赤髪の赤血球ちゃんは配送のお仕事なので、酸素と書かれた箱を抱えて走り回る描写が描かれます。これが教科書だと実際の丸い赤血球らしく画像と共に「赤血球は各組織へ酸素を運ぶ役割を持つ」となる訳ですが、理解のしやすさと記憶に残るのはマンガの方が上です。もちろん、そうやってマンガで理解をしてから、教科書やワークで文章を読めば、かなりスムーズに理解できます。


◆ 大量の人体知識が覚えられる

理科では、普段の生活では馴染みの無い言葉がたくさん出てきて、それを短時間で一気に覚えなさいと言われたりします。元素記号のようなモノから、岩石の種類、植物の組織などなど。それを塾や参考書では、「スイヘイリーベーボクノフネ」みたいに、ただ単に覚えるためだけに語呂合わせを伝授したりして。それで言葉は覚えるけども、意味まで含めた知識になるかと言うと微妙な気がします。当然、意味も無くただ覚えることに苦痛を感じる子どもが多くいるのも分かります。
しかし、そんな子どもたちでも、無意識に大量に覚えているモノがあります。それは、ゲームやアニメの登場キャラの名前や設定です。ポケモンの名前から、鬼滅の漢字だらけのキャラまで、それはもう細かくたくさん。ストーリーがあって、それぞれの個性があって、色々とたくさんあることがまた面白さにつながるため、夢中で自然に覚えてゆきます。
だから『働く細胞』にハマった子は、実在する細胞やら菌やら組織やらを大量に覚えちゃいます。しかも自然に、楽しく、笑顔で、得意げに。
同じ覚えるでも、楽しい方が早く覚えるし、忘れないし、使いたくなるので、暗記モノほどマンガやゲームでやってほしいですね。


まとめ
作者も編集者も、しっかり「細胞の世界」を勉強していて、それを単にエンタメに利用しようというよりも、むしろ「この面白い世界を使いたい!伝えたい!」という意思が感じられる丁寧な作品作りされています。さらに、監修する医師の方もちゃんと「エンタメを優先させながら」内容をチェックして修正やアドバイスを行うという協力体制。 これが「学習」とか「先生」が主導でマンガを利用すると「学習漫画」「楽しい授業」となって、それはそれでも価値はあるのですが、面白さは減ってしまいます。今、世の中には楽しいモノがたくさんあって、子どもたちに学びの楽しさを伝えるのは、かなり大変だと思います。ただ、エンタメも学びも敵では無く、人体の中での協力体制のように上手く連携することで、子どもたちを成長させてくれるものだと信じています。そんな想いを持たせてくれたこの『はたらく細胞』は、エンタメとしての面白さを優先しながら、しっかりとした学びにもなる、ホントに面白いのにホントに学べる「学べるエンタメ」として、最初にオススメしたい作品です。

エンタメポイント
◆コミカル&バトル&キュート
◆濃いキャラ山盛り!
◆人体こそがエンターテイメント

学びポイント
◆生物のテストも、受験も、夢へのキッカケも!
◆つながり、流れ、意味が理解しやすい
◆大量の人体知識が覚えられる

探究自立型学習教室シン・スクール 
代表 吉澤一雅 

マンガとゲームで「伝える力」を身につける
『マンガ感想文・ゲーム報告書』 
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