こだわりが自分を苦しめないためのこころがけ
こだわりと聞くとどのような印象を持つでしょうか。耳にするとこだわりがある人は、自分の芯を持っていて、ある分野で専門性があり、良い印象を持つことが多いのではないでしょうか。
こだわり(拘り)を調べると、
ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。
物事に妥協せず、とことん追求する。
つかえたりひっかかったりする。
難癖をつける。けちをつける。
上のような意味がありました。
拘という文字は、会意兼形成文字であるそうで、「5本の指のある手」の象形(「手」の意味)と「曲がったかぎの引っかかった象形と口の象形」(「言葉を区切る・曲がる」の意味)から、かぎを引っ掛けてとめる事を意味し、そこから、「とどめる」、「とらえる」を意味するようになったそう。
今でこそ、こだわりがあるという言葉をいい意味で認知するようになっていますが、言葉の成り立ちから見ると、あまり良いものでは無い側面もあるように感じます。
なぜなら、こだわりを強く持ちすぎると、視野狭窄となることがあるからです。
ある人はこう言っていました。
こだわりなんか無い方がいい。なぜなら、こだわりは成長を止めてしまう。
確かになと想います。
こだわりは偏りなんですね。
だけれど,偏りはその人のらしさの積算であることが多いようにも感じますから、そのバランスをどう取るかでもあるようです。
持っても良いだけど優しく握ってね。くらいに。
依存や執着ではない偏りは本当に愛おしいものです。その歪さがその人らしいと感じさせてくれるような情緒を掻き立ててくれますから。
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