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監査法人時代にエクセルは死ぬほど使い、勉強会なども行っていました。そのため、ショートカットや関数は使える方だと思っていました。しかし、コンサルの方とお話ししていいなと思ったルールがあったのでシェアしたいと思います!

✅1.ルールを決める

何かを入力するときに、文字色やセル色にルールを決めます(コンサル業界でほぼ共通のルールだそうです)。

まず文字色について。
ベタ打ち(値を直接入力)するときは青字、シート内で完結する関数を入れるときは黒字、他のシートから引っ張ってくるような関数は緑字で入力します。

文字色のルール


セル色は、行の途中で違う関数を使うときは赤色セルで、誰かに入力依頼するときは黄色セルを使います。

セル色のルール

例えば、22/6の "sum(A1:A3)" を22/9まで横引きした時に、「22/7は別の計算式も入れたい!」といった時に赤色セルを使います。こうすることで、どこが特殊な関数になっているかがパッと見てわかります。

赤色セルの例


また、例えば各部署の人数を報告(入力)してもらうとき、入力してほしいセルを黄色にしておきます。こうすることで、入力する側もどこが対象なのかがパッとわかります。

黄色セルの例


✅2.ルールを決めるメリット

このようにルールを決めるメリットは大きく2つあります。

2-1.パッと見たときにわかる

Excel業務は属人化しがちです。その人独特の「マイルール」が結構存在します。例えば、"=sum(xx:xx)"を使う人もいれば "= xx + xx"と使う人もいます。見やすさにこだわりを持っていろんな色を使う人もいます。

そのため、他人が作ったExcelを使うときはまずその解読から始まります。ですが、「このセルはここから来ていて、ここにつながって…」と本来こんなことに時間を使うべきではありません。

ただし、会社(あるいは少なくとも自部署)で統一されたルールがあれば、解読がしやすくなります。「ここはベタ打ちされている。ここは他のシートから飛んできている」という感じで感覚的にわかります。


2-2.関数を壊されない

また、共通ルールがあるとどこに注意すべきかがわかりやすくなります。「緑字だから他のシートと連動しているな」「赤色セルだから関数が変わっている」などパッと見てわかります。そうすると、入力したり関数を変えたりするときに相手も意識するので、せっかく作ったExcelを破壊されることが少なくなります。

また、副次的な効果として、万が一Excelを破壊された場合でもどこが原因かを特定しやすくなります。


✅3.まとめ

いつも記事をご覧いただきありがとうございます!

今後も毎日投稿を継続しますので、よければ他の記事も見ていただけると嬉しいです!


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