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「上場会社」と「公開会社」

言葉の響きとイメージは似ていますが、実はちがうもの(概念)です。
今回はその違いを専門用語を使わずにお話します!

上場会社とは?

まずは、わかりやすい上場会社からいきましょう。
代表的な例としては、トヨタ自動車やソフトバンクなどが挙げられます。

上場会社を一言でいえば、「誰でも取引所で株を売買できる会社」です。
○○円で買いたい人と売りたい人がマッチしたら、証券会社を通じて取引所で売買が成立します。

NET MONEYより

上場会社の株価は取引所で常に公開されているのもポイントです。
ちなみに、上場会社は2021年12月時点で3,930社あります。


非上場会社とは?

逆に非上場会社はその反対です。

上場会社であれば○○円で買いたい人と売りたい人を取引所で自動的にマッチングしてくれますが、非上場会社は取引所がないので売買するには自ら相手を探す必要があります。

また、上場会社は株価がオープンになっているので売買金額の目安がわかりやすいですが、非上場会社は決まった株価がないので売買金額は相手との交渉になります。

ちなみに、(少し古いデータですが)2014年9月時点の非上場会社の数は約242万社になります。
上場会社はほんの一部で、ほどんどが非上場会社ということがわかります。

公開会社とは?

先に非公開会社から説明します。
非公開会社を分かりやすく言うと「株式の売買に承認が必要な会社」になります。

家族経営の会社をイメージするとわかりやすいです。
家族が勝手に家族以外の人に株式を売却してしまい、その人が経営に非協力的であった場合、事業が円滑に進まなくなってしまう恐れがあります。

そのため、「株式を売却するには取締役会(または株主総会)の承認が必要
」と決めておくことで、そういった可能性を排除することができます。

逆に公開会社「制限なく株式を売却できる(株式の売買に承認がいらない)会社」になります。

これらをまとめると以下のように整理できます。

・上場会社か? → 取引所で売買されるか?
・公開会社か? → 制限なく株式を売却できるか?

マトリックスにしてみるとこんな感じです。

ただし、実際は「上場会社=公開会社」、「非上場会社=非公開会社」となるケースがほとんどです。

まとめ

以上、上場会社と公開会社の違い専門用語を使わずにをまとめました!
みなさまの気づきになれば幸いです。

また次の記事でお会いしましょう!

参考にしたサイト

上場会社の数(Yahoo!ファイナンス)
非上場会社の数(経済産業省)

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