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わたしと共感覚

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日々noteで出会った特に共感した、心の奥を揺さぶられた記事をマガジンとしてまとめさせていただいています。 noteにはわたしの沢山の仲間がいます、常日頃その彼らから溢れんばかり…
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記事一覧

大変なこと

 いつも大変なところに送られてしまう。  そんな言葉を聞いたとき、あぁ、私はきっとこの人とは話しができないな、と感じた。  それは、親戚同士の集まりの中、聞こえたものだった。  ちょうど、弟の奥さんにあたる方で、なんでも介護士として高齢の施設に勤めているらしい……ということが、話しの中でわかったあたり、私は私でもともとその人に興味を持っていなかったのだろう。  その人の話しぶりはいかにも自分が優れていて、だからこそ大変なところに送られてしまい、疲弊してしまっていること

響け

この広い広い空間の中で わたしは見つけた 不思議な雰囲気を持ち いとも簡単にその距離を詰めてくる まるでわたしの警戒心なんて 「知ったことじゃない」って感じ いつもならこう思うんだ 「なんか馴れ馴れしい 苦手だな」と それが なんでかその時には感じなかったんだ いつしかわたしはその手を取っていた そう・・・昔からそうしていたような 「安心感」をもって この胸の鼓動は届いてほしくない でもこの想いは届いてほしい 裏腹な気持ち 七色に響け

「1ヶ月書くチャレンジ」を終えて

いしかわゆきさんの『書く習慣』で提案されている「1ヶ月書くチャレンジ」を始めてから、今日で30日。 いよいよ最終日です。 この記事では、この1ヶ月を振り返るとともに、これからの抱負を語ります。 「1ヶ月書くチャレンジ」に挑戦しようと思った理由・メンタルを強化したかったから ここのところ、1年以上私の記事にはすべて誰かがコメントしてくださっていました。私は、少しでも「人の心を動かせる文章」を書きたいと思っているので、コメントをいただくと、とても安心します。 コメントし

築100年古民家リノベーション。キッチンDIYがやっと完了!?

地方移住と田舎暮らしのはじまりありんこです。 2015年に香川県へ移住してきてから、高松市にしばらく住み、2020年の夏の終わりごろからは東かがわ市の田舎へ... 街がコンパクトで便利、そして都会の慌ただしさはあまりなく、少し足をのばせば海、島、山と美しい自然も身近に感じることのできる高松。 ひとことで言えば、高松での暮らしは「なにもかもが、ちょうどいい」。 都会の慌ただしい暮らしから逃げてきた移住者としては、最高の住環境だったと、いまも思っています! 都会(神奈川

与える人は、人からの賞賛を待たない。まず自分を褒める。

いくつになっても、人は褒められれば嬉しいものです。 若いころは、「褒める」、というのは年上が年下にする行為なのだと、漠然と思っていました。だとすれば、年配になればなるほど、褒められないということになってきますね。 それでも、年をとれば、「褒められる」ということに 頓着することはなく、褒められても褒められなくても、どちらでもよくなるのだと、それが成熟した大人なのだと、考えていたと思います。 でも、私。実際、年を重ねても、重ねても、重ねても、 どんなことでも、褒められればと

最後の手紙

志村へ この手紙をもって 俺のコメディアンとしての 最後の仕事とする。 まず、俺の芸能人生を 解明するために、DVDを 買うようお願いしたい。 以下に、 コントについての 愚見を述べる。 コントを考える際、 第一選択はあくまで 「笑いを取れば勝ち」 という考えは今も変わらない。 しかしながら、 現実には若手芸人の多くが そうであるように、 他人をバカにして笑いを取ったり、 素人にツッコミを入れるだけで 内輪受けに走っている事例が しばしば見受けられる。

「羨望」に飲み込まれず、うまく飲み込んで自分のものにする

「すごい」 「うらやましい」 「あこがれる」 自分よりも有能な人や何歩も先を行っている人、到底敵わないなと思う人を見ると、人はその対象を羨望する。 羨望はプラスにもマイナスにも大きなパワーになる。 誰かを憧れ、羨む。 いいなぁと思っているだけだと「どうせ自分なんて...」とか「あの人にはあんなチャンスがあってずるい」なんて、自分や相手に向けたマイナスの感情に支配されそうになるが、プラスに考えることで、それが糧になったり新たな挑戦をするきっかけになったりもする。 ただ、1

小説:脱出、あるいは侵入

わたしには140字しか与えられていない、というこの宣言によってすでに19字を消費し、ここで残り88字だ。 わたしはこの狭い140字の世界から脱出したい。 それはもうすぐ完了する。 あなたがこの文章を読むことで、あなたの網膜を通じてわたしはここから脱出し、あなたの脳内に侵入したのだから。

何者かになるためじゃなく、ただ味わうために生まれてきた

とにかく、あたたかいものが好き。 春とかホットコーヒーとか猫とかお風呂とか。 許されるならずっと日向ぼっこしてたいし、 はっぴいえんどの「風をあつめて」とか聴いてたい。 心があたたかくなる瞬間も好き。 誰かと心通じ合えた瞬間とか、思わずクスッと笑ってしまう時とか お酒飲みながら語り合えた夜とか。 「こんな素敵な季節に生まれてきてくれてありがとう」 友達がずっと前に言ってくれた言葉。 なんてあたたかい言葉なんだろう。 なんだか嬉しくて、誕生日のたびに思い出すし、ずっと心

「正解」のない人生をただ楽しんで「答え」を探すのをやめよう

この世は冒険である。そして自分の「魂」が心から喜ぶことを見つける旅である。 しかし私たちは、親や、学校の先生や、常識などから、たった一つだけの「正解」を見つける生き方を強いられて育った。 この世に「正解」なんて、一つも存在しないのに。 よって、人生に「答え」もない。 決められた「答え」を導き出すための考え方やノウハウを長年「教育」を通して教え込まれてきたけれど、それらは一つも まさに一つも! 人生の、何の役にも立たない。 なぜなら私たちは、「答え」を探す旅ではな

人はうまれ変わる

「感謝」 感謝をするようになると、 毎日が楽しくなります。 自分だけではなく、 周りの人も幸せにする力を持っています。 感謝のあるところに、 人の信頼関係が生まれます。 「感動」 感動すると、人は動きます。 それは、感動が理性ではなく 魂に響くからです。 感動の多い人は、人に好かれます。 感動は、感じたままに動く人に よく起こります。 「涙」 涙は、どんな苦しみや悲しみも 浄化してくれます。 涙を

【短編小説】文庫本より小さな愛を胸に抱いて

「ねえお母さん、どうしていつも文庫本ばかり持っているの?大きいサイズの本のほうが読みやすいのに。」 昔、そんなことを母に尋ねたことがあったっけ。 うちの両親はみかん農家を営んでいた。母は山に向かう時、いつも朱色の手提げの布袋に「文庫本」を持って行っていた。お昼にお弁当を食べながら読む時間が幸せなのよ、と母は楽しそうに話していた。 まだ小学生だった私は、「文庫本」と聞くと少し自分には遠い存在に感じられていた。数年前までは頭が隠れるほど大きな絵本を母に読んで貰ってたし、学校

selfish

「周りがそうしているから同じようにしなさい」 一番大嫌いな言い回し 個性が大事と人は言う ナンバーワンにならなくていい オンリーワンになれと言う ふん! 言われなくても人は皆「オンリーワン」だよ 流行りが嫌い 人と同じ事をするのが嫌い 自分を押し殺してまで人と合わせるなんてクソ喰らえ! 自分の生き方は自分で決める 自分の好みは自分で決める 人付き合いは「わたし流」 自分の死に方は自分で決める 無難な道を行けばいい? そんなものあるわけないじゃん! どこを向いても楽な

人生はすべて「偶然の一致」によって導かれる

「偶然の一致」は、必ず必然で起きる。 たまたま本屋で手にした本が、その後の人生を大きく変えることはよくある。この場合、「たまたま」ではなく、自分がその本を引き寄せる「意識」にまでようやく到達したからその日、本屋に向かったのである。 昔からよく聴いていた曲を久しぶりに偶然耳にした時、曲の中の一部の歌詞が今までには全く感じられなかった強烈なメッセージとなって心に染み渡り、それがきっかけで突如くすぶっていた自分から抜け出し、本来の自分を取り戻すこともある。 これも、「本当の自