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気持ちに「ゆとり」をつくる方法を考える

 「ゆとり」「余裕」「余白」があるとやる事が増えていくもの。以前の自分もそうであったし、(最近の自分もヤバくなってきたよ( ・∇・))、周囲にもたくさんいたし、メンタルヘルスという視点で見た時に、「ゆとり」がなくなってしまっている状況の方々と多く出会ってきた。そして、「メンタルヘルス」=「メンタルの問題」と捉えられがちですが、そうではない。そのことは、いつか触れるとして、今回は「ゆとり」について考えてみたいと思います。


ゆとりとは

 ゆとりがない、持ててない、そんなことが増えていないだろうか。そんな自分になっていないだろうか。まじめで熱心になりやすい人ほど、一生懸命に取り組むが故に、ゆとりがなくなりやすい。


ゆとりが大切な理由を考える

 ゆとりを大切にすることを勘違いして、ただゆとり時間を増やしたり、緊張感をもたせない、焦らせない、切迫した状況をつくらない、そんなことをしたら大変だと思うんです。

人生は、「緊張感を感じる」「焦る」「切迫する」そんな状況にたくさん遭遇するものです。
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そんな場面に耐えられなくなることが増える。
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「緊張感を感じる」「焦る」「切迫する」状況が発生すること、状況を起こす人や仕組みが良くないと感じ始める。
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その状況が起こらないように求め始める。
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「緊張感を感じる」「焦る」「切迫する」状況は完全になくならない。

 こんな現象を繰り返していないだろうか。ただ「ゆとり」が大切で目的であるかのように勘違いしていないだろうか。ストレスに弱い人間社会を作っていないだろうか。
 能力の高い人を評価するのはいいが、責任や役割の重さと業務の質や時間や量が増加して担い過ぎてしまう傾向が今の日本社会にあるのではないだろうか。
 目まぐるしく変化する社会を個人の狭い目で見ているだけですが、そんな見方ができるように思える。

 「緊張感を感じる」「焦る」「切迫する」状況を耐えて乗り越える力をつけるため、人間的成長として「ゆとり」を育てることが大切なのではないか。

 ゆとりを持つことで、視野を広げ、成長し、高い質で効率が上がるのではないだろうか。


実践してみた、ゆとりをつくる方法

◆意識してみたこと

・手を抜く(完璧を目指さない、不完全を楽しむ)
・遊び心をもつ(真面目さや効率や結果だけでない、大切な要素)
・タスクを削る(タスク管理に時間をかけない、仕事を抱えない)
・視点を変える(集中し過ぎて視野を狭めない)

◆行動してみたこと

・深呼吸する(文字通り、深い呼吸を繰り返すはどこでもできる)
・リラックスして体をほぐす(立ったまま、座ったまま、横になってなど)
・ながら作業をやめる(あれもこれも同時進行はやめる)
・自然の中を歩く(気分を変えてリセットする)
・趣味を楽しむ(楽しめる時間でいろんな思考を使って柔軟にする)
・朝活する(生活リズム、1日のスタートを改善する)
・スマホを持たない時間をつくる(依存性から距離をおく)
・TVをつけない(時間を有意義に使う)
・瞑想する(静かに穏やかに気持ちを整理したり、振り返る)
・何もせずぼーっとする(頭を空っぽにする)
・寝る(良質な睡眠で体も脳も休ませる)←ここ数年の取り組み


自分に合う方法を探す

 どんな方法がいい、効果なのか、それは人によって、置かれている状況によって、違うものです。一つだけではなく、状況によって使い分けできるように、自分に合う方法を色々と試しながら探して、いくつかの方法を持つのがいいと思います。いろんな人の方法やアイデアを参考に試してみたり、情報交換や工夫して自分流にアレンジするなど、遊び心も大事かなと思います。

一方で、多くの方法を活用して「行動」が増えて、最後にあげた「寝る」が不足していたことが、体調の不調につながった要因ではないかと反省した。(昨年の記事にも書いた内容は下記リンクから)体の不調は元気に過ごせなくなるのでメンタルにも影響しやすい。ショートスリーパーでも様々なストレスや行動が増えすぎると、不調が起きる。体がサインを発してくれたことで、脳も体も休める大事さに気付かされた。


「緊張」と「ゆとり」のバランスで豊かになる

 「ゆとり」「余裕」「余白」があるほど、思考、表現、行動の質が豊になると思います。
 例えば、僕は趣味で書道をしますが、書く内容(文字やデザインなど)も重要であると同時に、余白とのバランスがとても重要で、余白を活かした作品ほど、人の目を引き想像力をかき立てるものだと思います。


いろんな考えがあって、いろんな人生や生活や個性があって、いろんな「ゆとり」があるのだから、これがいいという絶対はないのだけど、少なくとも、シェアして参考にしたりすると、共通点や違いから、お互いを知り尊重することも始められるキッカケになると思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
よかったら、感想はもちろん、いろんなゆとりを持つ方法などコメントくださると嬉しいです。




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