【ネタバレ注意⚠️】映画BLUE GIANTを見た感想🎷
みなさんこんにちは❗️
いつも読んでくださりありがとうございます。
今回はMLBではなく昨日公開された映画、
BLUE GIANT(ブルージャイアント)の感想を書いていきたいと思います。
※途中ネタバレなどを含むので「まだ観ていないよ」という方は映画を鑑賞し終わってからまた来ていただければと思います。(映画の結末など重要な部分のネタバレは無しでいきます👍)
感想だけ知りたい方は目次から映画の感想に飛んでください。
BLUE GIANTとは
作者 石塚 真一 代表作には「岳」などがあります。 2013年から週刊「ビッグコミック」で連載されている漫画です。
ストーリー
主人公・宮本大(みやもと だい)が世界一の
ジャズプレイヤーを目指すジャズ漫画です。
バスケ部に所属している高校生の大はある日、友人に連れられジャズハウスに行きます。そこで大は初めてみるジャズの演奏に心を打たれます。そして大は「ジャズプレイヤー」になることを決心するところから物語が始まっていきます。
マンガ自体は3部構成になっており、
・1部「BLUE GIANT」10巻
・2部「BLUE GIANT SUPREME」11巻
・3部「BLUE GIANT EXPLORER」8巻~
今回の映画では1部の「BLUE GIANT」が描かれます。1部では大が高校を卒業後に上京をし、同じ十代のジャズプレイヤー2人とバンドを組み、共に成長していくのが1部の内容です。
東京に行き大とバンドを組むのが天才ピアニスト・沢辺雪祈(さわべ ゆきのり)と、大と同じ高校出身のドラマー・玉田俊二(たまだ しゅんじ)の2人と「Jass」というバンドを作ります。
そして3人は衝突しながらも成長していき、日本で一番のジャズクラブ「ソー・ブルー」でライブを行うことを目指していきます。(現実でいうブルーノートですね)
映画の感想
総合評価は10点満点中9.5点です。
結論から言いますとメチャクチャ感動しました。特に映画のラスト辺りからはずっと泣いて観ていました。
ライブシーンの作画も素晴らしかったですし、スクリーンからしっかりと大や雪祈、玉田の熱が伝わってきました。
原作を読んでいたので最後どうなるのか(多少の変更はありましたが)わかっていたのですが、それでも感動して泣いていました。
それぐらい素晴らしい映画でした。
オリジナル曲もキャッチーで激しく、耳に残る曲が多くライブシーンとも相まって物凄い迫力がありました。
満点じゃない理由
まず、今回の話は東京での話がメインなので大が高校生の時の話がほとんど出てきません。
(単行本で言うと、1巻から3巻途中まで)
なので、大の兄がローンを組んでテナーサックスを買ってあげるシーンや大が上京する前に家族に演奏するシーンなどは回想で少し出てくるぐらいでした。
他にも文化祭で演奏するシーンや音楽の先生とのやり取り、犬のバーナムなどに関しては一度も出てきませんでした。
個人的には大が父親にジャズプレイヤーになりたいと言った時に父親が「やれよ。とことん、おもっいきりやれよ。」というシーンが見たかったです。
1巻から10巻までを2時間20分ぐらいに納めようとなるとどうしてもカットしないといけないシーンは出てくるので仕方がないですね。
3DCGについて
良い面と悪い面、両方ありました。
良い面は大の演奏スタイルは身体を大きく動かしながら演奏するので、その部分を強調することが出来ていました。
反対に悪い面は特にピアノの雪祈が弾いているシーンで手元の細かい動きがあまり良くなかったところですね。スピード感もあまり感じなかったです。
3DCG自体も人の姿が昔のファイナルファンタジーみたいな感じでした。
絵が良かっただけにCGになった時の落差が大きかったように感じました。
良かったところ
まず、映画の前半はドラマーの玉田が主人公のように感じました。
たぶん、大の初心者から成長していく過程が映画ではなかった分、玉田が素人から成長していくところが合わさったんだと思います。
それが、映画後半で感動を呼ぶ大事なカギになりました。
特に私が重要だと感じたのがJassの初めてのライブです。
この時点で玉田はまだドラムを始めて3ヶ月。ドラム教室に通ったり練習用のドラムセットを購入して練習をしますが、3人で練習をする時はなんとか大や雪祈に合わせて叩くので精一杯でした。
そして初めてのライブ。
玉田は完全に置いてかれてしまいます。
この挫折するシーンが漫画よりも丁寧に描かれていたのがとても良かったです。プロとして初めてのライブでとてつもない輝きを放つ大とは対照的に自信を木っ端微塵に打ち砕かれ放心状態になった玉田との対比が上手く描かれていました。
演奏中、少しずつリズムがずれてきて途中で完全に置いてかれるシーンやなんとか途中から立て直そうとするところなど漫画では伝わりきらなかったところが音が加わったことでより一層分かりやすくなりました。
ここで映画の中で私が一番好きなシーンを紹介します。
映画後半、最初のライブから徐々にファンが増えてきたJass。レコード会社の人からも注目されるようになり、玉田も最初のライブから大きく成長していきます。
そんなある日のライブ終わり、ジャズクラブを出るとお客さんたちが大たちを出待ちしていました。ほとんどの人が大や雪祈に集まるなか、1人だけ玉田のところにやってきます。
その人はJassの初ライブから欠かさず来てくれている人でした。
そして、その人は玉田にこう言います。
「良くなっている。ボクは君のドラムを、成長する君のドラムを聴きに来ているんだ。」
作中でも屈指の名言です。
私も思わず涙が溢れました。
自分の成長を見てくれていた人がいてくれたというのは、とても嬉しいことですよね。
私たちも誰がその努力を見ているか分かりません。毎日、全力で努力していれば誰かが見つけてくれるということを忘れてはいけませんね。
オリジナル曲について
上原ひろみさんが映画の音楽を担当しているので不安よりも期待のほうがとても大きい状態で観ていました。実際、予告で流れていた「First Note」という曲もとても良かったです。
そして、劇中では先ほどの曲に加え「N.E.W」と「We Will」、「BLUE GIANT」がオリジナル曲として登場します。
どの曲もとても良く、カッコいいものばかりです。個人的には「N.E.W」が一番好きです。
現在、映画のサウンドトラックも発売されています。アナログ盤もリリースされるようです。
こういう人に観てほしい❗️
全員にオススメできる映画ですが、特に今から紹介するような方に観ていただきたいと思います。(原作を読んだことがある人は間違いなく観に行ったほうがいいです!)
・観ようか気になっている人
・ジャズに興味がある人
・音楽が好きな人(ジャンル問わず)
・音楽を今やっている人、もしくは辞めた人。
・新生活など新しい環境にいる人やこれからなる人
・何か熱中しているものがある人、もしくは無い人
・最近、悲しいことがあった人
・世界一を目指す人❗️
とにかく。本当にたくさんの人に観てもらいたい映画です。
まとめ
音楽映画は幾つか鑑賞したことがありますが、今回のBLUE GIANTが一番良かったです。
最後のライブシーンでは原作とは違う、まさかの展開でした。ここは映画館で驚いてほしいと思います。
そして、今回の作品を観て、ジャズに興味を持ったあなた❗
是非、ジャズの名盤と呼ばれているものや実際にジャズクラブに行ってみてください❗️
間違いなくハマります❗
最後まで読んでいただきありがとうございます!
何か質問などがありましたら、コメント欄などでお待ちしております。
それでは次回の投稿でお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?