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自己肯定感が低くなるのはなぜ?


はじめまして、吉野こまちです。
クローン病という難病にかかって今年で4年目になり現在はコーチング講師、またご縁があって特進アカデミー(https://ris.ne.jp/)で塾講師として活動しています。


今のお仕事を始めてから約1年、
現在は主に小学生や中学生の生徒さんを担当させていただき、コーチングを交えながら日々授業をしています。


授業をしながら思っていることは、今の子はすごく自己肯定感が低いということです。


私が小学生の時「俺すごいんだぜ!」という自信に満ち溢れた子がいた記憶がありますが、今はほとんど見かけません。

「得意なことはなにかある?好きなことは?」という質問を投げかけても返事にかなり時間がかかったり、答えが返ってこない子も沢山います。


私の小さい頃は周りにすごく元気な子や自信に満ち溢れた子が多く、そんな子たちを当時自己肯定感が低かった私は「すごいなぁ」と思って見ていました。


どうして自己肯定感が低い子が昔に比べて増えたように感じるのか。今回はこのお話を私の経験談も含めてお話ししたいと思います。


なぜ自己肯定感が低くなるのか

自己肯定感が低い子と高い子はなにが違うのでしょう。

根本的な考え方というのも勿論あると思いますが、私は環境が一つの要因として関係があるのではないかと考えています。

伸び伸び過ごせる環境かどうか。

自分に自信が持てる環境がどうか。

そもそも子どもが伸び伸びと、自信を持てる環境とはなんなのか、

自分の考えをお話しできたらと思います。


①成功体験の少なさ


一つは成功体験の少なさです。
小さ頃から成功体験が少ないと「自分は人よりもできないんだ」という考えに陥り、自己肯定感が低くなるのではと考えています。

実際私もこの仕事をするまで自己肯定感が低かったのですが、幼少期を遡ってみると圧倒的に成功体験が他の子と比べて少ない子どもでした。

勉強ができない、

運動ができない、

周りに馴染めない、

そのようなことを自分なりに感じていたため、自分に期待しておらず「どうせやっても無駄だから」が口癖で挑戦すらしない子どもでした。

②他の人からのマイナスな言葉


自分だけでなく親からも鈍臭い、頭が悪いと言われて育てられてきたので自分の中で一種の思い込みのようなものが起こっていました。

学校の先生から言われた言葉、

親から言われた言葉、

友達から言われた言葉、

色んな言葉が枷のようにいつまでも自分の中について回りました。

また他人に言われることで良くも悪くも自分が気づかなかったことに気づいてしまうこともあります。

自分では思わなかったけど人に言われて自分がブスだと自覚した、バカだと自覚した、そんな声をたくさん聞きます。

長年積み重なってきたものは、大人になった頃にはかなり根強く自分の中に残ります。

なので小さいうちからなるべくそういった固定概念を取り払っていけたらと思い、日々生徒への指導にあたっています。

③褒められない環境


親御さんが教育熱心であったり、子どもに対しての期待が高いというご家庭もよくいらっしゃいます。

そのこと自体は決して悪いことではありませんが熱心であるあまり、期待するあまり子どもの自己肯定感を下げてしまっている方がいらっしゃいます。

具体的に言いますと子どもを褒めないということです。

その程度の点数しか取れないのか、

他の子はもっとできてるのに、

そのような言葉を無意識にかけてはいないでしょうか。

子どもの不得意なところを見つけるまでは良いのですが、そこを責めても仕方がありません。

問題はどうしたら不得意を得意にできるかを考えることです。

そして不得意なところがある=ダメというわけでもありません。

学力だけでその子自身を否定しまうことはよくありません。

また先ほど不得意を得意にできるか考える、ということを言いましたが

極端な話をしてしまうと不得意得意変える必要もないと思っています。

その子ができるようになりたいと言ったら話は別ですが、大人が「できるようになりなさい」と言うのは本人の意思ではないため

意欲も湧かず、ただやらされてる感が出て身にはなりません。そして何よりできなかった時に自己肯定感が低くなってしまいます。

不得意なところがあることは決して悪いことではありません。人間何かしら苦手分野はあります。

できないことよりもできることに目を向けよう。と言う話をいつも生徒にしています。


まとめ


上記のことを意識して1年間、生徒の指導にあたりました。

できたという成功体験を増やし、マイナスな言葉は決して使わずに小さなことでも褒める。

そうした結果、最初に学校に行かず勉強もしないという相談で塾に入ってきた子は現在学校に行き、自ら勉強に取り組むようになり

やりたいことも得意なこともないと言っていた子は自分で得意な分野を見つけて専門の学校に行きたいという話をしてくれました。

決して焦らず、ゆっくりゆっくり自己肯定感を上げていった結果が目に見えて出ているので

個人差はあれどこのやり方は色んな方にも効果があるのではないかと思います。

よければ子育てや教育の参考にしていただけたらとおもいます。


下記SNSでは主に私が患っている難病、クローン病についての情報を発信しています。よければ目を通して頂ければ有り難いです。

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