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医療福祉を題材にIPビジネスを展開中🌟3D、WEBコンテンツ制作受注。 医療従事者VTuber事務所「あっぷるぐみ」https://applegumi.com

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近未来医療系SF小説「メディカル・ハック」あらすじ

あらすじ 今より少し未来の日本。経済的な格差が広がり、保険制度も崩壊し、貧しい人々はより厳しい環境で暮らしていた。スラム街で生きる青年アノンと幼馴染のミモルは、ハンドガンのような医療機器〝エルピス〟とAIを使って治療を行う、リゲルという男と出会う。連日の雨によって起きた崩落事故で、ミモルを含め多くの負傷者が出るが、人々は医療費を支払えないためリゲルの治療を拒む。そんな中アノンが、リゲルの探していた特別なエルピスの適合者であることが判明するーー。安楽死が認められた社会で介錯を

    • メディカル・ハック 第3話

       轟音がする方向から離れるように走り、開けた場所に出た。そこには既に多くの人が集まって来ていた。目を覆いたくなるほど痛々しい姿の負傷者も。  状況は分からないが、恐らく事故や災害の類の、何か大変な事が起きているらしいことは分かった。  連日続く大雨で、老朽化していた箇所が崩壊し、そこからドミノ倒しのように付近の建物が崩れていった、というのは後になってから知った話だ。  背負っていたミモルを下ろせば、さっきよりも明らかに腫れ上がっている。治療が必要だ。リゲルを見る。  リゲルは

      • メディカル・ハック 第2話

        「ミモル!!!!」  隣を見ると、不思議なことにミモルは無事だった。確かに撃たれたはずなので、本人も何がどうなっているのか分からないという顔をしている。  弾が当たらなかったのかとも思ったが、その頬には小指の爪ほどの何かが刺さっていた。俺が手を伸ばすも、 「それには触るなよ。治療中だからな」  先ほどの男が言う。平然とした口調に、俺は苛立ちを隠せなかった。 「治療中だと? ふざけんな!! テメェ、会っていきなり銃で撃って来るとか、頭イカれてんのか!!」 「おいおい、エルピスも

        • メディカル・ハック 第1話

           ここはゴミ捨て場みたいな街だ。放棄エリアと呼ばれているだけある。  そして俺自身も、たった今バイト先から放り出された。  胸ぐらを掴まれて力任せに店の裏口に押し出されると、その勢いと濡れた地面のお陰で、見事に尻餅をついた。 「店の金を盗むようなやつァ、これ以上働かせられねェな!!」  俺はむせ返りながら、店主の怒鳴り声を浴びる。  スラム街の大衆酒屋の店内なんてもともと鼻の曲がる臭いだが、店の外は外で、別の異臭が充満している。連日続く大雨は、洗い流すどころかゴミ捨て場を下水

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          インフォームドコンセントとパターナリズム

          今回は利用者さんの意思決定とケア方針について更新していきます。 パターナリズムとインフォームドコンセントについて パターナリズムとは? 強い立場にある者が弱い立場の者の意志に反して、弱い立場の者の利益になるという理由から、その行動に介入したり干渉したりすることである。 とあります。 医療、福祉現場においては 「医者と患者の権力関係」がパターナリズムであると、1970年代初頭に医療社会学者のエリオット・フリードソンによって指摘されました。 著書の『医療と専門家支配』によ

          インフォームドコンセントとパターナリズム

          制服の色分けで働きやすい環境を!

          制服の色分けによる業務時間短縮について 皆さんは制服の色分けを行う病院があることはご存じでしょうか? それは熊本地域医療センター(熊本市中央区)でのお話しです。 熊本地域医療センターに勤める看護師が日勤と夜勤の制服を色分けしています。 これはどのような効果、理由があるのだろうか? 私の勤めた施設で制服の色分けは男女での色違い、または役職くらいでした。 この熊本地域医療センターでは日勤と夜勤とシフトで色分けを行っています。 ご存じの通り介護職員にも日勤の他に夜勤があり

          制服の色分けで働きやすい環境を!

          〜ケアマネとAI〜ケアプランはAIが作るのか?

          今回ケアマネージャーとAIについての記事になります。 今のケアプランは、担当するケアマネジャーの知識や経験をもとに作られています。 しかし今後過去のデータを活用してAIがケアプランを作るようになるという話しはみなさんも少しは耳にしたことがあると思います。 実はすでにそのようなソフトやAIを開発している会社はいくつかあります。 参考までに CDI Platform MAIA 「CDI Platform MAIA」では以下の機能が搭載されており、ケアプラン作成の手助け

          〜ケアマネとAI〜ケアプランはAIが作るのか?

          母の認知症治りますか? 私達はどう答えるか

          現在、認知症支援をはじめとする介護福祉は地域や家族を支えることも大きなテーマの一つです。 本人在りきの介護を大切にする事はもちろんの事、家族にも希望を与えるケアは大切です。 そこで介護の現場で家族に聞かれる事が多い 「認知症は、治るのでしょうか?」 という質問。 こんな質問がされたときあなたならどのように認知症患者のご家族へ答えますか? 今回は難しい話題となりますが、私自身が考える認知症との付き合いについて記載していきます。 1.「治る」と答えれば嘘になる。 認知症

          母の認知症治りますか? 私達はどう答えるか

          早期離職を防ごう!!〜主任、管理職向け〜

          退職連鎖の背景をきちんとつかもう 一人が退職すると、伝染したように退職者が介護業界では多く見られます。 先ずはこうした退職の連鎖がなぜ起こるのか?という背景を明らかにすることです。 退職が連鎖してしまう原因として大きく分けて二つあります。 ①ぎりぎりの人員配置で現場を回している。 一人が辞めた後の引き継ぎや人員の補充がうまくいかないまま残された人材で業務が行われている。 ②退職者が出た後も原因のリサーチがされていない。 人員の補充など現場任せにし問題を放置したまま。

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          甘く見ないで低温やけど!!普通のやけどより重症化!!

          最近寒い日々がつづいております。 施設、在宅関わらず寒い季節になると後を絶たないのが高齢者のやけど事故です。 65 歳以上の高齢者が不注意や暖房器具等の誤使用によりやけどを負ったという事故が後を絶ちません。 そのうち約2割は入院治療を要し、死亡に至る事もあります。 たかがやけどと思うかもしれませんが、 高齢者は若者に比べて皮膚が薄く、また、運動機能や感覚機能が低下するため重篤なやけどになる可能性が非常に高いです。 高齢者に多いやけどとして ①低温やけど、 ②着衣着火

          甘く見ないで低温やけど!!普通のやけどより重症化!!