〜ケアマネとAI〜ケアプランはAIが作るのか?


今回ケアマネージャーとAIについての記事になります。


今のケアプランは、担当するケアマネジャーの知識や経験をもとに作られています。

しかし今後過去のデータを活用してAIがケアプランを作るようになるという話しはみなさんも少しは耳にしたことがあると思います。

実はすでにそのようなソフトやAIを開発している会社はいくつかあります。

参考までに

CDI Platform MAIA



「CDI Platform MAIA」では以下の機能が搭載されており、ケアプラン作成の手助けとなります。
※以下引用
○介護を必要とする方の状態に応じて、3種類のプランを提示
○選んだプランを実施した場合に利用者の状態はどうなるか、予測をグラフで表示
○プランごとの状態予測を、わかりやすくグラフで表示

ケアマネージャの負担軽減については多くの要望があり、その内の一つに文書負担軽減があります。

その内容の例として


「居宅介護サービス計画書第2表で、利用者の短期目標が達成されて終期を迎えた場合は該当期日の修正のみ可能とする」
「暫定ケアプランの作成後、利用者の状態に変化がない場合は課題分析の再実施を不要とする」
「利用者のサービス同意確認を、電子署名やメール等でも可能とする」


などが挙げられています。

つまり時代の流れとともにケアマネージャの負担軽減、ペーパーレス化、AIの利用は徐々に検討されているんですね。

話を戻し、AIの活用法として例えば
「○○という状態のと○○という既往がある利用者は、この30分の機能訓練を1週間に2回行う。その結果半年後には60%の確率でイスから立てるようにな り、40%の確率で1人での歩行が可能になるでしょう。」
このような事は現在可能です。

近い 将来、このようなデータ分析に基づいたケアプランが作成される事も夢ではありません。
では…
「データを活用して、AIがケアプランを作 るという時代になるとケアマネージャーは必要なくなるのか?」
それも違います。

AIやソフトはあくまで人間性が使う道具に過ぎません。

道具は使い手がいな いと機能しません。
あくまでケアプランを作るのはケアマネージャの仕事であり、過去のデータから導かれた改善率に基づいてその利用者への改善効果が期待できるプランを提案する。

そのような立ち位置になっていくと考えられます。


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