制服の色分けで働きやすい環境を!
制服の色分けによる業務時間短縮について
皆さんは制服の色分けを行う病院があることはご存じでしょうか?
それは熊本地域医療センター(熊本市中央区)でのお話しです。
熊本地域医療センターに勤める看護師が日勤と夜勤の制服を色分けしています。
これはどのような効果、理由があるのだろうか?
私の勤めた施設で制服の色分けは男女での色違い、または役職くらいでした。
この熊本地域医療センターでは日勤と夜勤とシフトで色分けを行っています。
ご存じの通り介護職員にも日勤の他に夜勤があります。
一目で勤務時間帯が分かるため残業時間の削減につながるというのである。
これはどのような仕組みかというと勤務時間帯が異なる人が同じ環境で働いていると職種間で勤務時間を把握し辛いです。
例えば
早番 7:00〜16:00
日勤 9:00〜18:00
遅番 10:00〜19:00
のように勤務体系があり、もちろん早番と日勤が一緒に仕事をしています。
退勤間際に
「ちょっと手伝ってほしいんだけど…」なんて言われたら中々断れないですよね。
それが利用者さんやご家族、来客だった場合は尚更です。
制服の色分けする事でそれを避けようという意味があるんですね。
働き方改革が難しい医療、福祉現場の先進事例として、注目を集めています。
発案したのは、廣田昌彦医師。
就業前の早番の残業が常態化しており、労務改善につなげようと考えたそうです。
攻守で分業が確立したアメリカンフットボールをヒントに考案されました。
色違いの制服が目立ち、定時退勤を心掛けるようになったそうです。
こうした労務改善は、定時退社を心掛ける環境が職員の産休や育休を取りやすい環境にもつながます。
働きやすい職場として採用面でもプラスに働いているという。
定時退社の文化が広まり更に働きやすい職場環境に繋がっていけば嬉しいですね!
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