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心が楽になるコラム

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心理カウンセリングの考え方を使った心が楽になる方法をお伝えしています。
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#心理カウンセリング

完璧主義をときどき手放して時代の波に乗っていく方法

熱心に丁寧に時間を掛けて取り組むことよりも効率的であることが求められる現代は、完璧主義の人にとって生きにくい時代かもしれません。 完璧主義が時代に求められない能力なら完全に手放すべきなのかというと、そんなこともないと思っています。 細部まで目が行き届き、丁寧にきっちりと最後までやり遂げられることは、間違いなく才能です。 ただ『コスパ』や『タイパ』なんて言葉が飛び交う時代を楽に生きていくためには、ときどき完璧主義を手放していく必要はあります。 ここでは完璧主義を手放して

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苦労話に共感しなくていい

数年前に知人の学生時代の苦労話を聞いていた時のことです。 「私の気持ち分かる?!」 うんうんと聞いていた私に、急に質問が飛んできました。 …気持ち分かるかな? …同じような経験あったかな? …全くないわ。 私の学生時代をいくら振り替えっても、知人の苦労話に共感できる出来事がなかったのです。 「ごめん!分からないや」 嘘をつくこともできましたが、なんとなくその時は素直に伝えた方がいい気がしていました。 「そっか…分からないかぁ」 ボソッと知人がつぶやいたそ

誰かに好かれるために頑張るのはやめよう

今の自分がすごく嫌で、理想的な自分になりたいと思っていると「理想的な自分になればもっと好きになってもらえるんじゃないか」と考えることがあるかもしれません。 でも、それは完全に思い込みです。 美人になっても性格がよくなっても、好かれる人には好かれるし、嫌われる人には嫌われるものなんですよね。 本当にそういうものなんだと思います。 でも「今のあなたがいい!」という人が必ずいるはずなんです。それも案外すぐ近くに。 誰かに好かれるために頑張る必要なんてそもそもなくて、そのま

メンタルに不調がある自分を嫌いにならない考え方

落ち込みやすい、怒りやすい、パニックになりやすいなどメンタルに何らかの問題を抱えている時、自分に厳しいルールを課しているかもしれません。 厳しいルールとは、 ・元気じゃなきゃいけない ・迷惑をかけちゃいけない ・心配をかけちゃいけない ・ちゃんとしてなきゃいけない などのルールです。 これらのルールは幼い頃に周りの大人に認められるため、愛されるため、可愛がってもらうために自分に課すことがあります。 子どもの頃に考え抜いた生きる術とも言えます。 自分に課したル

悩みは頭の中の5歳の子に聞いてもらう

いま悩んでいることがあったら、難しく複雑に考えるのを一度やめてみてください。 そして5歳の子に説明できるくらいシンプルに現状を整理して、同じく5歳の子が理解できる言葉で解決策を考えてみると簡単に悩みの答えに辿り着けます。 悩みを持つと、長い時間をかけて考えてたくさんの人に相談した方が最善策にたどり着ける気がするかもしれませんが、実際には答えに辿り着くまでに長い時間を要してしまいます。 悩みは考える時間が長くなるほど、不安を掻き立てる妄想が膨らんで『いまの自分はどうしたい

別人を演じるのはやめちゃえ

幼い頃は与えられた環境の中で上手に立ち回るために、本来の自分とは違う人物を演じることがあります。 本当は不器用なのに、しっかり者を演じないといけなかったり。 自分の意見をちゃんと持っていたのに、静かに黙っている人を演じないといけなかったり。 寂しがり屋なのに、一人で平気な人を演じないといけなかったり。 人によっては、家庭や学校で使い分けなきゃいけなかったかもしれません。 別人を演じることはすごく大変なことです。常に気を張らないといけないので、毎日疲れていたかもしれま

人間関係が大変なのは、いままでに学んだノウハウが自分に合っていないだけ

人間関係においてのノウハウは、家族とか学校とか就職した会社で実体験の中から学んでいきます。 いままでに学んできたノウハウは狭い社会の中で正解だったとしても、いま居る環境には合わなかったり、いまの自分には合わないことが多くあります。 私の話になりますが、私が生まれ育った家族は典型的な『父親が一番偉い家庭』でした。 表では父親の言うことに従いつつ、裏では他の家族が父親の文句を言い合うことで家族のバランスを取っていました。 そんな家庭で育ってきたので、結婚したからも一家の主

焦りに振り回されない5つの考え方

焦りは行動力の起爆剤になります。 小学生の頃、夏休みの残り日数が少なくなった時にめっちゃ焦って初めてやりたくなかった宿題に取り組めたような経験があったと思います。 テスト勉強や受験でも、周りと比べて焦ったことがきっかけで勉強に取り掛かれたりしますよね。 焦りは力を出すために必要ではありますが、常に日常生活になくてもいいと思っています。 ずっと焦っていたら、単純に心が持たなくなっちゃいます。 いつも自分ではない何かにエネルギーを出すスイッチを押し続けてられているような

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メンタルを守るために心のエネルギーを枯らさない

メンタルの不調が起こるきっかけに、「やりたくないことを頑張ってやり続けてしまうこと」があります。 やりたくないことをやり続けるってすごくエネルギーを使います。 気付いた時にはエネルギー切れになっていて、うつ病を発症してしまうなんてこともあるほどです。 やりたくないならやらなきゃいいじゃない!と思うかもしれませんが、案外自分では「やりたくないこと」そのものに気付けないことってよくあります。 理想的な自分になるために仕方がないことだと思っていたり、常識的にやらなきゃいけな

自分を悲劇のヒロインにしない勇気が人生を幸せに導く

生きてると色々なことが起きます。 どんな美人でも、ずっとお金持ちでも、嬉しいことも悲しいこともつらいことだって起きてしまうのが人生です。 たとえネガティブな出来事が起こっても、腐らずに、自分を卑下せずに、投げやりな生活にならずに生きていければ、きっと「いい人生だった」と思いながら最期を迎えられる気がしています。 そのために結構大事なことは、自分を悲劇のヒロインに仕立て上げないことなんじゃないかと思うんです。 人の性質として、自分が信じたことを証明したくなる心理が働くと

心の負担を軽くするために減らすこと

心の負担が大きくなっている時は、 ・なぜかぐったりと疲れてしまう ・いつも何かに追われてしまう ・ちょっとしたことにイライラしてしまう なんてことが起きてきます。 そんな心の負担が大きくなっている時は、自分がしないといけないと思っていることを減らしてみてください。 例えば仕事では、自分が今日やらないといけないと思っていることが10個あったら必要最低限のこと以外は減らしちゃいましょう。 どれも減らせない!と思ったら、『仕事を定時で退社して大好きな人と高級レストラン

一人が寂しいときにしてほしいこと

一人が寂しくて孤独感に押しつぶされそうになった日が一度はあるでしょうか。 一人の寂しさを誤魔化そうと気の進まない集まりに行ってみたり、どうにかして恋人を探したくなってみたりするかもしれません。 でも、あえてジタバタせずに寂しさをなくそうとしないまま過ごしてみてほしいんです。 寂しさを無理矢理なくしていくと、誰かといる時の幸せが感じにくくなってしまうから。 誰と一緒にいると幸せなのかが分かる感度を上げるためにも、本当の幸せに気付くためにも、寂しさはなくさないでいてみてく

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もっとマイペースで大丈夫。なんとかなるから。

久々に前職の人事の話を聞きました。 当時一緒に平社員として働いていた人が部長や課長クラスになっていて、ちょっとびっくりしたんです。 部長や課長になった人は高い向上心があるわけではなくて、20代前半からマイペースに「普通に」仕事をしていた人ばかりだったんですよ。 向上心が高くて、研鑽を積んできた人達はもうとっくに転職をしていて、きっと転職先で大活躍していると思うんです。 でもマイペースに「普通に」仕事をしていた人も確実にレベルアップして、ちゃんと出世できるものなんですよ

後悔も振り返りもいらない

過去に何度も色々な選択をしてきたと思います。 「あの時、別の選択をしていたら良かったのかも」と何度も考えてしまうことがあるかもしれません。 「あの時、こうすれば良かった」と後悔して夜眠れない日もあるでしょうか。 でも今日から過去の選択に対する考え方を全部変えてみてほしんです。 いままでの選択は小さいものから大きいものまで、絶対に正解だったと思ってみてください。 絶対に正解です。 絶対に全て正解です。 間違いなんてどこにもありません。 だからそのまま堂々と今を楽