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祝!ダイバーシティ!

ティーンエイジャーの娘の誕生日が
きまして「何したい?」と聞くと
「ロンドンへ行きたい!」とのリクエスト。

だもんで、急遽前日に列車と宿をおさえ、
パパッと行ってまいりました。

娘が5歳になるまで住んでいたロンドン。
育児に追われていたあの頃の生活。
私のテリトリーは自宅・公園・スーパーという
巨大三角形内。

あふれるほどのロンドン観光名所、
ほとんど行けることなく、

仕事で毎日セントラルロンドンへ行ける夫を
うらめしく思ってましたっけ(苦笑)。

それが今やこんなに成長して、
背丈もすっかり私を追い越してしまった娘。

そんな娘と、懐かしのロンドンを観光できる
ようになったことは、いやはや嬉しいかぎり
です。

見どころは星の数ほどあるので
あまり意気込みすぎると疲れるだけ。

今回は、グリニッチエリアとコベントガーデン
バッキンガム宮殿あたりをまわってきました。

世界中から来ている観光客。
いろんな言語、いろんな人種。

でも、これって観光客側だけのことでは
ありません。現地に住み、働いている人もまた
多種多様なんですね。

観光名所をはずれた、地元の人たちの
生活エリア。
実は、そこに隠れた魅力がつまっています。

朝、フラッと朝食に立ち寄ったのは、
イタリア人ご夫婦が営むカフェ。
クロワッサンや手作りスイーツが絶品。

その隣りのアフリカの食材をあつかう
スーパーでは、先がとがった調理用の
プランテンバナナが店頭に。

そしてまた並びの南アジア系スーパーでは
これでもかというほどバラエティなスパイスが
所狭しと棚に並んでいます。

それぞれが自国の文や伝統のよさを
主張しながらも主張しすぎることはなく、
互いの違いをリスペクトしています。

昨日今日、私が出会い、言葉を交わした宿の
オーナー、レストランの女主人、お店の
スタッフ、公園で会ったジョギングをしている
女性。

みんな国籍が違いました。

これこれ、この感覚!

多種多様の民族が星の砂になって、
キラキラと砂時計の中できらめいている。
それを一日で見せてもらった気分なんです。

なんてすごい星に住めているのでしょうかね、
私たちは!
高揚感でブルッと震えましたよ。

こんなのが私は大好きなんだな。

祝、ダイバーシティ!

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