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そうだ、文学フリマに行こう #2

 春爛漫はるらんまん、桜もたけなわ

 しかし美麗な桜もうたげに浮かれた世間様も実際に目にすることもなく、ワタクシ、文フリに向かって髪をフリ乱しております。
 かろうじて、写真で桜の様子を伝えてくださる方のnoteを見て、ああ今年もちゃんと桜が咲いたのねとなんだか宇多田ヒカルの「桜流し」の気分でっと写真を見つめております。桜の便りをくださる皆様、ありがとうございます。

「文学フリマにいこう#1」から約⒉週間。
 そのうち丸々1週間を、風邪で寝込んで髪をフリ乱していました。いつまでも咳が収まらないのですよ。しつこい風邪でした。
 時々、憂さ晴らしにシロクマ文芸部に顔を出していましたが、やさぐれた気分はそこはかとなく漂っているのでしょう、普段あまり使わない生成AIなど多用してしまい、指の数がおかしいトップ画でお茶を濁したワタクシを、部長はじめ文芸部員の皆さん、そしてnote学園の皆様は生暖かく見守りそっとしておいてくださっています。有難いことです。
 そんな具合ですので、皆さまのnoteを読みに行けなかったり、スキしかできなかったり、コメントをお返しするのが非常に遅延しております。申しわけございません。

 年度末年度はじめは忙しいですから、note全体になんとなく「つぶやき」感が溢れている気がいたします。この時期休んでしまったのは痛かったけれど仕方がない。休むときは休むのが大事。

 気を取り直して、あと1ヵ月ほどにせまった文学フリマの進捗をご報告したいと思います。

 これまでにやったこと。

①増刷の発注

 『ナユタ』の新装版が来ました。

懸案だったところを直したり
表紙のズレを直したりできました
既刊本の紹介を入れて
奥付もリニューアル

 他にも、続々と発注をかけています。
 いまのところ「The one」の取り置き申し込みはないので、こちらは出店無しといたしました。

②「しおり」作り

 今回、私のアイコンのイラストを描いていただいている高橋マサエさんに紙の選び方や印刷所への入稿をお手伝いいただいたので、ニュアンスのある素敵なしおりが出来上がりました。
 マサエさんはイラストレーターのお仕事の傍ら、お住まいの瀬戸内近隣のイベントに積極的に参加されています。イベント用のグッズなども自ら手掛けているので、お願いしてから出来上がりまでがすこいスピードで、さすがプロ・・・!と胸が熱くなりました。
 マサエさん、お忙しい中ご厚意でお手伝いいただき、本当にありがとうございます!

 できあがった「しおり」、お見せしたいところですが、こちらはご来場いただいた方へのノベルティですので、写真は文フリ終了後に公開したいと思います。

③見本紙の作成

 こちら、文学フリマに行ったことがない私はどんなものか見当もつかず、最初は文庫本の中の1作品を代表として出せばいいかな、と思っていました。
 海人さんとお話した時も、海人さんから「見本紙どうします?」とお話をいただいたのですが、そのようにお答えしていました。
 が、やはり文庫本の種類が多いことを考えると、カタログ的なものがあったほうがいいのではないか、と思い至りまして、現在鋭意制作中です。
 簡単な冊子にしてみたいと思っています。

 で、作り始めているのですが、これが結構大変。
 そもそも、自分の本を他人の本のように「面白い本ですよ」と紹介するのは大変なことなのだということを、骨身に染みて味わっています。デビューした小説家の人はこれを誰かプロがやってくれるんだ、と思うと涙がにじんできそうな辛さでした。ていうか、デビューするということは、誰かがいいと思っているのだから、それは当然、喜んでしてくれる方がたくさんいるということです。ああっもう、そこからして違うんだなぁぁ!くぅぅ。

 誰からも評価されたことのない自分の本を、さもいい感じに自ら紹介するというのは、羞恥心を持ち合わせている社会人には地獄です。帯の惹句を書いたりするのも相当こっぱずかしいですが、カタログって基本、売るための営業資料ですから、自分に対する、自己欺瞞とか自己陶酔とかそういうツッコミを封印して、羞恥心をかなぐり捨てなければできるものではありません。これまでもそうとう、「年甲斐もなく」とか「なにやってんだろ」的な思いを捨て去ってがむしゃらに突き進んできましたが、とにかくこればかりは誰かに頼むのは無理。「平均300ページの私の本を読んで、あらすじを要約してください。良いことばかり書いてください、もう盛り上げて盛り上げまくってください」とは、決してお願いすることはできません。ああなんという「ぼっち感」———小説を書いているときより「ぼっち」が強い作業です。ひょっとして、文フリ準備でこれがいちばん、辛い作業かもしれません。

 でももしかしたら、これがアマチュア物書きにとって、文フリならではの醍醐味の部分でもあるのかもしれません・・・慣れないけど・・・

 教訓:羞恥心は捨てよう

④会計システムの検討

 会計システムなんていうと格好いいですが、ただ単に売り上げをどう記録するか、会計をどんな形にするか、ということです。包装も含まれます。
 ここでも、フリマ初心者がゆえの戸惑いが顔を出します。
 わっかんねぇ―――
 いろいろ見聞すると、まずは

 ①商品を100円単位の切りのいい値段にする
 ②おつりの100円・500円硬貨、千円札をたくさん用意する

 というところが最低限マストのようです。
 基本的に文フリに来られるかたは千円札多めで乗り込んでこられる方がほとんどで、1万円しか持ってないという猛者はそうおられないと思います。
 おそらく吉穂堂には並ぶほどお客様が来ることはないですが、隣のブースはウミネコさん、その隣がさわきさんです。いろいろ勉強させてもらおう、というかひとり参戦になったら寂しいのでちょっとでも知り合いの近くにいたいとゲットしたブースですが、もしかしたらうっかり寄ってくださる方もいるかもしれず、だとしたらあんまりモタモタするわけにもいかなそう。お隣に迷惑はかけられない。

 SHIGE美さんのnoteで学んだところ、会計にはクリアボックスがお役立ちということでした。いろいろな文学フリマに出店経験のあるSHIGE美さんの情報には貴重なアドバイスが盛りだくさんなので、フリマ検討の皆様はぜひご覧になってみてくださいね。SHIGE美さん、記事にしてくださって、ありがとうございます!

 目標:隣に迷惑はかけない。

⑤ポスター作り

 こちらは、結局のところ会場とブースの番号がわからないと作成できないこともあり、原案はあるもののいまのところ未完成です。
 だいたいの構想は出来上がっているので、ブースが決まったら印刷に回そうと思います。

 さて、今までのところで出来たことはこのくらいでしょうか。
 他にも、陳列用の什器机に敷く布配布用のチラシなど、検討しはじめているけれど形になっていないことが多数。
 次の「文学フリマに行こう 」でお話しようと思います。

 最後に、前回の「文学フリマに行こう#1」で募集した「取り置き」ですが、4月14日で締め切ろうと思います。
 取り置きする予定だったという方、こちらを見て再度ご検討いただければ幸いです。お申込みは、以下の「#1」のコメント欄でも、この記事のコメント欄でも、どちらでも。

 ではまた、次の「文学フリマに行こう」でお会いいたしましょう。












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