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組織のゴールを達成する「1on1」の極意~部下の自主性のレベルに合わせたアプローチ法~ 情熱所長シリーズVol.62

こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。
 
部下と「1on1」をはじめるとき、どんな始め方をしていますか。
「君のゴールは何?」と聞いても、首をかしげて答えられない部下が多いのではないでしょうか。
※「1on1」とは、上司と部下が一対一で行う対話です。
 
今回は、部下の自主性の状態に合わせた「1on1」の進め方を吉田部長と情熱所長の対話からお伝えします。
 
吉田部長
情熱所長、1on1の調子はどうかな?
上司の陥りがちなマインドにはなっていないかな?
 
情熱所長
はい、大丈夫です。
メンター・カウンセラー・傍観者・指揮官マインドにならないように
組織の目的とゴールを思い出し
部下が役割を全うできるように支援するアプローチでやっています。
 
※前回のリーダーが陥りがちなマインド

吉田部長
おー、いいね!
それなら部下も前向きになれて
1on1が部下にとっても上司にとっても重要な時間になっているね!
 

自主性の低い部下が思考停止する理由

情熱所長
はい、そうなんですが、、、
実は、自主性の低い部下には1on1が機能しないようなんです。

吉田部長
具体的には、どんな具合になっているのかな?
 
情熱所長
例えば「君は、どんなことを目指しているのかな?」と
部下のゴールを聞いても

「え、ゴールですか、、、」と
自分のゴールを答えられない部下がいるんです。
すると、そこで1on1が止まってしまいます。

 
吉田部長
なるほど、それは困ったね!
実は1on1を行うときに意識して欲しいことがある。
それは、部下の自主性の状態に合わせてアプローチを変えることだ。
 
情熱所長
え、初耳ですが、部下の自主性の状態とは、
どんなことなんでしょうか?
 

部下の自主性の5段階


吉田部長
そうだね。部下の自主性の状態も5段階あって
 
『できれば仕事をやりたくないと思っているAタイプ』
『やることをやって早く帰りたいと思っているBタイプ』
『普通に頑張りたいと思っているCタイプ』
『結果を出したいと思っているDタイプ』
『自分を変えていきたいと思っているEタイプ』
 
というように5つのタイプがある。

部下の自主性の5段階

情熱所長
そう言われると、そうですねー。
部下の自主性はそれぞれ違いますからね。
 
吉田部長
今回の情熱所長の場合、
AもしくはBタイプの状態の部下に
「君のゴールは?」という質問をしていると思うよ。
 
情熱所長
では、AまたはBタイプの部下に
どのように1on1でアプローチしたらよいでしょうか。
 
吉田部長
Aタイプの自主性を感じられない部下については、
その原因など探る方法など含めて別の日にゆっくり説明するとして、
 


自主性の低い部下との1on1の進め方


今回は『やることをやって早く帰りたいと思っているBタイプ』について説明しよう!
情熱所長、Bタイプの部下を演じでくれるかな?
 
情熱所長
はい、Bタイプの部下ですね!
 
吉田部長
では、1on1をはじめようか。
情熱くんは、この2週間でどんなことをしたのかな?
(行動を聞く)
 
情熱所長
そうですね。
職人さん達に仕事の内容がしっかり伝わるように指示書を使ってみました。
 
吉田部長
おお、いいねー!(承認)
それは、自分として良かったと思うところはどんな点かな?
(他者との比較ではなく、自分の中のGoodpointを聞く)

情熱所長
えーと、指示書を使うことで頭の中が整理できたことですかね。
 
吉田部長
なるほど、指示書を使うことで頭の中が整理できたんだね!
(そのまま伝え返し)
情熱くんは、何を大切にしているから、それをしたのかな?
(自分の中で大切にしているものを聞く)
 
情熱所長
そうですねー。
自分の伝えたいことをしっかり伝えることを大切にしたかったです。
(自分が大切にしていることを自覚する)
 
吉田部長
いいねー。しっかり伝えることを大切にするために
次はどんな点を頑張ればよいかな?
(意欲を発揮できるようにする)
 
情熱所長
そうですね。次回は、伝えたことがしっかり伝わっているか
現場で確認とフィードバックをするようにします。
 
吉田部長
いいね!次回の1on1で話を聞けるのが楽しみだ!(期待)
 
情熱所長
なんだかワクワクしてきて嬉しいです!
こんな風に自主性の低い部下に1on1を行うんですね。
 
吉田部長
そうそう。部下の自主性の状態を見極めて
部下と対話のペースを合わせながら、
若干、上司がリードする意識も持って進めて欲しいね!

 
情熱所長
自主性の低い部下には、いきなり「君のゴールは?」と聞くのではなく
まず、「どんなことをしたのか?」と行動を聞くようにすればいいのですね!
 

自主性の低い部下への1on1でのポイント

吉田部長
そうそう。
自主性の低い部下への1on1でのポイントは
 
1 行った行動
2 部下の中でのGoodpoint
3 部下の大切にしていること
4 次への意気込み

 
となる。
この順番で1on1を進めて欲しい!
 
情熱所長
はい、わかりました。
次回は、『普通に頑張りたいと思っているCタイプ』について教えてください。
 

それでは、今回の質問です。

 
「部下の自主性の状態は、どのタイプですか?」
 
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
 
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