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新米ダディの子育て日記

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つむぎ(長男)と櫂(次男)の日々の成長と新米ダディによる子育て日記
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2023年1月の記事一覧

絵本好きの息子は桃太郎を知らない

3歳の息子つむぎは、とても絵本が好きだ。寝る前に3冊読んでもらうのを日課にしている。図書館に行くのも大好きで、2週間に1回、図書館で6〜8冊新しい本を借りてくる。計算してみると少なくとも月12冊、年間144冊読んでいることになる。 ものすごい読書家、それを読んでいる幸枝さんもものすごい読書量だ。 しかし、そんなつむぎは、実は日本昔ばなしを知らない。 そのことには、つむぎの好きな「いちにちシリーズ」の「いちにちむかしばなし」を読んであげている時に気づいた。いちにちももたろ

だでぃの居ぬ間にお相撲家族

相も変わらず、日がな一日パソコンに向かう暮らしをしている。オホーツクの地で、ひとり勝手に作家気分でカンヅメ生活だ。 ちなみに、カンヅメは「缶詰め」ではなく「館詰め」という意味らしい。確かに、作家を缶に詰めてしまったらもはや事件だろう。 起床、朝食、パソコンに向かう、パソコンの前でボーッとする、はっと気づいてまた仕事を始める、そうこうしているうちに昼になる、よし休憩、Netflixでストレンジャー・シングスを見る、また仕事を始める、ぼんやりする、ああもう暗い・・・。 これ

子どもが与えてくれる非合理的な幸せ

長かった本州生活も今日が最後。明日の11日に、ぼくとスピカは北海道に戻ることになった。 また一人と一匹の独身生活が始まる。これからしばらく、ほとんど全ての時間を自分の考えたとおりに使うことができる。 遅れているライティングや研究レポートの仕事をすすめることもできるし、昨年の農業のまとめや、今年の農業の計画を立てることもできる。やるべきことを進めながら、気分転換にNetflixを見たり、久しぶりにPS4をやったっていい。そうそう、読みたいと思っていた本だって溜まっている。

同世代の友達

ふたたび、一路小川原湖へ。つむぎが今日も幸枝さんの友人の子どもと遊びたいということで2日連続で遊びに行くことになった。 休みの日はいつもつむぎの相手を仰せつかっているぼくとしては、 とても助かる! 子ども同士で遊んでくれると、本当に助かる! そのためなら30キロちょっとの道のりなんて近い近い。 子ども同士だとずっと本気で遊び合ってくれるから、ヘトヘトになるまで楽しんでくれる。大人はその周りで、トラブルや危険がないかをそっと見守っているだけでなんとかなるし。 ぼくが

青森は青森だと思っていたけど、場所によってすごく違うんだなと知った話

今日は幸枝さんの友人の家に家族4人で向かう。場所は青森県をクワガタだとすると右の角の付け根、小川原湖の直ぐ側だ。幸枝さんの実家がある八戸からだと30キロくらい北上した辺り。 「うちの息子と一緒に雪遊びしよう!」と誘ってもらったらしい。 「雪遊びなんてできるのかね?」幸枝さんに聞くと。 「あの辺りは結構積もってるみたいよ」とのこと。 八戸には全く雪が積もっていないが、小川原湖の方は違うらしい。同じ青森県の、同じ太平洋側。「本当に?」と思いながら車で向かう。 30分くらい

赤ちゃんのまつげ

昨日、幸枝さんと櫂が待つ八戸に、つむぎと一緒に戻ってきた。この、一週間離れていた間にとても成長していた。 そう、櫂のまつげが。 産まれてからぼくとつむぎが東京に行くまでの一ヶ月半、「この子はまつげがとても短いなぁ」と思っていた。 しかし、年明けて戻ってきて、我が子を見つめると。 「まつげ、なが!」 一体全体この一週間の間に何が起きたのか?春が来て暖かくなってきた頃の小麦の様な成長ぶりだ。このまつげはぽってりまぶたの中に埋まっていたのかしら? そして、もう一つ、かわ

だでぃは一番便利な乗り物です

地下鉄に乗って、山手線、京浜東北線と乗り継ぎ、最後はニューシャトル。行く先はもちろん鉄道博物館だ。 電車大好きのつむぎさん、東京に行ったら鉄道博物館は外せない。鉄道博物館に入るなり、電車の展示の方にダッシュ。 しかし、今日のぼくは毅然とした態度を見せる。 「つむ、待って!」 せいせいと、走り出すつむぎを制する。 「今日は、まずお昼ごはんにしよう」 「えー、うーん、わかった」 もう3年連続で鉄道博物館に来ているぼくは、ここを攻略する上で最も大切なポイントを理解している。

東京最終日、上野動物園で疲れさせて新幹線ではぐっすり作戦

今日が東京最終日、一週間のつむぎとぼくのママなし大冒険も今日で終わり。 上野発の新幹線に乗って、八戸に戻る。その前に、最後の目的地である上野動物園に寄ることにした。今日もじぃじとエーちゃんは着いてきてくれている。 「ベビーカーには乗らない!」とつむぎが宣言するものだから、抱っこしてみたり、歩かせてみたり、おんぶしてみたりしながらなんとか歩き回る。 途中、つむぎが「おもちゃ買いたい、おもちゃ買いたい」としつこくごねる。「じゃあ動物見ないで帰ろ!」とぼくと若干険悪になったも

息子を連れて東京駅、新規就農者がぼんやりと感じたこと

電車好きのつむぎを連れ、今日は東京駅を見に行くことに。KITTE6階の屋上庭園は東京駅に発着する電車を見るベストスポットだ。関東より南に行ったことがないつむぎは東海道・山陽新幹線のぞみを見る貴重な機会。 東京駅には常時4台近い新幹線。そこに波のように寄せては帰る何本もの新幹線。 「あ、来た。あっちも!」 つむぎは楽しそうにしている。 ぼくはそれをぼんやりと眺めている。 東京丸の内はやっぱりすごい。大量の人間が行き交い、大量の物資が運び込まれ、世界中から集められたであ

つむぎ、ひいじぃ、ひいばぁに会う

つむぎのお正月は今朝も凧揚げからスタート。風がほぼ吹かない中、全身を使ってなんとか糸を動かすその姿はベテラン漁師を思わせる。凧揚げの後はサッカー、途中自分がボールをさわれないことに大泣き。3歳でもどうしても一等賞がいいらしい。なかなかの負けず嫌いだ。 昼前に那須を後にし、この旅最大の目的地、ひいじぃ、ひいばぁが待つ家まで移動する。 38歳にして新規就農したぼくは、これまで農業に関わらない暮らしをしていたが、実は母方の実家は農家だ。自分が農業をはじめて、祖父母の家に行くと、

車輪は偉大な発明です

大晦日、今日はいとこのおねーちゃんたちといっしょに公園めぐり。実家の周りの公園をあちこち回る計画だ。18キロのつむぎを支えるぼくの左腕は持つのか?と思っていた。 しかし、転機がおとずれる。 「自転車つかったら?」神の啓示。 実家に置かれていた電動アシスト付き自転車(子どもを乗せるカゴ付き)を借りることになった。 全力少年のつむぎが自転車の後ろでおとなしくしているか、不安はあった。カゴに乗せて、シートベルトを締めて、電動アシストのスイッチをON。 「なんだ、これは、子