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だでぃは一番便利な乗り物です

地下鉄に乗って、山手線、京浜東北線と乗り継ぎ、最後はニューシャトル。行く先はもちろん鉄道博物館だ。

電車大好きのつむぎさん、東京に行ったら鉄道博物館は外せない。鉄道博物館に入るなり、電車の展示の方にダッシュ。

しかし、今日のぼくは毅然とした態度を見せる。

「つむ、待って!」
せいせいと、走り出すつむぎを制する。
「今日は、まずお昼ごはんにしよう」
「えー、うーん、わかった」

もう3年連続で鉄道博物館に来ているぼくは、ここを攻略する上で最も大切なポイントを理解している。

それはランチ。

お昼時になると、どこもかしこも激混みになるのが鉄道博物館だ。お弁当売り場は行列、展望レストランはもっと行列。お腹を空かせた子どもを連れてその列に並ぶのはまさに地獄。

入館時刻は11時。ランチには少し早い、だからこそ今がチャンスなのだ。目指すは南館4階のビューレストラン。

道中さまざまな展示物にトラップされようとするつむぎの手を引き、ときに抱きかかえ、こころを鬼にしてレストランへ向かう。ぼくは地獄を避けたがる鬼なのだ。

そして、ビューレストラン。窓際席は埋まっているものの、「ここがあのレストランであっているのか?」と疑うほど空いている。鬼の選択は間違っていなかった。

つむぎはお子様ランチ、ぼくとじいじとえーちゃんはパスタ。味もなかなかいい。レストランの窓から、目の前を横切る新幹線を眺め落ち着いたランチ。出だし快調だ。

その後は、つむぎの思うままに鉄道博物館を堪能する。走る、走る、抱っこで休憩、走る、走る、ちょっと立ち止まる、目標を定めて走る。つむぎは力いっぱい鉄道博物館を満喫できたようだ。

最後はお年玉を使ってお買い物。さまざまな電車グッズが並ぶミュージアムショップ。

「まよっちゃう」とうろうろするつむぎ。悩みに悩んで、ドクターイエローのサウンドトレインを購入。

帰り道、大宮を過ぎた当たりでつむぎは夢の国へ。「だでぃタクシー」で家に着くまでぐっすり。玄関に戻ってくると「ねてたら、もうついてびっくりした!」と目を覚ますのでした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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