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新規就農準備&北海道移住日記

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2022年就農に向けて北海道に移住し、農業の研修を受けたり、地方都市での暮らしのいろいろについての日記を書いています。
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2020年6月の記事一覧

トラクターから見る小麦畑は気持ちがいい

トラクターから見る小麦畑は気持ちがいい

久しぶりにセンターで作業。センターの作物はだいぶ大きくなってきている。じゃがいもなんてあっという間に畑を緑で埋め尽くした。こっちに来るまで知らなかったけど、じゃがいもの葉っぱの生え方はなんだかみっしりしていて、かなり特徴的。葉と葉の間隔がほとんどない感じだ。

最初にやった作業はアスパラ苗への追肥、PSマリンパワーという液肥をあげる。高純度の海藻抽出エキスらしい。海藻由来のオーキシンやサイトカイニ

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ハウスの解体終了、そして美幌博物館へ

ハウスの解体終了、そして美幌博物館へ

雨上がりの空の下、畑に埋まった杭を抜く。
センターの方にも手伝ってもらって二人で、深く、穴を掘り。コンクリがついた杭を掘り起こす。雨が染み込んでいるせいか少し土は柔らかい気がする。ただ、表面は草でびっしり覆われていて、スコップでザクザク切っていかないと土を掘り起こせない。3時間ちょっと、ザクザク、ザクザク、ようやくすべての杭を掘り起こせた。一人だと丸一日かかっていただろう。これでようやくハウスの解

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メガネ泥棒が現れる

メガネ泥棒が現れる

朝からまとまった雨。ということで今日は作業はお休み。

家族で北見へ。ニトリ、ハードオフ、コーチャンフォー、東武イーストモールと回る。ニトリとハードオフは前から知っていたけどコーチャンフォーと東武イーストモールは初めて。コーチャンフォーはなんだか工場の様なパチンコ屋の様な外見の中に、かなり大きな本屋と文房具屋が入っているお店。日頃はほとんど目にすることのないドトールも入っていた。本の品揃えはかなり

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今日も朝から農業筋トレ ハウス解体中

今日も朝から農業筋トレ ハウス解体中

今日も朝からハウスの解体。

途中だった沈下防止パイプの取り外しから始める。せっせと穴をほって金具をとって。黙々と繰り返す。数時間その作業を繰り返してようやく終わる。お次はアーチパイプの引き抜き。二人で両端を持ってぐいっと引っ張り出す。大抵のものは体の力だけでなんとか抜けるが中にはどうやっても抜けないものも。そういうときは器具を使って引き抜く。ただ、前回農家さんで使ったてこの原理を使う便利な器具は

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曇天の下、せっせとハウスを解体する

曇天の下、せっせとハウスを解体する

今日も空は薄曇り。途中少し雨も降ってくる。

朝から5時までずっとハウスの解体を続ける。アーチパイプについていたパイプはほとんど取り終わり、最後の難敵に取り掛かる。沈下防止用に地中に這わせている直管パイプだ。これがやっぱり本当に大変。地面を必死に掘ってパイプを露出させ、金具の部分は取り外すために更に深く掘る。草がみっしりと茂っているのでスコップで掘った土がなかなか取り除けない。これを60センチ間隔

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ネギを植えるのはひっぱり君

ネギを植えるのはひっぱり君

午前中は津別の農家さんのところへ。

ネギの移植を見せもらう。ネギはペーパーポットに苗を作り、それを専用の器具で引っ張ることで植えていく。今回見せてもらったのは軟白ねぎ。ビニールハウスの中で専用の被覆資材を使って白くつくるネギだ。ロータリーをかけてふかふかにした畑に苗を植えていく。植えるための器具が、その名も「ひっぱり君」。ネギ農家はほとんどこれを使っているらしい。それにしても農機具の名前はそのま

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ハウスにビニールをかけました

ハウスにビニールをかけました

研修先の農家さんのハウスにビニールがかかった。

久しぶりに晴れ間が見える中、鉄骨にビニールをかけていく。今回使用した肩から垂らす開閉用ビニールには下部に袋がついていた。ここに巻き上げ機を取り付けるパイプを通す寸法だ。

鉄骨の長さは50メートル、ビニールハウスと同じ長さだ。この長さの鉄骨を袋に通すのは一苦労、途中で引っかかってしまったり、鉄骨が抜けてしまったり。三人がかりで苦戦しながらパイプを通

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つむぎ、1歳の誕生日を迎える

つむぎ、1歳の誕生日を迎える

息子がついに1歳に。
昨年の6月22日、陣痛の痛みに苦しんでいる妻の横でオロオロし、帝王切開に切り替わり手術室の中に運ばれていく妻を不安な気持ちの中で見送った。それからは時計を見ながらただただ無事に生まれることを祈っていた。22時過ぎ、まずはつむぎがベッドに乗せられて運ばれてくる。それからしばらくして幸枝さんが。母子ともに無事に出産を終えられたことに、心底感謝したことを今でもよく覚えている。
あれ

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屈斜路湖畔の素敵なレストラン

屈斜路湖畔の素敵なレストラン

屈斜路湖畔にある落ち着いた雰囲気の素敵なレストラン、オーベルジュSoRaへ。

北海道で有名な鶴賀グループのレストランだ。網走にある北天の丘もそうだけど、ここもまさに北海道のイメージを具現化したような場所だ。木彫りの熊や梟、鹿の角がセンスよく配置されている。テーブルの奥は大きなガラス張りで、きれいに手入れされた広い庭が見通せる。庭の奥の方にはキツネがちょこちょこ歩いている。スタッフもどこまでも感じ

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ビニールハウスの骨組み完成

ビニールハウスの骨組み完成

相変わらずぐずついた天気が続いている。気温も低く、夕方には10℃くらいまで下がっていた。北海道の夏はもう終わってしまったのだろうか。

そんな中ビニールハウスの骨組みがあらかた完成した。まだ妻面はできていないが、これはアスパラを定植してから作ることになるようだ。最後に螺旋杭を打ったのだが、改めて杭を回せる電動インパクトの便利さに感動した。良いトラクターより、こういう細々した良いものを揃えるほうが便

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ハウスを立てて、アスパラに潜って

ハウスを立てて、アスパラに潜って

今日もハウスの組み立てを続ける。アーチパイプにビニエースをコツコツと取り付けていくと、3分の2を過ぎた辺りで微妙に曲がり始めていることに気づく。このまま行くと入口部分と出口部分の高さにかなり差が出てしまうのだ。水平器できちんと水平を取りながらやってきたつもりだったが、少しずつのズレが50メートル分蓄積されると大きなズレになってしまったようだ。水平器だけでなくやっぱりアーチパイプにある程度、線を引い

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ビニールハウスの骨格ができてきた

ビニールハウスの骨格ができてきた

畑の両側からアーチ状の鉄骨がにょきにょき生えている。

昨日、僕が帰った後にすべての穴を明けて鉄骨を刺すところまで進めたようだ。今日の作業は鉄骨の刺さり具合を調整するところから始まった。ハウスの南側に置いた測量用の器具を覗き込み、片側5本くらいずつの基準とする鉄骨につけられた印の高さを調節する。鉄骨を差し込むのは専用の器具「パイプステップ」を使って進める。パイプステップをパイプに設置し思い切り踏み

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ハウスを解体、建設し、電動モーターに感謝する

ハウスを解体、建設し、電動モーターに感謝する

今日は一日曇りで、極暖の長袖Tシャツだけだと肌寒いくらいだった。

朝からビニールハウスの解体を続ける。アーチパイプの横に渡してあるビニエースや直管パイプはすべて取り外してあるので、一本一本パイプを抜いていく。両手でしっかりパイプを握り腰を少し落として足をぐっと踏ん張る。それで大体のパイプは引き抜くことができる。それでもうまく抜けないものはパイプを抜くための専用器具を使う。てこの原理をうまく使って

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アスパラの森の中に突き進む

アスパラの森の中に突き進む

左右から僕の身長くらいまで伸びたアスパラの森の中をタイヤ付きの小さな台に乗りながら後ろ向きに進んでいく。

幸枝さんの腰痛は三日目に入り、かなり回復してきたみたいだ。つむぎを抱っこすることをできるようになったので、僕は作業に復帰することに。今日もハウスアスパラをやっている農家さんのところにお世話になる。

今日の作業は立茎アスパラの管理。地上から80センチくらいまでの枝はすべてハサミで落としていく

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