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ハローワークより転職エージェントを薦める理由

 就職・転職は、何より「その企業で自分の障害を受け入れてもらえるか(受け入れる体制が整っているか)」が最も重要な要素にもかかわらず、応募者には、その情報を得る手段がないのです。
 自分も「企業にとって自分の扱い方」、難しいんだろうなあと客観的に思います。

 だから、闇雲に「自分の障害を受け入れてもらえるか分からない(マッチする可能性が低い)」企業に応募して、当然のように不採用になる。しかし、企業の採用担当者と直接つながっている転職エージェントならば、応募者一人ひとりの障害に合わせて、受け入れ体制が整った企業を紹介することは難しいことではありません。

大手エージェントによって結構紹介する案件が全然違う


 転職エージェントを利用すると様々なサポートが受けられますし、メリットは多々ありますが、「自分の障害(と能力)に適した企業をピンポイントで紹介してもらえる」ので「選考通過率が格段に高い」というのが、一番のメリットでしょう。大手エージェントによって結構紹介する案件が全然違うんだなというのは分かりました。
 某エージェントは外資の案件がないから年収500万以下の案件が殆どで、かたや某エージェントは外資の案件ばかりで収500万以上の案件が殆ど、というのがありました。この章では転職エージェントの主な特徴と利用の流れをご覧ください。

転職エージェントとは


 そもそも「転職エージェントとは」というところを、基礎知識として簡単に説明しておきます。
 転職エージェントとは、「就職・転職を希望する求職者に対して相談や支援を行い、企業との仲介(マッチング)をする」、人材紹介のサービスの一つです。また、相談や支援を行う人材紹介会社の担当者自身のことを指す言葉でもあります(キャリアアドバイザーとも呼ばれる)。求職者側は、そのサービスのすべてを無料で利用することができます。

給与・ポジションの交渉や、面接では聞きづらいことの問い合わせも代行

 給与・ポジションの交渉や、面接では聞きづらいことの問い合わせも代行して頂けます。
 下記の5点により、障害者については、転職エージェントを利用することによって、就職・転職活動の負担と難易度がぐっと下がります。 

1.「企業の実態」と「あなたの要望」を把握したうえで求人を紹介してくれる

 ミスマッチがない2あなたの障害特性に応じた、受け入れ体制の整っている企業のみ紹介してもらえる3過去の実績(データ)から、応募企業に応じた面接指導を受けられる4複数の企業に応募する場合でも、応募書類を都度作成する必要がない(はじめに一度エージェントに提出すればOK)5履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる転職エージェント利用の流れは以下のとおりになります。
 1.転職エージェントの利用登録WEBサイトから個人情報や就労状況を登録します。登録が必要な情報は、氏名・年齢・住所・電話番号・メールアドレス・障害種別および手帳の等級・出身校・現職および前職の所属企業・在籍

2.転職エージェントとの面談日程を調整する求人を紹介してもらうためには、転職エージェントとの面談が必要

 その面談で、あなたの障害内容やこれまでの職歴・経験、転職の希望条件を伝え、マッチする求人を紹介してもらうことになります。登録が完了すると、メールまたは電話で「初回面談」についての連絡が来ますので、都合の良い日程を伝えましょう。3.転職エージェントとの面談用に履歴書・職務経歴書を準備します。

3.事前に履歴書・職務経歴書の作成が必要

 面談にあたって、事前に履歴書・職務経歴書の作成が必要です。
 手書きで作る必要はないです。word,excelで作成しましょう。事前にデータで担当者に送付しておけば、当日持参する必要もありません。ここは面倒なところですが、エージェントに一度書類を提出しておけば、それを使っていくらでも書類応募してもらえるので、その後の手間がなくて良いです。書類応募の時点では志望動機を書かなくて済むのもポイント高い。面接に進めるかも分からない企業についていちいち調べるの面倒です。からね(面接選考に進むタイミングでは、志望動機も書いた履歴書・職務経歴書が必要です)。

4.転職エージェントと面談


就職・転職について相談、希望条件を伝える面談は一般的に、転職エージェントのオフィス内にある「面談ブース」で、担当者と一対一で行われます。面接ブースは小さな会議室で、他の利用者と顔を合わせたり、話を聞かれることはありません。大体受付は無人の電話受付なので、聴覚障害者はあらかじめ指定の日時に受付まで迎えに出てきてもらうように、メールで伝えておきましょう。

面接の内容は以下の通り


 エージェントの質問にこちらが答える形です。事前にしっかり準備しておく必要はありませんが、下記のリストを見て少し整理しておきましょう。その方が求人紹介までスムーズに話が進みます。

  自己紹介・これまでの職務経歴・スキル・実績・退職理由・現職(前職)の転職(退職)理由障害の内容・出来ること出来ないこと・通院や服薬・配慮してほしいこと希望する年収・就業場所・転職時期・職種や業界現在の転職活動状況(他のエージェントの利用)私は障害者採用の面接を沢山受けてきましたが、障害者が面接選考で聞かれることとほとんど同じです。(但し、ガチで一般採用と同じような面接を実施する所もありました。)
 現職(前職)の転職(退職)理由障害の内容・出来ること出来ないこと・通院や服薬・配慮してほしいこと希望する年収・就業場所・転職時期・職種や業界現在の転職活動状況(他のエージェントの利用)私は障害者採用の面接を沢山受けてきましたが、障害者が面接選考で聞かれることとほとんど同じです。(但し、ガチで一般採用と同じような面接を実施する所もありました。)
 面談時間はおよそ1時間から2時間程。少し時間はかかりますが、求人紹介に必要なのは初回の面談のみなので、後はメールのやりとりのみでOKです。

5.求人を紹介してもらう初回面談

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