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某私立大阪K高校での壮絶な1年間。(高校で野球をしようとしている中学生とその保護者に見てほしい)

プロフィール

2001年生まれ。大阪府岸和田市出身。北海道の北照高校で甲子園を経験。卒業後、2020年4月から通称iU(情報経営イノベーション専門職大学)に進学。現在は、ビジネスやITを専門的に学んでいる。

大阪K高校に入学することになった訳。

 
入学することになったきっかけを端的に言うと、第1志望の高校に入学することができなかったからです。

 甲子園でプレーをしたいという夢あり野球の強豪校に行きたかったので、第1志望の高校は東京ヤクルトスワローズの川端慎吾選手なども輩出した和歌山の強豪校、でした。市立和歌山は公立高校で家から通える場所にあるという両親の思いもあっての志望校でした。

 第2志望は数年前に大阪桐蔭を倒し甲子園に出場した大阪偕星高校(大阪K高校)でした。市立和歌山は公立高校なので、推薦ではなく一般入試で受けることになりました。第1志望校が決まったのは中学2年の冬あたりでした。そのときの僕の偏差値は36でした。市立和歌山の偏差値は47だったのでそのときは全然足りませんでした。このままではダメだと思ったので、親に頼み込んで塾に通い始めました。今まで全然勉強してこなかったのですが、その分伸びしろがあって1年間で偏差値49まで上がりました。しかし受験結果は不合格。そして第2志望の大阪偕星に進学することになりました。ちなみに後から知ったのですが、点数自体は合格点だったのですが内申点でダメだったみたいです。

入学してから


大阪偕星はスポーツ科があり野球部のほぼ全員がスポーツ科でした。僕は併願で受けたので総合ビジネス科という学科でした。スポーツ科と総合ビジネス科との大きな違いは練習の開始時間でした。スポーツ科は午前の授業が終わるとグラウンドに移動するのですが、総合ビジネス科は午後も授業があるのでそれが終わってから移動します。学校からグラウンドまでの距離が約20キロあり、スポーツ科はお昼にマイクロバスで移動するので僕は毎日20キロ、往復40キロを自転車で移動していました。(大体片道1時間半程かかりました) 

 スポーツ科と総合ビジネス科都の違いはもうひとつあり、それは扱いでした。同学年のスポーツ科はキャッチボールやノックなど普通に練習しているのに対して総合ビジネス科は入部してから1、2ヶ月は石拾いしかさせてもらえませんでした。その後はBチームでちょっとずつ参加させてもらえるようになりましたが、試合など一度も出たことはないし雑用していることの方が圧倒的に多かったです。


 僕が1年生の時の3年生の夏が終わり新チームが始まりました。みんな気合いが入っていてスタートダッシュはよかったのですが、だんだんと崩れていきました。そのは理由は複数あります。今回はその中でも大きな問題を挙げようと思います。

 まずは指導者の問題。指導者間の指導方針が定まっていなかったので、指導者一人ひとり言っていることが違うという現象が起きたり、部外者が急に指導に加わったりしということが起きました。
 2つ目の問題は上級生のボイコット。夜中に寮生全員が寮を脱走して実家に帰ってしまうという事件が起きました。

 そして最大の理由、不祥事。大阪偕星は暴力が日常的に行われていました。それに加えていじめや上級生数人のたばこ、パチンコなどが外部の人により発覚しました。その結果、高校野球連盟から6ヶ月間の対外試合禁止というペナルティーが科せられました。(詳しいことはネットに載っています)

 この環境で野球を続けるのは嫌になり、年末あたりから練習に行かなくなりました。両親には練習にいけと言われましたが、行っても雑用をするだけだし暴力いじめはあるし、どうしても練習に行くのは嫌でした。なので、行ったふりをして一日中大阪環状線をぐるぐる回っていたこともありました。クラスの中では勉強はできる方だったので、そのまま勉強して指定校推薦をもらってそこそこ有名な大学に行こうかなとも思っていました。

 しかし甲子園でプレーをしたいという夢を諦めきれなかったので、両親の提案と中学生時代の監督の協力で北海道の北照高校に編入させてもらうことになりました。その後、編入した北照高校は2年連続夏の甲子園に出場しました。

まとめ


 結局僕が伝えたかったことは、人生はいろんな選択肢や分岐点があります。その中で選択ミスや失敗することはあると思います。その選択ミスや失敗での経験は良い意味で僕を大きく変えてくれました。失敗で得た経験は今後の人生に役立つ宝物になります。なのでこれを読んでくださったなので方には行動を変えるのもよし、環境を変えるのもよし、失敗を恐れずにいろんなことに挑戦してほしいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。質問やご相談があればコメントやTwitterなど何でもいいのでお気軽にお声掛けください!
今後ともよろしくお願いします!

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