夜ノ帳社 とばり裏日記

miuroと藤澤によるアート&クラフトユニット “夜ノ帳社”の日記 yoru…

夜ノ帳社 とばり裏日記

miuroと藤澤によるアート&クラフトユニット “夜ノ帳社”の日記 yorunotobarisha.com

マガジン

最近の記事

メーキング・オブ・「やぎとまちの記録室」名刺

2024年、2本目の仕事は、長野県上田市にて活動している「やぎとまちの記録室」さんの名刺。完成品はこちら▼ 今回はこのメーキングを見ていきます。 「やぎとまちの記録室」のやぎかなこさんから名刺制作のご依頼をいただいたのが2023年9月ごろ。2024年2月にやぎさんへのヒアリングを行い、3月にかけ、やぎさんと一緒に屋号(やぎとまちの記録室)を考えるところから制作が進みました。 その後、別案件が入り、実際に手をつけはじめたのは2024年7月ごろ。やぎさんからは「ペン ・カメラ

    • メーキング・オブ・「リンゴト舎」名刺

      夜ノ帳社、2024年最初の仕事は、長野県松川町にて新たに立ち上がった「リンゴト舎」の名刺作り。完成品はこちら▼ 今回はこのメーキングの様子を紹介します。 リンゴト舎代表の須山造さんから名刺とロゴの作成依頼をいただいたのが2024年1月。その後、2月にmiuroさんと一緒に、実際に松川町を訪問して、須山さんのお話をお伺いいたしました。 その後、なんやかんやあり、実際の制作に着手したのは5月から。一番最初のラフスケッチ▼ 上記のラフスケッチを須山さんにみていただき、方向性

      • 踊場伝説 日記

        アヤカさんの「踊場伝説」を、最終日に駆け込みで観るために、東京から出向いた。久々の京都は、もうかなり肌寒くなっていた。 出町柳駅を降りたとき、土砂降りの雨が降りつけていて傘も意味なさず。これアヤカさん、大丈夫なのか…と考えながら、あっという間に浸水した靴で、会場に向かった。 豪雨の空き地の真ん中に、木の板でできた巨大なT字の舞台。「T」の横棒部分は高さ3mほどの高台になっていて、縦棒の方はゆるやかな坂となって地面へ降りている。合羽を着た観客たちが舞台の周囲を取り巻いていて

        • メーキング・オブ・中間アヤカ「踊場伝説」Tシャツ

          夜ノ帳社、2023年 2つめの作品は、KYOTO EXPERIMENT2023 京都国際舞台芸術祭 中間アヤカ「踊場伝説」にて販売したオリジナルの手刷りTシャツです。完成品はこちら↓ 今回はこのメーキングをみていきます。 もともと藤澤が「踊場伝説」にドラマトゥルクで参加していたこともあり、公演のTシャツを作ることが決まったのが7月の末。8月3日に中間アヤカさんにヒアリングし、実際に制作が動き出しました。 ▲そのヒアリングをもとに、miuroと藤澤の間でアイデア出し。「踊

        メーキング・オブ・「やぎとまちの記録室」名刺

        マガジン

        • 「やぎとまちの記録室」名刺
          1本
        • 「リンゴト舎」名刺
          1本
        • 中間アヤカ「踊場伝説」Tシャツ
          2本
        • 「BBG黒岩 ジャム&ジュース」ラベル
          1本
        • 「85工房」名刺
          1本
        • 「パクチーが苦手。あと、鎌倉生まれの彼について。」チラシ
          3本

        記事

          メーキング・オブ・「BBG黒岩 ジャム&ジュース」ラベル

          夜ノ帳社、2023年最初の仕事は、長野県小諸市のブルーベリー農家「ブルーベリーガーデン黒岩」が販売するジャム&ジュースのラベルです。完成品はこちら▼ 今回はこのメーキングの様子を見ていきます。 ブルーベリーガーデン黒岩の黒岩ご夫妻からラベルづくりの依頼をいただいたのが2022年10月。11月に一度、ご夫妻と夜ノ帳社でオンラインミーティングを実施しました。 その後、別案件が生じたため、制作は一時休止。2023年2月の頭に制作を再開しました。こちらが第一校。▼ ブルーベリー

          メーキング・オブ・「BBG黒岩 ジャム&ジュース」ラベル

          メーキング・オブ・「85工房」名刺

          2022年、2つ目の仕事は、「85工房」代表で発酵食品ソムリエの安徳希仁さんの名刺作り。完成品がこちら▼ 今回はこのメーキングの様子を見ていきます。 安徳さんから名刺の作成依頼を頼まれたのが、おそらく昨年2021年の3月。実際に名刺作りに動き出したのが12月末なので、依頼から約1年、完成まで約4ヶ月というこれまた長い道のりとなりました。 12月末に、miuroさんが上田にきて、安徳さんにヒアリングを実施。発酵食品に対する思いや、「85工房」という屋号に込めた意気込みをお聞

          メーキング・オブ・「85工房」名刺

          メーキング・オブ・「パクチーが苦手。あと、鎌倉生まれの彼について。」チラシ

          演劇と音楽をする団体「PAM」からの依頼で、出版記念公演「パクチーが苦手。あと、鎌倉生まれの彼について。」のチラシを制作しました。 完成品はコチラ▼ 今回はこの「パクチーが苦手。あと、鎌倉生まれの彼について。」のチラシがどのように作られていったのかを見ていきます。 1、コンセプトそもそもPAMより本チラシの制作依頼を頂いたのが2021年の1月。途中幾度の作業中断を挟みながら、完成まで約1年という長い道のりとなりました。 まず初めに、マンガパートのプロットと登場人物を決定。

          メーキング・オブ・「パクチーが苦手。あと、鎌倉生まれの彼について。」チラシ

          メーキング・オブ・『どこかで生まれて、どこかで暮らす。 上田にて』チラシ

          2022年1月5日(水)に犀の角にて上演する 木村玲奈ダンス作品『どこかで生まれて、どこかで暮らす。 上田にて』の公演チラシを作りました。完成したチラシはこちら▼ 通常のA4フライヤーの形ではなく、大判ハガキサイズ(120×235mm)です。84円切手でそのままDMを送れます。 今回はこのチラシがどのように出来上がっていったのかを見ていきます。 ▲一番最初のラフスケッチ(藤澤画)。10/2にmiuroさんと一緒に、振付家・ダンサーの木村玲奈さんにお会いしてヒアリングをしま

          メーキング・オブ・『どこかで生まれて、どこかで暮らす。 上田にて』チラシ

          別所沼の水をちょっと抜く

          10/2(土)、1年ぶりに東京へ行ってきました(緊急事態宣言もあけたので)。今回の東京出張は、新作のリサーチのため、ダンサー・振付家の木村玲奈さんにお会いしてお話を聞くことと、さいたま市の別所沼のほとりに建つ立原道造の「ヒヤシンスハウス」を見ることが目的です。 木村玲奈さんとお会いするのも1年ぶり。オンラインでは何回も会議をしているので、あまりお久しぶり感はなかったのですが。むしろmiuroさんとは顔を合わせるのも半年ぶりだったため、だいぶお久しぶり感を感じました。 この新

          別所沼の水をちょっと抜く

          夜ノ高速道路

          とばり裏日記を書くのも久しぶりすぎて、「日記」なのか「日誌」なのかパッと思い出せなかった。前回に更新したのが4月なので5ヶ月ぶりの更新。 なぜこんなにも更新していなかったかというと、単純に何もつくっていなかったから。正確には、作ってはいたけど完成に至らず、miuroさんとも互いの多忙を理由にあまり連絡をとっておらず、気づけば5ヶ月。 それでいま、気持ちをあらたに新作を手掛けている。演劇公演のチラシ制作。最近のクリエイションではだいたい、miuroさんと一度オンラインで話し合

          羊をめぐる冒険(2)

          お休みだったので、羊を見に長野市の茶臼山動物園へ行ってきました。茶臼山動物園は、篠ノ井駅から徒歩1時間の山の中腹にある動物園。長野県内では規模が大きい方の動物園です。 ▲善光寺平を一望できるところにあります。 今回のお目当てはもちろん羊。茶臼山動物園には、表から見えるところでも3匹の羊がいました。 羊の瞳孔は長方形なんですね。ずっと干し草を食べていました。 茶臼山動物園といえば、動物園と併設されている恐竜公園が有名。子供の頃、何回か遊びにいきました。いま見ると割と顔つ

          羊をめぐる冒険

          演劇プロデューサー・制作者・照明家の伊藤茶色さんから、自身がプロデュースする「劇壇百羊箱」のロゴ作りを依頼された。 そのため最近はもっぱら羊についてリサーチをしている。しかし羊に関する資料は、牛や豚などの他の家畜に比べてことさら少ない。日本人にとって羊は馴染みが薄い動物であるようだ。 そういうわけで今回のリサーチはわりと苦戦している。ただ、3月末にmiuroさんと一度webミーティングをし、ロゴ製作のいとぐちは掴めた・・・つもりでいたのだが、その後なかなか製作が進まず、一度仕

          メーキング・オブ・KURO-JAM

          NPO法人DANCE BOXの横堀Pから、3月19日(金)〜22日(日)にて京都芸術センターにて開催される中間アヤカ&コレオグラフィ『フリーウェイ・ダンス』の「フリマの時間」で何か売らないかとお誘いを受け、ブルーベリージャム「KURO-JAM」を売ることにし、そのオリジナルラベルを作りました。 ブルーベリージャムの仕入れ先は「ブルーベリーガーデン黒岩」さん。私もmiuroさんも大好きなブルーベリー農家さんです。 「KURO-JAM」オリジナルラベルの完成版は下記の通り▼

          メーキング・オブ・KURO-JAM

          初恋

          夜ノ帳社で新作を手掛けている。新作といいつつ、同時に3つくらいを並走させている。最近はずっと阿佐ヶ谷について調べていた。 先日、阿佐ヶ谷とは別の新作のリサーチのため、信州は小諸の「ブルーベリーガーデン黒岩」にお伺いした。ブルーベリーガーデン黒岩は、ブルーベリー農家であり劇作家の黒岩力也さんと、その奥さんの司白身さんが経営されているブルーベリー直売所。エメラルド色の三角屋根が可愛らしい。 しかしこの直売所、見た目に反して実は中は劇場となっている。もともと黒岩さんのお父様が建

          阿佐ヶ谷フィールドワーク一日目①

          2021年2月20日、阿佐ヶ谷フィールドワーク一日目。よく晴れて、上着も要らないほどあったかい日だった。 一緒に歩いてもらうこーたろうは昼過ぎまで仕事で、終わってから阿佐ヶ谷駅に来てくれたので、なんやかんや15:30くらいからのスタートになった。 こーたろうは阿佐ヶ谷駅で降りるのは初めてとのこと。まずはパールセンターを歩く。ずっとやってみたかったインスタライブを初めて使ってみる。当然ほとんど見てる人はいなかったと思うが、一休さんにライブ配信できたら良いかなというのと、創作

          阿佐ヶ谷フィールドワーク一日目①

          パールセンター つぶやき

          パールセンターとかスターロードとかすずらん通りとか、阿佐ヶ谷の通りの名前が好きだった。 阿佐ヶ谷パールセンターの上のマーク、織姫と彦星だったのかと今更気づく。 阿佐ヶ谷七夕まつり、去年はコロナで中止になってしまった。今年も難しいのだろうか。 織姫と彦星もソーシャルディスタンスなのだろうか。 miuro

          パールセンター つぶやき