見出し画像

メーキング・オブ・中間アヤカ「踊場伝説」Tシャツ

夜ノ帳社、2023年 2つめの作品は、KYOTO EXPERIMENT2023 京都国際舞台芸術祭 中間アヤカ「踊場伝説」にて販売したオリジナルの手刷りTシャツです。完成品はこちら↓

Tシャツ(裏)
Tシャツ(表)

今回はこのメーキングをみていきます。

もともと藤澤が「踊場伝説」にドラマトゥルクで参加していたこともあり、公演のTシャツを作ることが決まったのが7月の末。8月3日に中間アヤカさんにヒアリングし、実際に制作が動き出しました。

一番最初に描いたラフ絵

▲そのヒアリングをもとに、miuroと藤澤の間でアイデア出し。「踊場」という言葉をキーワードに、踊る人・猫・天狗・犬などを出すことに。また、「踊場伝説」の会場である京都市左京区の養正市営住宅6号棟跡地周辺の様子もいれることになり、集合住宅や川も入れることになりました。

▲シュルレア系の作家を参考に、少しずつイメージを膨らませていきます。

▲天狗のモチーフをいれたいことと、猫は1匹ではなく群れにしたいという藤澤の希望を反映しました。また、一枚絵ではなく、マンガのようにカット割を入れてみるなど試してみました。

▲いろいろと試した結果、1枚絵で行くことに。UFOが新たに加わりました。

「フリーウェイ・ダンス」の当日パンフレット

▲さらに描き込んでいきます。踊る人のモチーフを、中間アヤカ氏が過去に手がけた「フリーウェイ・ダンス」というダンス作品の当日パンフレットのモチーフから借用しました。

▲犬を新たに加え、また色味を実際のTシャツの仕上がりに近づけて完成です。このあと、この図をもとに版をつくり、シルクスクリーンで刷っていきました。▼

実際に刷っているときの様子
刷ったら乾かします
会場内での販売の様子。おかげさまでTシャツは全て完売。


(文・藤澤)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?